💡この記事のポイント
✅NISAは利益にかかる約20%の税金がゼロになる
✅売却益だけでなく配当金や分配金の税金も非課税
✅投資は最低100円からはじめられる
✅人気のオルカンに毎月3万円つみたて投資したらどうなるか?
✅NISAは利益にかかる約20%の税金がゼロになる
✅売却益だけでなく配当金や分配金の税金も非課税
✅投資は最低100円からはじめられる
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NISAは投資で得た利益にかかる税金がゼロになる!
NISAでいくらオトクになる?
手元資金が少なくても資産形成ができる
人気のオルカンにつみたてたらいくらになった?
最近人気を集めているNISA(少額投資非課税制度)。興味はあるけれど、本当にメリットがあるのかどうかがわからず、迷っている方も意外と多いのではないでしょうか?
そもそもNISAとは、投資で得た利益に対して税金がかからない非課税制度です。通常、売却益や配当金などに対しては、約20%(20.315%)の税金がかかりますが、NISA口座で取引した場合は一定の範囲内で税金がゼロになります。国が国民の資産形成を後押しするため、2014年に創設した制度です。
なぜ最近話題になっているかというと、2024年1月に制度がバージョンアップされたからです。それまで最大でも年間120万円だった限度額が年間360万円に増え、最大20年だった非課税期間も無期限となりました。さらに、それまでは2つあった枠の内片方しか使えませんでしたが、2024年からは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という投資枠を併用でき、旧NISAで最大800万円だった非課税枠も生涯最大1,800万円(成長投資枠はその内1,200万円)と大幅に拡大しました。
例えば、1,000円の株式を100株購入して、株価が1,500円に上昇したときに売却したとすると、購入代金が10万円、売却代金が15万円で、差額の5万円が売却益になります。通常はこの内約2割の約1万円が税金として引かれ、約4万円しか受け取れませんが、NISA口座なら丸々5万円を受け取ることができるのです。
もし年間限度額の360万円をフルに利用して、利益が2割(72万円)出たとしたら、その2割の約14万4,000円の税金がゼロになります。もちろん利益は2割とは限らず、3割、4割と大きくなればなるほど、節税額も大きくなっていきます。
しかも、非課税となるのは売却益(キャピタルゲイン)だけでなく、配当金や分配金も含まれます。配当金が1株年間50円の株式を100株持っている場合、配当金は5,000円で通常ならその約2割の1,000円の税金もかからず、全額受け取ることができます。配当金は配当金を減らす減配や配当を出さない無配にならない限り、保有期間中ずっと受け取れるので、長く保有し続ければその分節税効果も大きくなります。
NISAはある程度資産がある人や投資をしたことがある人のための制度だと誤解している方もいるようですが、そんなことはありません。現在手元にまとまった資金がなくても、投資経験がなくても、長期にわたり非課税で資産を形成することができます。
例えば、毎月など定期的に一定額をつみたて投資で資産形成していくことができます。毎月100円、1,000円といった少額から投資でき、給与振込口座やクレジットカード、電子マネーなどから自動引き落としが可能なので、手元資金が少なくてもはじめられます。
つみたて投資に向いているのが投資信託です。投資信託とは、多くの投資家から集めた資金をまとめ、専門家が投資先を選んで運用する金融商品です。最低100円から購入でき、投資先は国内外の債券、株式などさまざまで、分散投資ができます。NISAの「つみたて投資枠」の対象は長期のつみたて・分散投資に適していると金融庁が判断した投資信託に限定されているので、投資初心者でも比較的選びやすいでしょう。
資産運用で大事なのは、「長期」「分散」です。NISAは一生涯非課税で運用できるため、当然ながら早くはじめたほうが非課税期間も長くなり、メリットが大きくなります。例えば、NISAで人気の通称「オルカン」と呼ばれる投資信託「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、2024年1月に20,756円だった基準価額が同年12月には27,686円と、約33%値上がりしました。
もし年初に100万円でこれを一括購入していたら1年間で約133万円となり、NISAなら売却しても売却益33万円に対する税金もかかりません。そのまま保有し続ければ、上昇分も運用元本に加わり、さらに増えていく「複利効果」で元本+上昇分がより大きくなる可能性もあるでしょう。もちろん価格は変動するので、売却時の時価によっては元本割れの可能性もありますが、分散投資で長期保有することでそのリスクを抑えることが期待できます。
ただ、価格が日々変動する投資商品は、はじめるタイミングによっては高値で買ってしまい損をすることもあります。その点、定額でつみたて購入し続ける方法なら、⾼いときは少なく、安いときに多く買うことになり、購入価格を平準化することができます(ドルコスト平均法)。
例えば、上記のオルカンを2024年1月から2025年3月まで毎月月初に3万円ずつつみたて投資をしたとすると、元本45万円が15カ月間で約48万4,000円に増えたことになります。これは価格が上昇した要因が大きいのですが、仮に下落したとしてもドルコスト平均法の効果でリスクは一定程度低減されます。投資信託によって投資先を分散し、つみたてで時間も分散することができるのです。
※上記は過去のシミュレーションであり、将来の成果を保証するものではありません
また、連続増配株を長期間保有したり、つみたて投資するのにもNISAは適しています。
ぜひ、ご自身に合わせてNISAを活用してください。
記事作成日:2025年3月26日
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