今晩は引き続きもみ合いか。昨日は金曜日発表の米11月雇用統計を控えた様子見が強まりダウ平均が76.47ドル安(-0.17%)と小幅に2日続落した一方、S&P500が0.05%高とわずかながら3日続伸し、前日に続いて終値の過去最高値を更新した。ナスダック総合も0.40%高と3日続伸し、2日連続で取引時間中と終値の史上最高値を更新した。10月JOLTS求人件数が市場予想を上回る強い結果となったが、CMEのフェドウォッチ・ツールの12月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げ確率は前日の62%から75%に上昇し、12月の追加利下げ期待が強まった。
今晩は引き続き高値もみ合いか。今週は利下げ見通しを巡り、金曜日に発表される11月雇用統計(非農業部門雇用者数・失業率・平均賃金など)が最大の焦点となるが、今晩も雇用統計の前哨戦となる11月ADP民間部門雇用者数のほか、11月ISM非製造業PMI、11月S&Pグローバル総合・サービス業PMI確定値、10月耐久財受注、米地区連銀経済報告(ベージュブック)などが発表されるほか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の討論会での発言も予定され、経済指標や要人発言をにらんだ展開となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは11月ADP民間部門雇用者数、11月ISM非製造業PMI、パウエルFRB議長発言、米地区連銀経済報告(ベージュブック)など。企業決算は寄り前にダラー・ツリー、ホーメル・フーズ、引け後にシノプシスが発表予定。(執筆:12月4日、14:00)
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