「CFD」実践活用術~下落相場、リスクヘッジ、配当狙い18銘柄

💡この記事のポイント

✅証拠金1万円で日本株CFDは5万円分、10倍CFDは10万円分までの取引ができる

✅下落相場では「売り」から入れば利益が狙え、リスクヘッジもできる

✅配当金も最大5倍に!CFDで買える3月権利確定で予想配当利回り2%以上の18銘柄

🔎登場する主な銘柄

日本郵船本田技研工業武田薬品工業ソフトバンクENEOSホールディングス

 

目次

下落相場にも強いCFDとは?

下がると思えば「売り」でリスクヘッジ

配当金も5倍

日本株CFDで買える3月権利確定で予想配当利回り2%以上の銘柄

「CFD」実践活用術~下落相場、リスクヘッジ、配当狙い18銘柄

下落相場にも強いCFDとは?

トランプ氏が米国の第47代大統領に就任して以降、日米の株式市場は乱高下が続いています。就任直後は「トランプトレード/トランプラリー」の期待から、株式市場や暗号資産価格が急騰しましたが、2月以降は下値模索状態が続いています。足元では、外国からの輸入品に対する関税引き上げや米国経済の景気減速懸念、ウクライナへの支援の一時停止、日米安全保障への不満の表明など、さまざまなネガティブ材料が露出しています。

 

1月下旬には、NYダウは44,000ドル台、ナスダック総合指数は20,000ポイント近辺で推移していましたが、3月上旬現在ではNYダウは42,000ドル程度、ナスダック総合指数は17,500ポイント程度まで下落しています。日本の主要株指数である日経平均株価は、1月下旬の40,000円台から3月上旬には37,000円を割り込みました。

 

このように全体相場が軟調なときには、いくら魅力的な銘柄を見つけても、なかなかパフォーマンスがついてきません。では、投資家は、指をくわえてこの状況が改善するのを見ているしかないのでしょうか?

通常の株式投資では、いったん持ち株を手放したり、勇気をもって買い増したりする対策も考えられます。

 

一方、CFD(差金決済取引)を活用することで、昨今の下げ相場で大きな利益を挙げている投資家もいるようです。今回は、下落相場にも強いCFDの活用術をご紹介します。

 

CFDとは、利益や損失の差額分だけを現金で決済する取引(差金決済取引)のこと。証拠金を担保にレバレッジ(てこの原理)をかけることで、証拠金以上の取引が可能です。

 

PayPay証券では、個別銘柄に対応する「日本株CFD」、日経平均や米国のS&P500といった主要株価指数に連動する「10倍CFD」を取り扱っています。レバレッジは、日本株CFDが最大5倍、10倍CFDが最大10倍。例えば、証拠金1万円を預け入れた場合には、日本株CFDであれば、現物株5万円分までの取引が可能になります。

 

下がると思えば「売り」でリスクヘッジ

CFDの最大の魅力は、資金効率が良いことに加えて、下げ相場でさえ、収益が狙えるという点です。

 

CFDでは、相場(株価)が上がると思えば、通常の株式投資同様に「買い」から入り、逆に相場が下落すると思えば「売り」から入ることで、思惑通り相場が動いた場合には収益を得ることができます。昨今の日経平均株価は、日替わりで大幅な下落と上昇を繰り返しています。CFDの短期投資で上手に立ち回れば、上昇と下落という両方の大きなチャンスを捉えることもできます。

 

一方、中長期投資を目的にNISA(少額投資非課税制度)などで銘柄を保有している場合には、CFDをリスクヘッジとして活用することで資産の一時的な目減りを回避することもできます。すでに購入している銘柄と同銘柄が日本株CFDにあれば、それを株価下落で収益が狙える「売り」から入っておけば、株価の変動リスクを抑えることができます。

 

仮に日本株CFDに手持ちの銘柄がない場合には、日経平均や米国のS&P500といった主要株価指数が投資対象の「10倍CFD」を「売り」から入っておけば、ある程度のリスクは回避できるはずです。もちろん、株価の底打ちが確認でき、本格的なリバウンド態勢が整えば、CFDを「買い」から入ることで上昇の波をゲットすることができます。

 

配当金も5倍

さて、3月末は多くの銘柄で配当の権利が確定する月。配当を狙った駆け込み買いでもCFDを活用すれば、現物株投資以上の成果が期待できます。前述したように、日本株CFDは5倍のレバレッジが掛けられますので、同じ資金で現物株投資の最大5倍の配当を受け取ることができるというわけです。

 

こんな便利なCFDですが、注意点もあります。レバレッジをかけている分、現物株投資に比べて大きなリターンを期待できる一方で、リスクも5倍になります。そのほか、CFDには、通常の株式投資にはないコストも発生しますので、あくまでも短期投資向けの金融商品として理解しておくことが大切です。

 

下で紹介する銘柄は、日本株CFDで取引可能な銘柄の中から、2025年3月権利確定銘柄で年間の予想配当利回りが2%以上の銘柄です。直近の株価の値動きを確認し、購入のタイミングを見計らってみてはいかがでしょうか?

 

日本株CFDで買える3月権利確定で予想配当利回り2%以上の銘柄

銘柄

予想配当利回り

日本郵船

5.85%

本田技研工業

4.68%

武田薬品工業

4.4%

ソフトバンク

4.08%

ENEOSホールディングス

3.33%

みずほフィナンシャルグループ

3.28%

トヨタ自動車

3.26%

ローム

3.2%

日本航空

3.07%

明治ホールディングス

3.05%

東京エレクトロン

2.67%

塩野義製薬

2.5%

TOTO

2.5%

信越化学工業

2.39%

ヤマトホールディングス

2.35%

パナソニックホールディングス

2.29%

ファナック

2.11%

村田製作所

2.07%

※QUICKのデータより作成(2025年3月11日時点)

 

 

記事作成日:2025年3月11日

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