日本郵船<9101>
◎2024/8/30(金)終値5,273円+101円
◎日経平均が8月初旬の下落後の高値を更新する中、割安株(バリュー株)で高配当株である同社が買われ、約7ヵ月半ぶりに年初来高値を更新しました
◎同社のPER(株価収益率)は6倍、PBR(株価純資産倍率)は0.83倍と割安な水準であることに加え、事業も好調であることから物色対象になりやすかったようです
◎また、配当金の権利付最終日が9月末に控えているため、高配当の海運株に買いが入り始めているようです
◎配当利回りは、日本郵船が4.93%、商船三井<9104>が5.34%、川崎汽船<9107>が3.97%の水準です
◎市場では、好業績を織り込んでいるハイテク株などより、割安で高配当の海運株は買いやすい面があるとの声もあるようです
◎ただし、コンテナ船の運賃市況にはピークアウトの兆しがあり、中東の地政学リスクも2025年には落ち着くとの見方があることから、業績への影響を警戒する向きもあるようです
◎株価は1月17日高値5,236円から4月3,936円へ下落、その後は5,200円まで回復するも8月5日安値3,971円へ下落。この日は一時5,280円まで上昇し年初来高値を更新しました
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