💡この記事のポイント
✅AIの進化で一部のソフトウェア株には懸念も
✅中長期的には恩恵を受ける可能性
✅株価反転期待の米国株3銘柄をご紹介
🔎登場する銘柄
✅セールスフォース、アトラシアン、アドビ
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✅AIの進化で一部のソフトウェア株には懸念も
✅中長期的には恩恵を受ける可能性
✅株価反転期待の米国株3銘柄をご紹介
✅セールスフォース、アトラシアン、アドビ
出遅れソフトウェア株は?
セールスフォース<CRM>
アトラシアン<TEAM>
アドビ<ADBE>
AI(人工知能)がビジネスの現場で急速に普及しています。そのため、これまでは専門性の高い人材でなければ困難だったアプリケーション開発が、誰にでも簡単にできるようになるのではといった期待と懸念が高まっています。
こうした背景からソフトウェア企業の株価は軟調な推移を余儀なくされている銘柄がある一方で、アプリケーション開発がAIの普及でより加速し、中長期的に恩恵を受けやすいといった声も聞かれます。
ソフトウェア株は高い期待から株価が上昇した後、成長期待とのギャップや弱い業績見通しからここのところは低迷している傾向にあります。株価の調整が済んで反転に転じる可能性や、業績見通しが改善すれば株価が回復する可能性も考えられます。AIの普及がマイナスにはならないと証明できれば、株価の評価も変わってくるかもしれません。
そこで今回は、米国の株式市場が堅調に推移する中でも、株価が出遅れているソフトウェア関連の米国株3銘柄をご紹介します。
企業と顧客を結ぶサブスクリプションベースの顧客管理(CRM)システム「Salesforce」を世界中の企業に提供。
自律型AIアシスタント「エージェントフォース」を昨年10月に投入し、顧客の導入も進んでいることから、2025年2-4月期決算では売上高が市場予想を上回って好調でした。
しかし、2026年1月期今期の見通しが物足りないとの見方もあり、成長期待とのギャップ、AI戦略の不透明さ、厳しさを増すマクロ環境、そして経営体制への懸念が複合的に影響しているようです。
株価は2024年12月上場来高値369ドルや今年1月28日高値367.09ドルを付けた後は調整が続き、天井打ちのチャートパターンであるダブルトップとなりました。4月以降はおよそ240~280ドル程度で推移していましたが、8月12日には年初来安値226.48ドルまで下落しました。
社内のプロジェクト管理やコミュニケーションを支援するツールを提供。
主な製品には、チームでのプロジェクト管理ツールの「Jira」や、情報やドキュメントを一元管理し共有するツールの「Confluence」などがあり、ユーザーは200カ国以上30万社以上にのぼります。
AIの普及で、ソフトウェア開発者の仕事が奪われるのではといった懸念が高まっているようですが、マイク・キャノンブルックス最高経営責任者(CEO)は、AIの支援を得てシステム開発期間は短縮され、少人数で強力なアプリを作れるようになる可能性について言及しています。
2025年4-6月期決算は増収、営業赤字縮小となりましたが、2025年6月期前期は増収、営業赤字拡大という結果でした。2026年6月期今期売上高予想は市場予想並みで、控えめな業績予想から株価は弱い動きが続いています。
株価は2月10日年初来高値326ドルから4月7日安値173.46ドルへ下落。その後はおよそ190~220ドル程度で推移していましたが、8月13日年初来安値156.69ドルまで下落する軟調な動きとなっています。
デザインソフト大手。「Illustrator」「Photoshop」「Acrobat」などを提供。
2025年3-5月期の決算発表では増収増益となり、2025年11月期今期の見通しを上方修正しました。クリエイター向けの製品が好評のようです。
しかし、AI機能(Fireflyなど)の収益化に時間がかかるとの懸念や、競合(Canva、Figma、Midjourney 等)の台頭を背景に投資家心理が悪化。複数のアナリストが目標株価を引き下げるなど、先行きが不安視され株価の低迷が続いています。
また、AIが同社にとって競争相手として存在感を増すリスクも指摘されています。サブスクリプションによって支えられているアドビ製品は、AIの普及で少人数かつ短期間でアプリケーションを立ち上げられるようになることへの懸念が高まっているようです。
株価は2月13日年初来高値465.7ドルから4月7日安値332.01ドルへ下落。その後5月21日高値422.95ドルまで回復しましたが、8月12日には一時330.04ドルまで下落し、年初来安値を更新しました。
記事作成日:2025年8月20日
ファイナンシャルプランナー
横山利香
短大卒業後、金融専門出版社やビジネス書出版社で雑誌の記者、書籍の編集者を経て、ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)として独立。株式や不動産、外貨、投資信託など、資産運用をテーマとした執筆や講演活動、投資塾などを行う。株式や不動産への投資を中心に、為替などさまざまな金融商品への投資を行う。大学生の子どもがいる。