【NY市場:3月31日】
★イーライリリー<LLY>
・2025/3/28(金)終値822.51ドル+0.84ドル
・30日開催の医学会議で発表されたデータにより、イーライリリーが開発した実験薬が遺伝性心臓病リスク因子を大幅に削減できることが明らかになったと報道
・臨床試験の中間段階で、遺伝的に受け継がれた心臓病の危険因子のレベルが大幅に低下
★ボーイング<BA>
・2025/3/28(金)終値173.31ドル-5.8ドル
・シンガポールの航空機リース会社BOCアビエーションが31日、ボーイング737-8型機50機を購入する契約を締結したと発表
・購入額は非公開
【今夜のマーケット展望】
◎NYダウ:2025/3/28(金)終値41,583.9ドル-715.8ドル
◎31日の米国株は、東京市場の全面安の流れを受け、トランプ関税への根強い警戒感やインフレと景気後退懸念で弱い展開が考えられるものの、売り一巡後に月末要因による買い需要や自律反発などから底堅さを見せる可能性も
◎前週に下落基調を強めたゼネラル・モーターズ<GM>など自動車株やエヌビディア<NVDA>など半導体株が下げ止まり、反発に転じるかが注目点
◎トランプ大統領は米国自動車メーカーに値上げをしないよう警告したとの報道を否定し、「外国からの輸入車が値上げしても気にしない、なぜなら、人々は米国製の車を買い始めるからだ」と発言
◎ゴールドマン・サックス<GS>の30日付けレポートでは、米国の関税をめぐる不確実性を理由に連邦準備理事会(FRB)は年内に0.25の利下げを3回行うと予想
◎同レポートではトランプ政権の関税強化により米国のインフレと失業率は上昇し、経済成長がほぼ停止状態に陥ると予想。2025年のインフレ予想を3.5%に引き上げ、GDP(国内総生産)予想をわずか1%に引き下げ、失業率予想を4.5%に引き上げ
◎トランプ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領が資源協定からの離脱を探っていると不満を表明。地政学リスク再燃も
◎NY金先物が3,155ドル超えで最高値更新。金(ゴールド)コース/SPDRゴールド・シェア<GLD>なども堅調か
◎半導体株は前週末までで、5日続落:ブロードコム<AVGO>、4日続落:エヌビディア<NVDA>、マイクロン・テクノロジー<MU>、アプライド・マテリアルズ<AMAT>、ラム・リサーチ<LRCX>
◎アルファベット<GOOGL>も先週25日高値170.63ドルから28日安値153.63ドルまで3日続落
◎主な決算発表: なし
◎注目の経済指標: 3月シカゴ購買部協会景気指数
(2025年3月31日16時30分執筆)