トレード・デスク<TTD>
◎2026/03/05(木)終値29.79ドル+4.62ドル
◎オープンAIとの提携協議が報じられたことを受け、将来的な収益拡大への期待から、前日比+18.35%高となりました
◎オープンAIがチャットGPTの広告事業を迅速に拡大させるため、トレードデスクと初期段階の協議を行ったと報じられました
◎提携が実現すれば、トレードデスクの広告自動化プラットフォームやターゲティング・分析技術が提供される見通しで、AIによる既存ビジネスの破壊を懸念していた投資家にとって強力な反転材料となったようです
◎オープンAIは2月にチャットGPTへの広告導入を試験的に開始しており、外部企業の支援を受けて広告の販売体制を早期に構築する方針のようです
セールスフォース<CRM>
◎2026/03/05(木)終値201.39ドル+8.31ドル
◎半導体株からソフトウェア株への資金シフトを背景に、前日比+4.3%高となりました
◎年初からAIによる既存ビジネスの破壊懸念で売られ過ぎていたソフトウェア株に対し、買い戻しが入っているようです
◎これまでAIインフラを担う半導体株へ集中していた資金が、AIを利用しているソフトウェア企業へ還流し始めているようです
◎同社のAIエージェント「Agentforce」の年間経常収益は、2025年5-7月期の4億4,000万ドルから直近の11-1月期には8億ドルへと、わずか6カ月間で82%急増しました。AIの価値創出を具体的な数値で示せている数少ない銘柄として見直されたようです
◎同様に全体相場が下落する中、アトラシアン<TEAM>+7.42%、モンゴDB<MDB>+6.41%、インテュイット<INTU>+6.05%、サービスナウ<NOW>+5.72%、スノーフレイク<SNOW>+5.46%、アップラビン<APP>+5.33%、クラウドストライク・ホールディングス<CRWD>+4.53%、ドキュサイン<DOCU>+4.34%、マイクロソフト<MSFT>+1.35%なども買われました
マーベル・テクノロジー<MRVL>
◎2026/03/05(木)終値75.68ドル-2.41ドル
◎この日の通常取引は-3.08%安で終えましたが、取引終了後に発表した決算を受けて、時間外取引で+14.66%高となりました
◎11-1月期の売上高22億1,869万ドルが市場予想22億675万ドルを上回り、一株当たり利益0.80ドルも市場予想0.79ドルを上回りました
◎2-4月期の売上高予想24億ドルが市場予想22億8,000万ドルを上回り、一株当たり利益予想0.79ドルも市場予想0.74ドルを上回りました
◎AI投資の拡大により、2027年1月期今期の売上高予想を100億ドルから約110億ドルへ引き上げたことも好感されたようです
◎データセンター事業が成長を牽引しており、今年中に米国の主要AIハイパースケーラー(巨大データセンターを運営する大企業)5社すべてに相互接続モジュールを供給する予定とのことです
ブロードコム<AVGO>
◎2026/03/05(木)終値332.77ドル+15.24ドル
◎好決算と強気な見通しに加え、相次ぐアナリストの目標株価引き上げを好感し、前日比+4.79%高となりました
◎11-1月期の売上高193億1,100万ドルが市場予想192億5,620万ドルを上回り、一株当たり利益2.05ドルも市場予想2.03ドルを上回りました
◎2-4月期の売上高予想220億ドルも市場予想205億ドルを上回りました
◎ホック・タン最高経営責任者(CEO)が、2027年度のAI向け売上高が1,000億ドルを突破するとの見通しを示し、従来の市場予想約850億ドルを大きく上回ったことがサプライズとなったようです
◎これを受け、あるアナリストが目標株価を420ドルから630ドルへ、別のアナリストも400ドルから420ドルへ引き上げたことも好感されたようです
ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL>
◎2026/03/05(木)終値95.43ドル-5.05ドル
