【株価が動いた理由】セブン&アイ・ホールディングス

【株価が動いた理由】セブン&アイ・ホールディングス

セブン&アイ・ホールディングス<3382>

  

◎2024/10/9(水)終値2,335円+105円

◎同社の買収を狙うカナダのアリマンタシォン・クシュタール(ACT)が買収価格を引き上げる提案をしたことが伝わり、前日比+4.7%の大幅高となりました

◎ACTは全株式を1株14.86ドル(2,200~2,400円程度)で取得する提案をしていましたが、セブン側は、企業価値を著しく過小評価しているなどの理由で拒否していました

◎今回の提案は、前日終値を2割超上回る1株18.19ドル(約2,700円)で、買収総額は前回の6兆円から7兆円規模になったようです

◎前回の提案当時はプレミアム(上乗せ幅)が乗った価格でしたが、その後のセブン株上昇や円高進行で提案額が割安になっていたことと、セブン側から今後の事業展開によって企業価値が高まる可能性が評価されていないと反論されたため提案額を修正したようです

◎セブン側は特別委員会で提案額が企業価値を適切に反映したものか、長期的な成長に繋がるものかなどを検討しているようですが、米国の競争法も課題としており、先行きは不透明な状況です

◎株価は8月5日年初来安値1,600円をつけてから当初の買収提案が報道された8月19日高値2,161円まで急騰し、その後は2,100~2,300円程度で推移していましたが、この日は一時2,492.5円まで上昇し上場来高値を更新しました

 

 

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公開日:2024.10.9

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