トヨタ自動車<7203>
◎2024/9/6(金)終値2,582.5円-33.5円
◎円高ドル安の進展から、前日比-1.28%下落し4日続落となりました
◎米国の景気減速懸念や今晩の米雇用統計を控え、米長期金利が低下し日米の金利差縮小が意識されたことで、一時1ドル=142円台まで円高ドル安が進行し、輸出関連株や自動車株は全面安となりました
◎米雇用統計が弱い結果だと、円高がさらに進む可能性があると見られているようです
◎ただ、5日に発表された新規失業保険申請件数が、前週と比べて減っていることから、米雇用統計はそこまで悪化しないのではないかと見ているアナリストもいるようです
◎なお、同社や日産自動車<7201>などによる電気自動車(EV)向け蓄電池を増産する報道もありましたが、反応は限られました
◎経済産業省が最大3,479億円を補助し、国内での製造能力を1.5倍に強化する計画ですが、現在の主流はハイブリッド車であることから、あまり材料視されなかったようです
◎また、ドイツBMW社と水素社会の実現と燃料電池自動車のラインアップ拡大に向け、燃料電池システムの開発やインフラ整備などに共同で取り組む提携を発表しましたが、こちらも材料視されませんでした
◎株価は3月27日上場来高値3,891円から下落基調が続いており、この日は一時2,552円まで下落しました
【関連記事】
・NY見通し-利下げ見通しを巡って8月雇用統計に注目
・【株価が動いた理由】イオン(9月6日)
・【株価が動いた理由】シースリー・エーアイ(9月5日)
・【株価が動いた理由】テスラ(9月5日)
・<2024年9月>日米株マーケットの注目ポイントと参考銘柄