アドバンテスト<6857>
💡株価が動いたポイント
✅2025/3/31(月)終値6,472円-536円
✅始値6,658円、高値6,705円、安値6,451円
✅昨年来高値:10,430円、昨年来安値:4,473円
✅トランプ関税への警戒感などで半導体株は大きく売られ、前日比-7.65%の大幅安となりました
◎28日の米国市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比-2.95%下落したことを背景に、週明けの東京市場もアドバンテストなど半導体株は全面安となりました
◎SOX指数の下落はトランプ米政権の関税強化策や、マイクロソフト<MSFT>などハイテク企業がデータセンター向け設備投資を手控える傾向にあることが引き続き売り材料視されているようです
◎また、トランプ関税が半導体に追加で上乗せされる懸念から、ルネサスエレクトロニクス<6723>-11.21%、ソシオネクスト<6526>-8.83%、ディスコ<6146>-8.38%、SCREENホールディングス<7735>-6.98%、東京エレクトロン<8035>-6.57%など他の半導体関連株も大幅安となりました
◎メディアやアナリスト・レポートでは米国経済が「トランプ・リセッション(景気後退)」に陥るリスクを指摘するものも見られ始めており、これが景気敏感株売りに繋がっている面もありそうです
◎加えて、AI(人工知能)向けクラウドサービスを手がけるコアウィーブが28日にナスダック市場へ新規上場(IPO)したものの、公開価格を下回る株価で推移し、冴えない展開となったこともリスクオフに繋がったようです
◎コアウィーブはエヌビディア<NVDA>が支援しており、エヌビディアのグラフィック半導体をデータセンターに取り入れ、AIアプリケーションを展開する会社です
◎事前の期待の大きかったコアウィーブ上場が低調だったことから、出資するエヌビディアも前日比-1.58%の下落で4日続落となったことも嫌気されたようです
◎アドバンテストはエヌビディアへ半導体の試験装置をほぼ独占的に納入していることで知られ、業績や株価の連動性が強いことも背景にあるようです
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