◎中東情勢の緊迫化に伴う燃料コストの急騰を嫌気し、業績悪化への警戒感から前日比-5.02%安となりました
◎米国によるイラン攻撃を受けた供給不安から、ジェット燃料価格が2月27日の1バレル約105ドルから今週は約150ドルへ急騰し、世界的な需給逼迫が航空各社の採算を直撃するとの懸念が強まっているようです
◎ホルムズ海峡での船舶滞留やサウジアラビアの製油所へのドローン攻撃による操業停止が供給不足に拍車をかけ、コスト増が強く意識されたようです
◎これにより、アメリカン・エアラインズ・グループ<AAL>-5.37%、デルタ・エアラインズ<DAL>-3.94%なども売られました
バークシャー・ハサウェイ<BRK.B>
◎2026/03/05(木)終値500.4ドル+12.92ドル
◎自社株買いの再開と新CEOによる自社株買い増しが明らかになり、前日比+2.65%高となりました
◎2024年以来約2年ぶりとなる自社株買いを3月4日に実施したことが判明しました
◎バークシャーの方針では株価が「本質的価値」を下回ると判断した際に買い戻しが認められており、経営陣が現在の株価を割安と判断したことが好感されたようです
◎また、今年からCEOに就任したグレッグ・アベル氏が、自身の年俸に相当する約1,530万ドルの自社株を購入したことも発表しました
◎アベルCEOは今後もCEO在任期間中、報酬の全額を自社株購入に充てる意向を表明しており、株主との利益一致を図る姿勢も評価されたようです
◎バークシャーは12月末時点で3,733億ドルの巨額な現金を保有しており、アベルCEOは他の株式取得よりも自社株買いの方が理にかなっていると述べています
オクタ<OKTA>
◎2026/03/05(木)終値79.65ドル+7.91ドル
◎決算が好感され、前日比+11.02%高となりました
◎11-1月期の売上高7億6,100万ドルが市場予想7億4,952万ドルを上回り、一株当たり利益0.90ドルも市場予想0.85ドルを上回りました
◎自律的に機能するAIエージェントの普及に伴い、それらのID管理やアクセス制御を行うセキュリティ需要が拡大しているようです
◎主力のサブスクリプション収入が前年同期比11%増と堅調に推移したほか、今後12カ月間の収益指標である残存履行義務(cRPO)も25億1,000万ドルと市場予想24億5,000万ドルを上回りました
◎2027年1月期今期の売上高予想31億7,000万~31億9,000万ドルは中心値が市場予想31億7,000万ドルを上回り、一株当たり利益予想3.74~3.82ドルも市場予想3.66ドルを上回りました
◎トッド・マッキノンCEOは、AIエージェントの強力化に伴いサイバーセキュリティ機能の強化が不可欠であると強調しました
◎また、10億ドルの自社株買い枠を設定しており、株価は過小評価されているとして積極的に買い戻しを継続する姿勢を示したことも好感されたようです
ブッキング・ホールディングス<BKNG>
◎2026/03/05(木)終値4,613.28ドル+359.7ドル
◎AIによる既存ビジネスの破壊懸念が後退したことや、アナリストの好評価が好感され、前日比+8.45%高となりました
◎オープンAIがチャットGPT内での購買完結機能の計画を縮小し、特定のアプリ経由での決済に重点を移すと報じられたことが好感されたようです
◎予約サイトを介さない直接予約が普及し、同社のようなオンライン旅行代理店が排除されるとの市場の懸念が「誇張であった」と受け止められ、強力な買い戻しを誘ったようです
◎これを受け、あるアナリストが投資判断を「アウトパフォーム」とし、インターネット業種のトップピック(最有力買い銘柄)に選定しました
◎中東情勢緊迫化による旅行需要への影響についても、同社のイスラエル向けが宿泊数全体の1%程度、中東全体でも4%程度に留まることから、影響は限定的との見方が強まったようです
◎最高財務責任者(CFO)は会合で、複雑な払い戻し対応などにおいて自社のプラットフォームがAIチャットボットに対して圧倒的な信頼性優位にあることを強調しました
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