「S&P500やオルカンだけ」ではなく組み合わせたいファンド6選

💡この記事のポイント

✅トランプ大統領の相互関税で株式市場は急落

✅金(ゴールド)価格は史上最高値を更新

✅金は資産防衛に活かすことができる

🔎登場する銘柄

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

新興国ハイクオリティ成長株式ファンド 愛称:未来の世界(新興国)

イーストスプリング・インド消費関連ファンド

日本好配当リバランスオープン

三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)


目次

「S&P500」や「オルカン」だけで安心?

金(ゴールド)や高配当株などにも目を向けてみよう

S&P500やオルカンに組み合わせたいファンド6選

「S&P500やオルカンだけ」ではなく組み合わせたいファンド6選

「S&P500」や「オルカン」だけで安心?

個人投資家に人気の投資信託と言えば、「S&P500」と「オルカン」。特にNISA(少額投資非課税制度)の「つみたて投資枠」では、この2つの投資信託が「二強」とされ、圧倒的な人気を博しています。

ちなみに、S&P500は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」、オルカンは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称です。投資の専門家の中には、初心者の投資先として、「この2つだけ買っておけばOK」とSNSや動画配信で紹介しているケースも目立ちます。


でも、将来の資産形成において、本当にこの2つだけで安心なのでしょうか?


確かに、この2つの投資信託は、2018年の設定以降、ともに大きなパフォーマンスをたたき出しています。S&P500に至っては、3倍弱のパフォーマンスです(2025年4月30日現在)。


でも、それはここ数年で米国株式市場が大きく上昇したのに加え、為替が円安に推移していたから。ここから先も同様のパフォーマンスが見込めるかどうかは約束されていません


S&P500は、米国の主要株価指数である「S&P500」に連動するように設計された投資信託。一方、オルカンは全世界の株式(オール・カントリー)に投資する投資信託ですが、実際には米国株式の比率が約65%となっています。つまり、ともに今後のパフォーマンスは、米国株市場の行方次第ということになります。


金(ゴールド)や高配当株などにも目を向けてみよう

投資のキホンは、「長期」「分散」「つみたて」です。もちろん投資信託ですので、複数の銘柄に分散投資はしていますが、資産防衛の観点に立てば、米国株式以外の金融商品にも分散したいところです。そこで、資産の一部を米国株以外で運用する投資信託に振り分けてみてはいかがでしょうか?


特にトランプ大統領就任後の米国株市場は、追加の関税政策などにより不安定な値動きが続いています。一方で、金(ゴールド)価格は、史上最高値を更新するなど、高値圏で推移してます。日本株市場も上値の重い動きが続いていますが、こんなときこそ高配当株を仕込む絶好のチャンスかもしれません。


今回は、米国株以外で運用する注目の投資信託をピックアップしました。

 

S&P500やオルカンに組み合わせたいファンド6選

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

✔️新興国株に分散投資できるインデックスファンド

✔️地域別は、中国29.7%インド17.8%台湾16.6%韓国8.9%、サウジアラビア3.9%

✔️組入上位には、台湾セミコンダクターテンセントアリババシャオミなど

✔️業界最低水準の運用コストを目指すeMAXIS Slimシリーズ

✔️NISA:つみたて投資枠・成長投資枠


新興国ハイクオリティ成長株式ファンド 愛称:未来の世界(新興国)

✔️新興国の株式や新興国で主に事業活動を行う企業の株式に投資

✔️対象銘柄は、競争優位性成長力があり、割安で質の高い企業

✔️組入銘柄数は、約25~50銘柄に厳選

✔️投資先は、中国35.2%インド27.1%韓国11.4%、米国9%、ブラジル7.8%

✔️NISA:成長投資枠

 

イーストスプリング・インド消費関連ファンド

✔️主にインドの消費関連株式に投資

✔️流通小売サービス業などの株式から絞り込み

✔️高収益高成長が続くと見込まれる銘柄に投資

✔️R&Iファンド大賞2024『投資信託10年/インド株式部門』優秀ファンド賞受賞

✔️NISA:成長投資枠

 

日本好配当リバランスオープン

✔️日本の好配当株に投資

✔️日経500種平均株価採用銘柄の内、予想配当利回りの高い上位70銘柄程度が投資対象

✔️各銘柄への資産配分は、概ね等金額となることを目指す

✔️毎月1回、組入銘柄の見直しと組入比率の調整(リバランス)を行う

✔️NISA:成長投資枠


三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

✔️国内の金(ゴールド)価格の値動きを捉えることを目指す

✔️現物資産の金に手軽に投資できるファンドとして人気

✔️金はリスク回避先としても好まれる

✔️株式とは違う値動きをする傾向があり、分散投資に役立つ

✔️NISA:成長投資枠


バンクローン・ファンド(ヘッジなし/年1回決算型)

✔️主に米国企業向けバンクローン(貸付債権)に投資し、高利回りの獲得を目指す

✔️投資対象のバンクローンは、信用リスクが高い分、利回りが相対的に高い

✔️一般的にバンクローンは担保付きのため、デフォルト(債務不履行)しても資金の回収率が高い

✔️組入銘柄の平均最終利回りは8.58%

✔️NISA:成長投資枠



記事作成日:2025年5月27日


金融商品取引法に基づく表示事項

●本資料をお客様にご提供する金融商品取引業者名等
商号等:PayPay証券株式会社 https://www.paypay-sec.co.jp
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第 2883号
加入協会:日本証券業協会
指定紛争解決機関:特定非営利活動法人 証券・金融商品あっせん相談センター
●リスク・手数料相当額等について
証券取引は、株価(価格)の変動等、為替相場の変動等、または発行者等の信用状況の悪化や、その国の政治的・経済的・社会的な環境の変化のために元本損失が生じることがあります。
お取引にあたっては、「契約締結前交付書面」等を必ずご覧いただき、
「リスク・手数料相当額等(https://www.paypay-sec.co.jp/service/cost/cost.html)」について内容を十分ご理解のうえ、ご自身の判断と責任によりお取引ください。

免責事項等
●本資料は、投資判断の参考となる情報の提供を目的とし、投資勧誘を目的としたものではありません。投資の最終決定はお客様ご自身の判断で行ってください。
●本資料は、信頼できると考えられる情報源に基づいて作成されたものですが、基にした情報や見解の正確性、完全性、適時性などを保証するものではありません。本資料に記載された内容は、資料作成日におけるものであり、予告なく変更する場合があります。
●本資料に基づき行った投資の結果、何らかの損害が発生した場合でも、理由の如何を問わず、PayPay証券株式会社は一切の責任を負いません。
●電子的または機械的な方法、目的の如何を問わず、無断で本資料の一部または全部の複製、転載、転送等は行わないでください。