先行き不透明な相場でも株価堅調な高配当の米国株8選

💡この記事のポイント

✅不安定な相場では高配当株は有力な選択肢

✅下落しても高配当による株価の下支えが期待できる

✅株価堅調な高配当な米国株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

EOGリソーシーズデューク・エナジーAT&Tコカ・コーラ


目次

株価の下支えも期待できる高配当株

EOGリソーシーズ<EOG>

ウィリアムズ・カンパニーズ<WMB>

デューク・エナジー<DUK>

サザン・カンパニー<SO>

エーティー・アンド・ティー<T>

ユニオン・パシフィック<UNP>

コカ・コーラ<KO>

ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>

連続増配25年以上は「配当貴族」、50年以上は「配当王」

先行き不透明な相場でも株価堅調な高配当の米国株8選

株価の下支えも期待できる高配当株

米国とイスラエルによるイランへの攻撃以降、米国株市場には動揺が広がり、多くの銘柄の株価が急落を余儀なくされました。特に、主要株価指数のNYダウは、3月5日には値幅にして一時1,100ドル以上急落しました。今回の地政学リスクは、長引く可能性もあり、しばらくの間、株式市場は乱高下しそうです。


こうした不測の事態では、高配当株は株式投資において有力な選択肢の一つです。株価が下がると配当利回りが高くなり、平時よりも魅力が増すことで株価の下支えも期待できるためです。ただし、高配当といっても、一概に配当が高ければいいというものではありません。何かの特殊要因で、一時的に配当が高くなっているケースもあるからです。また、異常な高配当は将来的に減配のリスクも抱えています。


そこで今回は、株価が堅調で業績も比較的安定している高配当株をピックアップしました。


EOGリソーシーズ<EOG>

米国のシェールオイル・ガス開発を牽引する、独立系の探鉱・生産企業です。同社は精製などの部門を持たないため、資源価格の動きが業績に反映されやすいという特徴があります。

2月24日に発表した2025年10-12月期決算は、売上高が前年同期比で0.9%増、一株当たり利益2.27ドルは前年同期の2.74ドルは下回りましたが市場予想の2.2ドルは上回りました。また、四半期配当を1.02ドルとしており、株主還元姿勢も注目されています。

予想配当利回りは3.16%


株価は2025年12月昨年来安値101.59ドル以降、上昇基調に転じました。今年3月6日高値134ドルまで買われました。


ウィリアムズ・カンパニーズ<WMB>

天然ガスのパイプライン輸送や貯蔵、処理などを手がける「中流」のエネルギーインフラ企業です。自ら採掘を行うのではなく、インフラの利用料が収益の柱となるため、資源価格の変動に左右されにくく、比較的安定した経営が期待できるのが魅力です。

2月10日に発表した2025年12月期前期決算は、最終利益が前々期比18%増の26.15億ドルと、しっかりとした増益を確保しました。あわせて2026年の配当を前々期比で5%増額し、年換算で2.1ドルとすることも公表しています。

予想配当利回りは2.84%


株価は2025年4月昨年来安値51.58ドルを底に持ち直す動きが続いています。今年3月2日には76.87ドルの上場来高値を更新するなど、堅調な推移を見せています。


デューク・エナジー<DUK>

電気、ガスなどのインフラストラクチャー事業を手がけています。再生可能エネルギーへの投資も積極的に行っています。

2月9日に発表した2025年12月期前期決算は、売上高が前々期比6.2%増、営業利益は同8.8%増と増収増益でした。今回のイラン攻撃による全体相場急落時も逆行高しています。

予想配当利回りは3.32%


株価は2025年12月安値113.9ドルを底に順調に値を上げ、今年3月4日には上場来高値132.66ドルをつけました。


サザン・カンパニー<SO>

子会社を通じて発電・売電などの公益事業を手がけています。

2月18日に発表した2025年12月期前期決算は、売上高が前々期比10.6%増、営業利益は同3.1%増でした。前期配当を前々期から0.08ドル引き上げて2.94ドルとしています。連続増配年数は20年以上です。

予想配当利回りは3.1%


株価は2025年12月安値83.8ドルを底に順調に値を上げ、今年3月4日には高値98.08ドルまで買われました。


エーティー・アンド・ティー<T>

電話サービス会社で、無線通信やインターネット関連の事業も手がけています。

1月28日に発表した2025年12月期前期決算は、売上高が前々期比2.7%増、営業利益は同26.8%増と増収大幅増益でした。今回のイランへの攻撃で全体相場が大きく急落するなかでも堅調に推移しています。

予想配当利回りは3.87%


株価は1月27日昨年来安値22.95ドルから急速に回復し、2月12日には昨年来高値29.3ドルまで上昇しました。


ユニオン・パシフィック<UNP>

米国の鉄道会社で、主要子会社のUnion Pacific Railroad社は米国西部23州をカバーしています。

1月27日に発表した2025年12月期前期決算は、売上高が前々期比1.1%増、営業利益は1.4%増と増収増益でした。前期配当を前々期から0.16ドル引き上げて5.44ドルとしています。

予想配当利回りは2.16%



株価は1月20日安値219.98ドルから上昇、3月2日には昨年来高値268.14ドルを付けています。


コカ・コーラ<KO>

ノンアルコール飲料などの製造・販売・流通をグループで手がけています。

2月10日に発表した2025年12月期前期決算は、売上高が前々期比1.9%増、営業利益は37.7%増と増収大幅増益でした。前期配当を前々期から0.1ドル引き上げて2.04ドルとしています。連続増配年数を更新し、64年となりました。

予想配当利回りは2.75%


株価は2025年1月7日昨年来安値60.62ドルから上昇し、今年2月27日昨年来高値82ドルまで値を上げましたが、直近は全体相場にツレ安して、調整しています。


ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>

子会社を通じて無線・有線の通信関連製品・サービスを提供しています。

1月30日に発表した2025年12月期前期決算は、売上高が前々期比2.5%増、営業利益は2%増と増収増益でした。前期配当を前々期から0.05ドル引き上げて 2.735ドルとしています。

予想配当利回りは5.5%


株価は長い間、40ドル台前半で推移していましたが、3月4日には昨年来高値51.41ドルまで上昇しています。


連続増配25年以上は「配当貴族」、50年以上は「配当王」

これらの銘柄のほかにも、S&P500の構成銘柄で25年以上の連続増配を行っている企業は69社あり、「配当貴族」と呼ばれています。また、50年以上の連続増配を行っている企業は「配当王」と呼ばれています。こうした銘柄を参考に投資を考えるのも一つの方法でしょう。



※予想配当利回りは2026年3月6日時点(出所:QUICK)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません



記事作成日:2026年3月9日