バフェットが三菱商事を買い増し!「値上がり」も「配当」も狙える総合商社株

💡この記事のポイント

✅ バフェット氏が三菱商事株を買い増し

✅ 保有比率は10%超へ

✅「 値上がり」も「配当」も狙える総合商社株をご紹介

🔎登場する銘柄

三菱商事伊藤忠商事三井物産丸紅住友商事


目次

バフェットの買い増しで脚光を浴びる「総合商社」

三菱商事<8058>

伊藤忠商事<8001>

三井物産<8031>

丸紅<8002>

住友商事<8053>

バフェットが三菱商事を買い増し!「値上がり」も「配当」も狙える総合商社株

バフェットの買い増しで脚光を浴びる「総合商社」

「投資の神様」として知られるウォーレン・バフェット氏が、三菱商事<8058>の株を買い増し、保有比率が9.74%から10.23%に高まったことが判明し話題になりました。さらに、三井物産<8031>と伊藤忠商事<8001>の株も買い増し、住友商事<8053>、丸紅<8002>を含む5大商社株に注目が集まりました(2025年8月28日)。


バフェット氏は5大商社株について、保有割合の上限(従来9.9%%)を適度に緩和することで合意しています。長期保有を前提に段階的に持ち分を増やす方針を示し、「今後50年は売却を考えない」意向を表明していました。その背景には、総合商社の特徴として世界中でビジネスを展開し、特定の分野に左右されにくい安定した収益基盤があり、累進配当(減配せず、配当を維持または増配すること)による増配自社株買いといった積極的な株主還元も期待できるからでしょう。


こうした特徴を持つ総合商社株は、「値上がり益」と「配当」の両取りを狙える投資先として、個人投資家からも一定の人気があります。


この記事では、バフェット氏の評価も高い5大商社株の特徴をご紹介します。


三菱商事<8058>

時価総額13兆円を超える日本最大の総合商社。天然ガス、石油・化学、金属資源などの資源分野に強みを持ち、世界中に広がるネットワークを活かして、エネルギーの安定供給に貢献しています。


近年は、再生可能エネルギーやデジタル技術を活用した次世代の街づくり(スマートシティ)など、非資源分野の事業にも力を入れています。安定した収益基盤と将来性のある事業展開を両立させている点が投資家から高く評価されています。


株価は、4月7日年初来安値2,257円から上昇傾向で、9月19日に3,634円まで上昇し、年初来高値を更新しました。上場来高値は3,775円です。


予想配当利回り:3.11%


伊藤忠商事<8001>

非資源分野に強みを持つ総合商社。祖業である繊維事業や、食料、住生活、情報・金融など、私たちの生活に身近な分野で高い収益を上げています。コンビニエンスストア大手のファミリーマートを傘下に持ち、消費者向けのビジネスで独自の地位を築いています。


資源価格の変動に業績が左右されにくい安定した収益構造が特徴で、過去最高の純利益を何度も更新するなど、着実な成長を続けています。


株価は、4月7日年初来安値5,873円から上昇傾向で、9月19日に8,860円まで上昇し、上場来高値を更新しました。


予想配当利回り:2.31%


三井物産<8031>

金属資源エネルギー分野などを事業の中核とする総合商社。鉄鉱石や原料炭などの資源開発に古くから携わり、世界トップクラスの生産量を誇るプロジェクトを数多く手がけています。


「人の三井」と称されるように、人材育成に力を入れていることでも知られています。社員一人ひとりが持つ専門性とグローバルなネットワークを活かし、時代の変化に対応した新たなビジネスを創出しています。近年は、ヘルスケアや次世代エネルギーなど、社会課題の解決につながる分野への投資を積極化しており、持続的な成長が期待されます。


株価は、4月7日年初来安値2,365.5円から上昇傾向で、9月24日に3,808円まで上昇し、年初来高値を更新しました。上場来高値は4,182.5円です。


予想配当利回り:3.04%


丸紅<8002>

穀物電力事業に強みを持つ総合商社。穀物の取扱量は国内トップクラスで、世界中の食糧安定供給に貢献しています。また、国内外で数多くの発電所の開発・運営を手がけており、電力事業の分野でも大きな存在感を示しています。


近年は、サステナビリティ(持続可能性)を経営の軸に据え、再生可能エネルギーや循環型経済への取り組みを強化しています。洋上風力発電バイオマス発電など、環境に配慮したエネルギー事業に注力しています。


株価は、4月7日年初来安値1,878円から上昇傾向で、9月19日に3,683円まで上昇し、上場来高値を更新しました。


予想配当利回り:2.73%


住友商事<8053>

不動産事業を祖業に持つというユニークなルーツを持つ総合商社。現在では、金属、輸送機・建機、メディア、生活関連など、幅広い分野で事業を展開しています。ケーブルテレビ事業(J:COM)やスーパーマーケット(サミット)など、国内に安定した収益基盤を持っている点が強みです。


「住友の事業精神」を受け継ぎ、着実で堅実な経営を信条としています。近年は、DX(デジタルトランスフォーメーション)に力を入れており、ドローンを活用したインフラ点検サービスや、ヘルスケア分野でのデータ活用など、新しい技術を取り入れた事業創出に積極的に取り組んでいます。


株価は、4月7日年初来安値2,786.5円から上昇傾向で、9月19日に4,447円まで上昇し、上場来高値を更新しました。


予想配当利回り:3.22%



※予想配当利回りは2025年9月24日時点(出所:QUICK)

※予想配当利回りは予想配当より算出しており、確定しているものではありません


記事作成日:2025年9月24日


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