【株価が動いた理由】テスラ、エヌビディア、ブロードコム、マーベル・テクノロジー、ユニティ・ソフトウェア、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ、マイクロン・テクノロジー、ネットフリックス、ロビンフッド
目次

テスラ<TSLA>

エヌビディア<NVDA>

ブロードコム<AVGO>

マーベル・テクノロジー<MRVL>

ユニティ・ソフトウェア<U>

エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ<APD>

マイクロン・テクノロジー<MU>

ネットフリックス<NFLX>

ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

【株価が動いた理由】テスラ、エヌビディア、ブロードコム、マーベル・テクノロジー、ユニティ・ソフトウェア、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ、マイクロン・テクノロジー、ネットフリックス、ロビンフッド

テスラ<TSLA>

◎2025/12/8(月)終値439.58ドル-15.42ドル

◎あるアナリストが投資判断を「買い」から「中立」に引き下げたことを受け、利益確定売りなどが優勢となり、前日比-3.38%の反落となりました

◎このアナリストは、AIやロボット開発への期待から株価が上昇し、株価評価(バリュエーション)が適正水準に達したと判断したようです

◎また、米国でのEV(電気自動車)税額控除廃止や関税引き上げの影響により、2026年は販売が減速するとの見通しで、株価は不安定になると見ているようです

◎一方で、完全自動運転やヒューマノイドロボット「オプティマス」の評価を織り込み、目標株価は410ドルから425ドルに引き上げられています

 

エヌビディア<NVDA>

◎2025/12/8(月)終値185.55ドル+3.14ドル

◎この日の通常取引は前日比+1.72%高となりましたが、取引終了後にトランプ大統領が、エヌビディアのAI半導体「H200」の中国への輸出を条件付きで認めるとSNSで表明したことを受け、時間外取引で+2.34%上昇しました

◎主力製品より1世代前のモデル限定ではあるものの、巨大な中国市場への販売再開が収益機会の拡大につながると期待されたようです

◎トランプ大統領は、売上高の25%を米国政府が受け取ることを条件としているほか、最先端の「ブラックウェル」などは対象外としています

◎議会からは安全保障上の懸念から反発の声も上がっていますが、市場は規制緩和の動きをポジティブに受け止めたようです

 

ブロードコム<AVGO>

◎2025/12/8(月)終値401.1ドル+10.86ドル

マイクロソフト<MSFT>+1.62%と次世代カスタム半導体の設計について協議中と報じられ、収益拡大への期待から前日比+2.78%高となりました

◎報道によると、これまでマーベル・テクノロジー<MRVL>-6.98%が手掛けていた開発パートナーが同社に切り替わる可能性があるようです

◎また、11日に発表を控える2025年8-10月期決算への期待や、AI(人工知能)分野でのカスタム半導体需要の高まりも買い材料となったようです

 

マーベル・テクノロジー<MRVL>

◎2025/12/8(月)終値92ドル-6.91ドル

マイクロソフトがカスタム半導体のパートナーをブロードコム<AVGO>+2.78%に切り替える検討をしているとの報道を受け、前日比-6.98%の大幅安となりました

◎また、あるアナリストがアマゾン・ドット・コム<AMZN>-1.15%向けの次世代チップ受注競争で台湾の競合に敗れた可能性が高いと指摘し、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げたことも嫌気されたようです

◎一方で、JPモルガン・チェース<JPM>+0.05%のアナリストはこれらの懸念を「ノイズ」であるとして否定し、事業は順調であるとの見方を示し、投資判断「オーバーウェイト」と目標株価130ドルを維持しました

 

ユニティ・ソフトウェア<U>

◎2025/12/8(月)終値49.04ドル+3.26ドル

ウェルズ・ファーゴ<WFC>+0.25%のアナリストが投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に引き上げ、目標株価を42ドルから51ドルに引き上げたことが好感され、前日比+7.12%の続伸となりました

◎アナリストは、アプリストアの手数料(約30%)からより安価な直接支払い(約5%)へのシフトが進んでおり、同社の新プラットフォーム「ユニティ・コマース」がその恩恵を受けると分析しているようです

◎また、2026年のモバイルゲーム広告市場の回復や、ゲーム制作サイクルの短縮化などが追い風となり、売上高成長が加速するとの見通しも、投資家の期待を高めたようです

 

エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ<APD>

◎2025/12/8(月)終値236.05ドル-24.64ドル

◎ノルウェーのヤラ・インターナショナルとアンモニア事業での提携に向けて協議中であると発表したことを受け、前日比-9.45%の急落となりました

◎提携案によると、ヤラが同社のルイジアナ州にあるアンモニア施設を80億~90億ドルで買収し、同社が25年間にわたり水素を供給する契約などが含まれています

◎しかし、提携による利益やリスクについての詳細が不明確であることを嫌気し、売りが膨らんだようです

 

マイクロン・テクノロジー<MU>

◎2025/12/8(月)終値246.92ドル+9.7ドル

◎あるアナリストが目標株価を200ドルから300ドルに引き上げたことなどが好感され、前日比+4.08%高となりました

◎このアナリストは、ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)による設備投資の増加を背景に、2026年分のDRAMやNAND販売の割り当てが完了し、すでに2027年分の交渉が始まっていると指摘したようです

◎また、コンシューマー向け事業からの撤退とAI向けHBM(広帯域メモリー)への集中という戦略転換や、需給の引き締まりによる価格上昇が収益を押し上げるとの期待も、買い材料となったようです

 

ネットフリックス<NFLX>

◎2025/12/8(月)終値96.79ドル-3.45ドル

◎先日合意を発表した同業のワーナー・ブロス・ディスカバリーの買収案件に対し、パラマウントが敵対的買収を提案したことを受け、先行き不透明感から前日比-3.44%安となりました

◎パラマウントの提案は一株当たり30ドルの現金買収で、ネットフリックスの合意額(現金と株式で27.75ドル)を上回る条件となっており、買収合戦への発展や合意破談のリスクが懸念されたようです

◎また、トランプ政権がネットフリックスによる買収に懐疑的な姿勢を示している一方、パラマウント陣営はトランプ氏と近い関係にあると報じられており、規制当局の承認を巡る不確実性が高まったことも重荷となったようです

 

ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

◎2025/12/8(月)終値136.43ドル+4.48ドル

◎インドネシアの証券会社および暗号資産(仮想通貨)取引業者の2社を買収することで合意したと発表し、海外事業の拡大期待から前日比+3.39%高となりました

◎これにより、人口2億8,000万人を超え、多くの暗号資産投資家を抱えるインドネシア市場への本格参入を果たすことになります

◎買収は2026年上半期に完了する見込みで、アジア太平洋地域での成長戦略を加速させる動きとして投資家に好感されたようです

 

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