今晩はもみ合いか。昨日は金融株などの下落が重しとなりダウ平均が128.65ドル安(-0.29%)と反落したものの、S&P500が0.24%高、ナスダック総合も0.97%高とともに、2営業日続伸。S&P500は先週末に続いて最高値を更新し、ナスダック総合は11月11日以来の史上最高値更新となった。経済指標は11月ISM製造業PMIが48.4と前月分の46.5から改善し、市場予想の47.5を上回ったが、CMEのフェドウォッチ・ツールの12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げ確率は先週末の66%から75%に上昇し、政策金利据え置き確率は25%に低下した。
今晩は高値もみ合いか。トランプ次期政権の政策期待や米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待を背景とした年末ラリーへの期待が引き続き支援となることが期待される。ただ、主要3指数が最高値圏で推移していることや、週末金曜日に米11月雇用統計の発表を控えていることで、重要指標の発表を控えた様子見姿勢も強まりそうだ。今晩発表される10月JOLTS求人件数などの経済指標や金融当局者の発言などをにらんだ高値もみ合いとなりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは10月JOLTS求人件数や、クーグラーFRB理事、グールズビー米シカゴ連銀総裁発言など。企業決算は引け後にセールスフォースが発表予定。(執筆:12月3日、14:00)
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