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連続増配の高配当米国株7選
連続増配の高配当米国株7選

株式投資で重要なのは、何といっても銘柄選び。でも、知らない企業も多い米国株では、判断も難しくなってしまいます。投資の判断材料はさまざまですが、なかでも有力な材料となるのが、株価動向配当でしょう。今回は、高配当銘柄の中でも注目銘柄を取り上げてみました。

 

※配当利回りは、2024年3月20日現在。

 

アルトリア・グループ<MO>

アルトリアは、たばこ事業を中核とし、「マールボロ」、「パーラメント」、「バージニアスリム」などの銘柄の製造販売を行っています。2022年10月には、日本たばこ産業<2914>と過熱式たばこ製品を手がけるホライゾン・イノベーションズを合弁で設立しています。

 

たばこ事業は世界的に厳しい状況ですが、業績は堅調に推移しています。何よりも特筆すべきは、予想配当利回りが9%近くであり、53年連続増配を続けていることでしょう。

 

株価は、昨年末から40ドル台の安値圏で推移していましたが、総額34億ドルに上る自社株買いの発表をきっかけに上昇基調に転換しています。

 

ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>

ベライゾンは米国大手の通信会社です。主力は米国最大の無線通信ネットワーク事業ですが、米国では通信事業は飽和状態に近いことから、業績は頭打ちとなっています。2023年通期も減収減益でしたが、新たな料金プランの導入で、第4四半期から携帯電話の契約数が増加しています。

 

株価は2023年10月には30ドル割れ目前まで下落しましたが、その後は緩やかな上昇トレンドをたどっています。

 

予想配当利回りも6.74%であり、17年連続で増配を続けています。

 

プロクター・アンド・ギャンブル<PG>

各種の一般消費財の製造を手がけ、180カ国以上で製品を販売しています。乳幼児用紙おむつ「パンパース」、衣料用洗剤「アリエール」「ボールド」、食器洗い用洗剤「ジョイ」、エアケア製品「ファブリーズ」、男性用シェーバー「ジレット」、電気シェーバー「ブラウン」などは日本でもおなじみです。

 

2023年10~12月(第2四半期)決算は、製品値上げにより、売上高が前年比4%増となりました。通期の売上高は4%~5%になると予想されています。株価は年明けから順調に上昇基調を辿っています。

 

予想配当利回りは2.36%であり、67年連続増配を続けています。

 

スリーエム<MMM>

スリーエムは日用品・工業品メーカーの大手です。1月23日に発表した2023年10〜12月期の決算は、売上高は前年同期比0.8%減の80億ドルと減収でしたが、大幅なコスト削減により、純利益が前年同期比75%増の9億4,500万ドルと回復しました。

 

ただ、2024年の通期予想が市場予想を下回ったことで、株価は大きく売られましたが、3月8日のヘルスケア部門のスピンオフ(分社化)をきっかけに上昇に転じ、順調に上昇しています。

 

予想配当利回りも5.97%であり、65年連続増配を行っています。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>

ジョンソン&ジョンソンは、世界各地で医薬品や医療機器などの開発・生産・販売を行っている医薬品の大手企業です。1月に発表した2023年10~12月(第4四半期)決算は、クローン病治療薬「ステラーラ」の販売好調が寄与し、売上高が前年同期比7.3%増の214億ドルとなりました。

 

ただ、「ステラーラ」は米国での主要な特許期限切れを迎えており、2024年の売上高が3%減となると予想されています。このため、2024年通期の全体の売上高を5~6%増と予想しており、株価は上値の重い展開となっています。

 

一方で、コンシューマーヘルス事業をスピンオフ(分社化)し、医薬品と医療機器事業での収益向上を図る計画で、今後の業績向上が期待できます。

 

予想配当利回りも3.07%であり、61年連続増配を行っています。

 

エクソン・モービル<XOM>

エクソン・モービルは石油メジャーの一角で、石油と天然ガス事業で探査・開発から精製・販売までを行っています。日本では「エッソ」でおなじみです。2月2日に発表した2023年通期決算は、原油価格の下落が影響し、純利益が前期比約35%減の360億1,000万ドルでした。ただ、原油価格の下落は、2022年のロシアのウクライナ侵攻で急騰した反動によるもので、価格が正常化したと見た方がよいでしょう。

 

株価も決算発表以降は、緩やかながら上昇トレンドをたどっています。

 

予想配当利回りも3.39%であり、41年連続増配を行っています。

 

インターナショナル・ビジネス・マシーンズ<IBM>

IBMは世界170か国以上で事業を展開する世界最大規模のIT企業です。1月24日発表した2024年の売上高見通しが4~6%増と市場予想を上回ったことで、株価は順調に上昇しています。

 

IBMの業績が好調な背景には、人工知能(AI)のさまざまな事業への拡大があり、今後も需要は一層増していくと見られています。

 

予想配当利回りも3.52%であり、27年連続増配を行っています。

 

記事作成日:2024年3月20日

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