【株価が動いた理由】日産自動車 -4.01%~円高ドル安と格下げで大幅安

【株価が動いた理由】日産自動車 -4.01%~円高ドル安と格下げで大幅安

日産自動車<7201>

 

◎2024/11/29(金)終値358.9円-15円

◎円高ドル安が進行し、前日比-4.01%の大幅安となりました

◎東京都区部の消費者物価指数(CPI)で、生鮮食品を除く総合の伸び率が市場予想を上回り、12月の日銀金融政策決定会合での利上げ観測が強まったことで輸出関連銘柄の自動車株が売られました

◎加えて、米利下げ観測も広がっていることから日米金利差の縮小が意識され、円高ドル安が進みやすい状況であることも背景にあるようです

◎さらに、金融格付企業のムーディーズ・ジャパンが日産自動車の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に格下げしたことも売り材料となったようです

◎市場では、「日産自動車はPBR(株価純資産倍率)0.22倍と割安ではあるものの、多くの経営課題を抱えていることから、株価が低くても買われにくい状態になっている」との声もあり、下げ止まらない状態が続いています

◎また、トランプ次期米大統領が同社の工場があるメキシコなどに対する関税を強化する方針を示していることや、EV(電気自動車)向けの補助金廃止を検討していることも嫌気されているようです

◎株価は3月22日年初来高値651.5円から下落傾向となり、この日は一時357円まで下落し年初来安値を更新しました

 

 

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公開日:2024.11.29

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