50年以上連続増配!「配当王」米国株11選

💡この記事のポイント

✅配当王=50年以上連続増配している企業

✅安定的なビジネスモデルが長期的な連続増配の背景

✅安定した収益基盤や世界的なブランド力のある米国株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

プロクター・アンド・ギャンブルコカ・コーラジョンソン・エンド・ジョンソンウォルマートアルトリア・グループ

 

目次

プロクター・アンド・ギャンブル<PG>

ロウズ・カンパニーズ<LOW>

ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>

コカ・コーラ<KO>

コルゲート・パルモリブ<CL>

アルトリア・グループ<MO>

ベクトン・ディッキンソン<BDX>

ペプシコ<PEP>

アボット・ラボラトリーズ<ABT>

アッヴィ<ABBV>

ウォルマート<WMT>

初心者の方へ

50年以上連続増配!「配当王」米国株11選

長期資産形成において、配当金は資産を着実に積み上げるための強力なエンジンとなります。しかし、配当金は業績等により増減したり出ない場合もあります。そこで重要なポイントとなるのが、配当金の「安定感」です。長年、配当金を出し続けている企業であれば、安定的に配当金を出せるビジネスモデルであることが期待できそうです。

 

中でも特に注目したいのが、25年連続増配の「配当貴族(Dividend Aristocrats)」をさらに上回り、50年以上連続で増配を続けている「配当王(Dividend Kings)」と呼ばれる米国株です。半世紀以上にわたり、戦争やオイルショック、リーマンショック、そしてパンデミックといった幾多の困難を乗り越えながらも、毎年株主への還元を増やし続けてきた企業の底力は、投資家にとって大きな安心感となります。こうした企業は、安定したキャッシュフローを生み出す強固なビジネスモデルと、株主還元を重視する経営姿勢を長期間にわたって証明しています。

 

長期間にわたって配当を増やし続ける企業に投資をすれば、毎年の配当金の積み重ねだけでいつか投資元本を上回る可能性もあります。また、配当を再投資し続けることで複利効果を味方につけ、将来の大きな資産形成につなげることも期待できるでしょう。特にNISA(少額投資非課税制度)であれば配当金にも非課税メリット(※)が加わりますので、上手に活用したいものです。

※米国にて10%が源泉徴収され、差し引かれた金額に対して日本での税金が非課税となります。

 

 

プロクター・アンド・ギャンブル<PG>

アリエールやパンパースなどで知られる日用品の世界最大手です。創業以来135年以上も配当を支払い続けており、増配記録は69年連続という驚異的な実績を誇ります。2025年4月にも約5%の増配を発表するなど、株主還元を重視する姿勢がうかがえます。生活必需品を扱っているため景気後退局面でも業績が安定しやすく、長期保有の安心感が高い銘柄といえるでしょう。

予想配当利回りは2.68%。

 

ロウズ・カンパニーズ<LOW>

住宅リフォーム用品や家電などを販売する、全米2位のホームセンター大手です。米国特有の住宅DIY文化を背景に成長し、65年連続で増配を続けています。配当性向を比較的低く抑えながら増配を続けているため、将来的な増配への余力も期待されます。住宅市場の動向には左右されますが、長期的には安定したキャッシュフローを生むビジネスです。

予想配当利回りは1.66%。

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>

医薬品・医療機器などを手掛ける世界的ヘルスケア企業です。生活インフラに近い医療需要を背景に、比較的安定したキャッシュフローが期待されやすいです。配当面では63年連続で増配を続けてきた圧倒的な実績が魅力です。景気局面にかかわらず需要が見込まれやすい医療分野という点も含め、長期保有の考え方と非常に相性が良い銘柄と言えるでしょう。

予想配当利回りは2.23%。

 

