ネットフリックス<NFLX>
◎2025/12/5(金)終値100.24ドル-2.98ドル
◎同業のワーナー・ブロス・ディスカバリーの主要事業を買収することで合意したと発表し、巨額の資金負担による財務悪化が懸念され、前日比-2.88%安となりました
◎買収総額は負債を含めて827億ドルに上り、現金と株式交換によって支払われる予定です
◎一方で、トランプ政権が今回の買収に懐疑的な姿勢を示していることから、規制当局の承認が得られず買収が実現しないとの見方もあるようです
アルタ・ビューティー<ULTA>
◎2025/12/5(金)終値601.5ドル+67.55ドル
◎2025年8-10月期決算で、売上高29億ドル(前年同期比12.9%増)と一株当たり利益5.14ドルがともに市場予想を上回り、今期業績予想を上方修正したことを受け、前日比+12.65%の急騰となり上場来高値を更新しました
◎新規出店や既存店売上の増加に加え、英国の美容小売業者スペースNKリミテッドの買収効果やEコマースの好調さが寄与したようです
◎これを受け、2026年1月期今期の既存店売上高予想を従来の2.5~3.5%増から4.4~4.7%増へ、一株当たり利益予想を23.85~24.30ドルから25.20~25.50ドルへ引き上げたことも、好感されたようです
ダラー・ツリー<DLTR>
◎2025/12/5(金)終値122.44ドル+6.57ドル
◎好決算が引き続き好感され、前日比+5.67%の大幅高となりました
◎2025年8-10月期決算で、売上高が前年同期比9.4%増、一株当たり利益が1.21ドルとなり、ともに市場予想を上回りました
◎一部商品の価格を1ドル以上に引き上げる多価格帯戦略が成功し、高価格帯の商品への関心が高まったことで、収益性の向上につながったと評価されたようです
◎また、年収10万ドル以上の高所得層を含む来店客数が増加しており、節約志向の高まりを背景に幅広い顧客層を獲得していることも、好感されたようです
◎これを受け、あるアナリストが投資判断「買い」を維持し、目標株価を125ドルから130ドルに引き上げたことも、買い材料視されたようです
ダラー・ゼネラル<DG>
◎2025/12/5(金)終値132.37ドル+7.08ドル
◎好決算が引き続き好感され、前日比+5.65%の大幅続伸となりました
◎2025年8-10月期決算で、純売上高が前年同期比4.6%増、一株当たり利益が1.28ドルとなり、ともに市場予想を上回りました
◎在庫損失の減少や価格設定の改善により利益率が向上し、通期の売上高見通しを4.7%~4.9%増へ引き上げたことが好感されたようです
◎また、高所得層の顧客流入が続いていることや、あるアナリストが目標株価を引き上げたことも、買い安心感につながったようです
モデルナ<MRNA>
◎2025/12/5(金)終値27.7ドル+2.21ドル
◎フランスでの大規模な長期研究により、同社のCOVID-19ワクチンが安全かつ効果的であることが示されたことを受け、前日比+8.67%の急騰となりました
◎約2,800万人を対象とした調査で、ワクチン接種者は非接種者と比較してCOVID-19による死亡リスクが約75%低いことが明らかになりました
◎また、あらゆる原因による死亡リスクも25%低いことが示され、mRNAワクチンの長期的な安全性を裏付ける強力な証拠として投資家に好感されたようです
アドビ<ADBE>
◎2025/12/5(金)終値346.26ドル+17.53ドル
◎大規模な自社株買いプログラムの継続により、自社株買い利回りが8%近くまで上昇したことが好感され、前日比+5.33%の大幅高となりました
◎あるアナリストが強気の投資判断「オーバーウェイト」を維持したことも、投資家の買い安心感につながったようです
◎また、10日の取引終了後に発表を控える2025年9-11月期決算で、売上高と一株当たり利益の両方が成長すると予想されていることも、株価の勢いを回復させたようです
マイクロン・テクノロジー<MU>
◎2025/12/5(金)終値237.22ドル+10.57ドル
◎あるアナリストが目標株価を265ドルから270ドルに引き上げたことを受け、業績回復への期待から、前日比+4.66%高となりました
◎アナリストは、DRAM価格の上昇やAI(人工知能)向けHBM(広帯域メモリー)の需要増を背景に、近く発表される決算で利益が急回復すると予測しているようです
◎また、DRAM供給契約の多くが四半期ごとに価格改定されるため、価格上昇による恩恵を早期に享受できるとの見方も、買い材料となったようです
ルルレモン・アスレティカ<LULU>
◎2025/12/5(金)終値190.01ドル+6.41ドル
◎ダラー・ゼネラル<DG>が好決算を発表し、消費者支出の回復が示唆されたことで、連想買いが入り、前日比+3.49%高となりました
◎ダラー・ゼネラルの売上高増加は客足の増加によるものであり、消費意欲が依然として堅調であることが、同社を含むアパレルブランドにとっての好材料と受け止められたようです
◎また、株価が底値圏にありPER(株価収益率)14倍と割安な水準にあることや、インフレ緩和と低金利が今後の需要拡大の追い風になるとの見方も、投資家の買い意欲を刺激したようです
◎春に向けた新スタイルの導入による在庫の適正化や需要喚起への期待も、投資家の安心感につながったようです
ドキュサイン<DOCU>
◎2025/12/5(金)終値65.67ドル-5.43ドル
◎2025年8-10月期決算で売上高などは市場予想を上回ったものの、続く2026年1月期今期の見通しなどが市場の期待に届かず、前日比-7.63%安となりました
◎11-1月期の売上高予想は8億2,500万~8億2,900万ドルで、成長率が8-10月期よりも鈍化する見通しを示したことから、将来の成長性に対する懸念が広がったようです
◎この保守的な見通しを受け、複数のアナリストが目標株価を引き下げたことも、投資家心理を冷やしたようです
【関連記事】
・ロボティクスとフィジカルAIで注目の日米株10選
・エヌビディアはどうなる?米国のAI主力株7選
・年末年始の日米有望株8選
・高配当の優等生!「累進配当」関連の日本株12選
・米利下げ観測高まる!利下げメリット米国株18選
・割安解消期待!PBR1倍割れ銘柄一覧【2025年12月】
・アナリストの目標株価を30%超下回る割安な米国株5選【2025年12月】
