金(ゴールド)とビットコイン関連の株や投資信託11選

💡この記事のポイント

✅金(ゴールド)は地政学リスクの高まりで反発

✅ビットコインは下落率が大きく、安値もみ合い

✅金とビットコイン関連の日米株や投資信託をご紹介

🔎登場する主な銘柄

✅金関連:ニューモント住友金属鉱山三菱商事

✅ビットコイン関連:ストラテジーコインベースロビンフッド


目次

金(ゴールド)とビットコインの状況

ストラテジーやテスラがビットコインを保有

株や投資信託を通じて投資する方法も

金(ゴールド)関連

ビットコイン関連

金(ゴールド)とビットコイン関連の株や投資信託11選

金(ゴールド)とビットコインの状況

昨年以降、金(ゴールド)や暗号資産(仮想通貨)のビットコイン(BTC)価格の急騰が度々話題に挙がってきました 。古くから金は、「有事の金」と言われるように、戦争などの地政学リスクや経済的な混乱が高まったときに安全資産として買われる傾向があります。一方、ビットコインは「デジタル・ゴールド」とも呼ばれ、インフレヘッジ(物価上昇に備える)目的や、米国でのETF(上場投資信託)承認による機関投資家の参入などが価格上昇の背景として指摘されてきました。


足元の動きを見ると、金価格とビットコイン価格は一時の高値から調整局面にありましたが、新たな局面を迎えています。金価格の代表的な指標であるNY金先物は、2026年1月28日に一時5,600ドル台の史上最高値を記録した後、4,600ドル台まで調整していました。しかし、直近では中東での紛争拡大という地政学的緊張の高まりを受け、投資家が再び安全資産へ資金を振り向ける動きが強まっており、3月2日執筆時点で5,400ドル台まで急反発しています。


一方、ビットコイン価格は2025年10月に一時126,000ドルを突破したものの、2026年2月には6万ドル付近まで大きく調整しました。その後は安値もみ合いで、直近は66,000ドル前後で推移しています。しかし、トランプ政権が規制緩和を進める方針を示していることから、リバウンド局面での上昇期待も根強く残っているようです。


ストラテジーやテスラがビットコインを保有

そんな中、ビットコインを保有・運用するストラテジー<MSTR>の株価が急落しています。同社は、ナスダックに上場するソフトウェア事業を展開する会社でしたが、2020年8月からビットコインへの投資を始め、現在では世界最大のビットコイン保有企業として知られています。なお、近年では、ビットコインの運用を財務戦略に取り入れている企業を「デジタル・アセット・トレジャリー(DAT)」と呼んでいます。


同社の株価は2024年1月の50ドル近辺から上昇を開始し、同年11月には543ドルまで上昇し、テンバガー(10倍高)を達成しました。その後は乱高下しながらももみ合いが続いていましたが、昨年7月以降は、ビットコイン価格の急落に同調するかたちで値を下げ、今年2月5日昨年来安値104.17ドルまで下落し、直近は130ドル前後で推移しています。


一方、EV(電気自動車)メーカーのテスラ<TSLA>も長期的な投資目的とリスク回避のためのヘッジ資産としてビットコインを大量に保有しています。ただ、前述のストラテジーのように積極的にビットコインを売買しているわけではありませんので、今のところビットコイン価格が株価に大きな影響を与えることは少なそうです。同社の株価は、昨年12月22日に上場来高値498.83ドルをつけ、直近では400ドル前後で推移しています。


株や投資信託を通じて投資する方法も

金やビットコインには直接投資することもできますが、株式投資に比べて手数料や税金などのコストが割高な場合があります。代わりに、金価格に連動する投資信託やETF、金やビットコイン価格に連動しやすい株式などに投資すれば、直接投資よりも有利な運用ができる可能性があります。また、株式の場合は配当金がもらえる場合もあります。なお、株や投資信託はNISA(少額投資非課税制度)を活用すれば、利益に対する税金も非課税となり、さらに有利な面もあります。


ここからは、金とビットコインに関連する株や投資信託をご紹介します。


金(ゴールド)関連

ニューモント<NEM>

米国内外に所有する鉱山で金の採掘、製錬などを手がけています。売上高の約85%は金で、銀や銅なども生産しています。

予想配当利回りは0.79%とやや低いですが、配当を出していることも魅力です。


フリーポート・マクモラン<FCX>

主力の銅とモリブデンに加えて、金も採掘しています。グループ全体の品目別生産量は2024年時点で、銅が42億1,400万ポンド、モリブデンが8,000万ポンド、金が11万7,500ポンドに上ります。

予想配当利回りは0.88%です。


住友金属鉱山<5713>

金や銅、ニッケルなどの非鉄金属と電子材料が主力。世界有数の品質を誇る金鉱山「菱刈鉱山」(鹿児島県)を保有しており、日本株の中でも金関連の代表的な銘柄です。

予想配当利回りは1.4%です。


伊藤忠商事<8001>

総合商社の一角。貴金属取引も手がけています。また、銅・ニッケル・プラチナといったベースメタル・レアメタルの開発および探鉱に取り組んでいます。

予想配当利回りは1.88%です。


三菱商事<8058>

総合商社の一角。子会社を通じて、貴金属事業を展開しています。また、貴金属を裏付けとしたETFの「金の果実シリーズ」に信託委託者として貴金属現物(金・プラチナ・銀など)を拠出しています。

予想配当利回りは2.06%です。


金(ゴールド)コース(SPDRゴールド・シェア<GLD>)

金(ゴールド)価格の値動きに連動することを目指す世界最大級のETFです。金現物を直接購入・保有するのではなく、ETFを通じて金に投資するため、少額から手軽に始められます。


三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

国内の金価格の値動きに連動する投資成果を目指す投資信託です。金現物の購入と異なり、少額から手軽に金へ投資できる点が特徴です。金(ゴールド)コースと同様に、「つみたて投資」にも向いています。


ビットコイン関連

ストラテジー<MSTR>

ソフトウェア事業を展開する会社でしたが、2020年8月からビットコインへの投資を始め、現在では世界最大のビットコイン保有企業として知られています。


コインベース・グローバル<COIN>

暗号資産取引のプラットフォームを展開。ビットコインをはじめとする暗号資産取引の仲介サービスを提供しています。


ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

証券取引アプリなど金融サービスプラットフォームを展開。2025年12月には、暗号資産事業の拡大を発表しました。


SBIホールディングス<8473>

ネット証券大手。子会社を通じ暗号資産事業も展開し、販売所サービスや取引所サービスなどを提供するほか、さまざまな暗号資産を取り扱い、投資スタイルに合わせた資産運用を可能にしています。

予想配当利回りは2.97%です。



※予想配当利回り:米国株は2026年3月1日、日本株は2026年3月2日時点(出所:QUICK)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


記事作成日:2026年3月2日