コカ・コーラ<KO>

世界200以上の国と地域で飲料ブランドを展開するグローバル企業です。強力なブランド力と世界中に張り巡らされた販売網を背景に、63年連続で増配を続けています。著名投資家ウォーレン・バフェット氏が長年保有している銘柄としても有名で、安定した収益力から増配の継続姿勢が非常に強く意識されています。新興国での需要拡大も期待できる、高配当投資の王道的な存在です。

予想配当利回りは2.76%。

 

コルゲート・パルモリブ<CL>

歯磨き粉や石鹸などのケア用品で世界的に高いシェアを誇る企業です。世界各地に展開しており、特に新興国市場での存在感が高いことが特徴です。100年以上も配当を欠かさず支払い続けており、63年連続の増配を達成しています。私たちの衛生的な生活を支える製品群は需要が途絶えにくく、不況時でも安定した配当成長が期待できる銘柄の一つです。

予想配当利回りは2.3%。

 

アルトリア・グループ<MO>

マールボロなどのブランドを持つ米国最大のタバコメーカーです。タバコ事業は設備投資が抑えられる一方で非常に高い収益性を持ち、そのキャッシュフローを惜しみなく株主に還元する姿勢が特徴です。58年連続で増配を続けており、高い配当水準で注目されやすい銘柄です。社会的な規制などの課題はありますが、配当額を長年にわたって増やし続けている実績は注目に値します。

予想配当利回りは6.71%。

 

ベクトン・ディッキンソン<BDX>

医療用注射針や検査器具など、医療現場の基盤となる製品を供給するメドテック企業です。医療インフラを支える不可欠な存在であり、景気に左右されにくい安定した需要が強みです。54年連続で増配を続けており、長期間にわたって医療の進歩とともに成長してきました。地道に株主への還元を積み重ねてきた実績には強い安定感があります。

予想配当利回りは1.83%。

 

ペプシコ<PEP>

飲料のペプシだけでなく、スナック菓子のレイズやドリトスなども手掛ける食品・飲料の巨人です。飲料とスナック菓子の両輪で安定した利益を稼ぎ出すビジネスモデルが特徴で、53年連続の増配を達成しています。日常生活に根ざした商品が多く、インフレ局面でも価格改定などで対応しやすいブランド力を持っている点が大きな強みです。

予想配当利回りは3.5%。

 

アボット・ラボラトリーズ<ABT>

診断薬、医療機器、栄養剤などで世界をリードするヘルスケア企業です。100年以上の歴史を持ち、1924年から配当を一度も欠かすことなく、増配は53年連続となっています。多角的な事業展開によって特定の製品への依存度が低く、安定したキャッシュフローを生み出し続けている点が評価されています。

予想配当利回りは2.18%。

 

アッヴィ<ABBV>

アボット・ラボラトリーズから分社化したバイオ医薬品大手です。関節リウマチ治療薬などの主力製品を持ち、高い収益性と成長性を兼ね備えています。アボットから2013年に分社化したアッヴィですが、前身のアボット時代からの歴史を含めて53年連続の増配を維持しており、製薬業界を代表する配当王の一角として知られています。積極的な株主還元姿勢は市場からも高く評価されています。

予想配当利回りは3.08%。

 

ウォルマート<WMT>

安売りを武器に世界最大の売上高を誇る小売企業です。圧倒的な規模のメリットを活かした価格競争力で、インフレや景気後退の局面でも消費者の支持を集めています。一株当り利益成長に合わせて52年連続の増配を実現しており、小売業という競争の激しい業界で半世紀以上も増配を続けている底力は驚異的です。

予想配当利回りは0.73%。

 

※ご紹介した予想配当利回りは、2026年2月11日終値時点の情報を元にしています。

 

 

初心者の方へ

配当王のような長期的に連続増配している企業は、安心感の材料になりやすいですが、将来を保証するものではありません。

 

また、配当王=高配当株というわけではないですし、配当王と言えども事業環境の変化などで、いつかは連続増配がストップする可能性もあります。業績や配当政策の変化には注意が必要ですので、定期的にチェックするようにしましょう。

 

 

記事作成日:2026年2月12日

 

 

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