ディスコ<6146>
◎2024/10/17(木)終値35,580円-530円
◎中国向け売上の減速懸念や、台湾セミコンダクター(TSMC)の決算を控え、国内の半導体関連株が売られる展開となり、前日比-1.46%の下落となりました
◎15日のASML決算で、深紫外線(DUV)露光装置の中国向け出荷が想定より早く減速する可能性が示され、国内の半導体関連企業も業績悪化が懸念されたようです
◎国内の半導体関連企業は、米政府が対中輸出規制を検討していることを背景に、中国企業からの駆け込み需要が増えていましたが、需要がピークアウトして中国向け売上が減速する懸念から売られたようです
◎また、この日発表される台湾セミコンダクター(TSMC)の2024年7-9月期決算発表への警戒から、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>などとともに売られました
◎ただし、前日のASMLの説明会でAI(人工知能)需要に対する強気の発言があったことから、エヌビディア<NVDA>などAI半導体関連株は上昇し、国内半導体関連銘柄の業績見通しを楽観的に見る向きもあるようです
◎加えて、27日投開票の衆議院総選挙で自民党の議席が過半数に満たない可能性があると報じられ、政権への不安定な見方も重荷になったようです
◎なお、ディスコも今日16時に決算発表を行いました
◎株価は7月11日上場来高値68,850円から9月9日安値31,730円へ下落、その後はおよそ35,000~40,000円程度で推移しており、この日は一時35,030円まで下落しました
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