上場来高値の半値以下!業績見通しが堅調な出遅れ日本株8選

💡この記事のポイント

✅日経平均が最高値圏の中、出遅れ株も

✅業績堅調で上場来高値から半値以下の銘柄に注目

✅長期的な反発に期待したい日本株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

日本M&Aセンター小野薬品工業オムロン


目次

日経平均が史上最高値!出遅れ銘柄に注目

日本M&Aセンターホールディングス<2127>

小野薬品工業<4528>

日本ペイントホールディングス<4612>

資生堂<4911>

オムロン<6645>

シスメックス<6869>

あおぞら銀行<8304>

SGホールディングス<9143>

上場来高値の半値以下!業績見通しが堅調な出遅れ日本株8選

日経平均が史上最高値!出遅れ銘柄に注目

好調な米国株市場に加え、国内では積極財政の姿勢を示す高市早苗氏が自民党総裁に選ばれ、その期待感から日経平均株価は史上最高値となる48,000円台乗せとなりました。ただ、上場来高値を更新する好調な銘柄がある中、いまだに安値圏に放置されている銘柄も散見されます。


今回は、上場来高値の半値以下に放置されている銘柄の中から、今期の業績が売上高・営業利益ともに良好な銘柄をピックアップしました。中には、高い配当利回りをつけ、長期的なリバウンドに期待したい銘柄もあります。


日本M&Aセンターホールディングス<2127>

中小企業向けのM&A(合併・買収)で業界最大手。全国の地銀や証券会社と連携。事業承継案件に強みがあります。


2026年3月期今期の業績予想は、売上高で前期比8.1%増、営業利益で同14.8%増を見込んでいます。2025年4-6月期は、成約件数が伸びたことに加え、1件当たりM&A売上高も高水準を維持しています。


上場来高値は、2020年12月の3,785円。予想配当利回りは3.93%と高水準で株価の下支え要因となりそうです(10月6日時点)。


株価は、9月2日年初来高値811.4円以降は調整局面に入っています。10月6日時点の株価は737円。反転に期待したいところです。


小野薬品工業<4528>

製薬準大手で、がん免疫阻害剤「オプジーボ」の普及拡大で急成長しています。


2026年3月期今期の業績予想は、売上高こそ微増ですが、営業利益は前期比42.3%増を計画しています。


上場来高値は、2016年4月の5,880円。予想配当利回りは4.64%と高水準で株価の下支えが期待できそうです(10月6日時点)。ディフェンシブ銘柄でもあるため、高い配当を受け取りながら長期スタンスで保有するのも一つです。


株価は上下動ありながらも、緩やかな上昇トレンドが継続しています。9月8日の1,776.5円を上回り年初来高値を更新してくれば、底打ち感が増しそうです。


日本ペイントホールディングス<4612>

自動車や建築用、工業用などで世界4位の総合塗料メーカーです。アジアや欧米、豪州など海外展開も積極的です。


2025年12月期今期の業績は好調で、売上高で前期比11.1%増、営業利益で同31%増を見込んでいます。


上場来高値は、2020年11月の2,796円。2022年以降、株価は1,000円前後で推移しています。年初来安値は今年2月12日の919円。1,000円割れのタイミングを狙いたい銘柄です。


株価は、2月12日年初来安値919円から8月8日年初来高値1,352円へ上昇。その後は大きく調整に入り、9月30日安値977.8円まで下落。ただ、下値は徐々に固まってきているようで、ここからの反騰に期待したいところです。


資生堂<4911>

化粧品で国内大手。海外では中国を中心に高級ブランドを積極的に展開しています。海外でのM&A(企業の合併・買収)にも力を入れています。


2025年12月期今期の業績予想は、営業利益で前期比78.2%増を見込んでいます。業績は下期偏重型で、年末に向けてのクリスマス商戦やインバウンド需要に期待できそう。


上場来高値は、2018年6月の9,250円です。本格的な上昇トレンドに入れば上値余地は大きそうです。


株価は6月以降、おおむね2,500円前後でのボックス圏で推移しています。2,700円を明確に上抜けてくれば、3月18日年初来高値2,968円が視野に入ってきそうです。


オムロン<6645>

制御機器大手。電子部品や車載部品、ヘルスケア分野にも展開しています。主力の制御機器は、半導体向け設備投資による需要が増加しています。


2026年3月期今期の業績予想は幅がありますが、営業利益で前期比3.6~20.3%増を見込んでいます。


上場来高値は、2021年12月の12,115円。予想配当利回りは2.39%です(10月6日時点)。


1月6日年初来高値5,336円から7月7日年初来安値3,503円へ下落。その後も4,000円台乗せが重かった株価ですが、10月6日には4,396円まで上がってきました。底打ち感が高まり、反転上昇が期待されるところです。


シスメックス<6869>

血液成分測定装置で世界トップシェアを抱える検体検査機器の大手企業です。


2026年3月期の業績予想は、売上高で前期比5.2%増、営業利益で同4.5%増を計画しています。


上場来高値は、2021年12月の5,241.7円。株価の上値が重い要因には、トランプ関税による影響への懸念や、2025年4-6月期決算が減収減益だったことがありそうです。予想配当利回りは1.99%です(10月6日時点)。


1月29日年初来高値3,063円から10月2日年初来安値1,763.5円まで下落。まずは9月10日高値1,924.5円を上回りたいところです。


あおぞら銀行<8304>

旧日本債券信用銀行。事業再編などに強みがあります。傘下にGMOあおぞらネット銀行も。


2026年3月期今期の業績予想は、経常利益で前期比70.8%増を見込んでいます。


上場来高値は、2006年11月の5,170円。ここ数年の連続増配で配当利回りは3.78%と高水準を維持(10月6日時点)。日銀が利上げ姿勢を継続すれば、株価には追い風となりそうです。株価は比較的安定的に推移していますので、押し目買いを狙いたいところです。


株価は、2024年1月高値3,301円から今年4月9日年初来安値1,671円へ下落。その後は上下動を繰り返しながらも着実に下値を切り上げ、直近は2,300円前後でのもみ合いとなっています。


SGホールディングス<9143>

子会社に佐川急便を抱える物流の大手企業です。


2026年3月期今期の業績予想は、売上高で前期比11.7%増、営業利益で4.7%増を計画しています。中長期的な観点では、内需型産業である宅配便は国内人口減少等の影響が見込まれる一方で、商取引金額に対するEC(電子商取引)割合の高まりが期待できそうです。


上場来高値は、2021年9月の3,440円。配当利回りは3.56%と魅力的です(10月6日時点)。


株価は、5月23日年初来安値1,385円から8月8日年初来高値1,763.5円へ上昇。以降は下落が続き1,500円を割っています。昨年の安値も2024年7月安値1,351.5円であり、すでに底値圏近くにあるだけに下げ止まりに期待したいところです。




※予想配当利回りは2025年10月6日時点(出所:QUICK)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


記事作成日:2025年10月7日


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