【株価が動いた理由】セールスフォース +10.99%~好決算で目標株価420ドルへ「AIエージェント」が好調

【株価が動いた理由】セールスフォース +10.99%~好決算で目標株価420ドルへ「AIエージェント」が好調

セールスフォース<CRM>

 

◎2024/12/4(水)終値367.87ドル+36.44ドル

◎市場予想を上回る好決算を発表し目標株価も引き上げられ、前日比+10.99%の急騰となりました

◎2024年8-10月期売上高が94億4,400万ドル(前年同期比8%増)で、市場予想93億5,000万ドルを上回り、純利益が前年同期比25%増の15億2,700万ドルでした

◎また、2025年1月期今期売上高予想が99億~101億ドル(前年同期比7~9%増)で、市場予想100億5,000万ドルに沿った範囲でした

◎自律型AI(人工知能)サービス「エージェントフォース」が寄与したようです

◎「エージェントフォース」は、指示を出さなくても自らの判断で作業をする自立型の「AIエージェント」が営業やマーケティング支援するサービスで、顧客サポートのチャットボットもAIが自分で判断して質問に対応できるようです

◎最高経営責任者(CEO)は「エージェントAIの台頭は世界の労働に革命をもたらし、あらゆる業界にデジタル労働の新時代をもたらす」と述べました

◎あるアナリストは、同社がエージェントフォースの営業担当者を1,000~2,000人新規採用するのは価値のある投資であるとして、投資判断を「アウトパフォーム」とし、目標株価を400ドルから420ドルに引き上げました

◎また一方で、エージェントフォースはまだ初期段階で、収益貢献は未知数と慎重に見ているアナリストもいるようです

◎またあるアナリストは、セールスフォースはパランティア・テクノロジーズ<PLTR>などとともに、ソフトウェア分野でAIの収益化を実現していると語り、前日のパランティアの上昇に続いて、AIにおける関心が半導体からソフトウェアやサービスに移行しつつある流れを感じているようです

◎特にめざましい業績見通しではないにもかかわらず大きく上昇したのは、次のAI関連としてソフトウェア業界に視線が向かいつつあることが背景にあるようです

◎株価は5月30日安値212ドルからもみ合いつつ11月以降上昇傾向で、この日は一時369ドルまで上昇し年初来高値を更新しました

 

 

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公開日:2024.12.5

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