今晩はFOMC議事要旨に注目。昨日は前日の株価下落の要因となった原油高や米債利回りの上昇が一服したことで主要3指数がそろって反発した。前日に398ドル安となったダウ平均は126.13ドル高(+0.30%)と反発し、S&P500も0.97%高となり、終値の過去最高値まで0.20%に迫った。ハイテク株主体のナスダック総合は1.45%高と大幅反発し、ダウ平均やS&P500をアウトパフォーム。半導体のエヌビディアが4.1%高、ブロードコムが3.23%高となったほか、アップル、メタ・プラットフォームズ、テスラも1.5%超上昇した。
今晩の取引では先行きの金融政策の見通しを巡り、取引時間午後に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨に注目が集まる。9月17日-18日に開催されたFOMCでは0.50%の大幅利下げが決定されたが、議論の内容から大幅利下げの理由や、年内の追加利下げのヒントを探ることになる。
今晩の経済指標・イベントはFOMC議事要旨のほかMBA住宅ローン申請指数、8月卸売在庫など。このほか、ボスティック米アトランタ連銀総裁、ローガン米ダラス連銀総裁、グールズビー米シカゴ連銀総裁の講演なども予定されている。主要な企業の決算発表はなし。(執筆:10月9日、14:00)
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