【株価が動いた理由】ダラー・ゼネラル、スノーフレイク、メタ、インテル、エヌビディア、セールスフォース、コストコ、マリオット
目次

ダラー・ゼネラル<DG>

スノーフレイク<SNOW>

メタ・プラットフォームズ<META>

インテル<INTC>

エヌビディア<NVDA>

セールスフォース<CRM>

コストコ・ホールセール<COST>

マリオット・インターナショナル<MAR>

【株価が動いた理由】ダラー・ゼネラル、スノーフレイク、メタ、インテル、エヌビディア、セールスフォース、コストコ、マリオット

ダラー・ゼネラル<DG>

◎2025/12/04(木)終値125.29ドル+15.4ドル

◎2025年8-10月期決算で売上高と一株当り利益が市場予想を上回り、2026年1月期今期の業績見通しを上方修正したことが好感され、前日比+14.01%の急騰となり年初来高値を更新しました

◎8-10月期売上高は106億4,945万ドル(前年同期比4.6%増)で市場予想106億2,000万ドルを上回り、一株当り利益は1.28ドルで市場予想0.95ドルを大きく上回りました

◎既存店売上高は前年同期比2.5%増(市場予想2.3%増)となり、来店客数の増加が寄与しました

◎今期の売上高成長率予想を従来の4.3~4.8%増から4.7~4.9%増へ、一株当り利益予想を5.80~6.30ドルから6.30~6.50ドルへそれぞれ上方修正し、いずれも市場予想を上回りました

◎インフレによる生活費高騰を背景に、低所得者層だけでなく高所得者層の利用が増加していることや、中国発の格安EC(電子商取引)「Temu(テム)」に対抗できている点などが評価されたようです

 

スノーフレイク<SNOW>

◎2025/12/04(木)終値234.77ドル-30.23ドル

◎2025年8-10月期決算で売上高と一株当り利益が市場予想を上回り、通期見通しも上方修正しましたが、製品売上高の成長率鈍化が嫌気され、前日比-11.4%の急落となりました

◎8-10月期製品売上高は前年同期比29%増と、前四半期の32%増から減速し、投資家の期待値を下回ったとの見方が広がりました

◎一方、アナリストからは、受注残の増加やAI(人工知能)企業アンソロピックとの提携拡大などを評価する声もあり、今後の成長に対する強気な見方もあるようです

 

メタ・プラットフォームズ<META>

◎2025/12/04(木)終値661.53ドル+21.93ドル

◎マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)が、メタバース(仮想空間)関連部門の予算を2026年度に最大30%削減する案を検討していると報じられ、前日比+3.43%高となりました

◎これに伴い、人員削減やリソースの再配分が行われる可能性があり、AIグラスなどの成長分野へ投資を集中させる方針が好感されたようです

◎また、メタバース事業はこれまで巨額の損失を計上しており、予算削減による収益性の改善や、AIインフラへの効率的な投資に対する期待が、投資家の買いを誘ったようです

 

インテル<INTC>

◎2025/12/04(木)終値40.5ドル-3.26ドル

◎ネットワーク・通信部門(NEX)の売却を見送り、社内維持を決定したと発表し、構造改革への期待が後退したことで前日比-7.44%の急落となりました

◎同社は非中核事業の整理を進めており、NEXの売却も検討されていましたが、AIやデータセンター向けサービスの強化には社内維持が得策と判断したとのことです

◎市場では資産売却による財務強化や事業の集中を期待する向きがあり、この決定が失望売りにつながったようです

◎直近ではアップル<AAPL>-1.21%との提携観測などで株価が上昇していましたが、反落となりました

 

エヌビディア<NVDA>

◎2025/12/04(木)終値183.38ドル+3.79ドル

◎半導体輸出規制を巡る懸念の後退や新たな提携発表などが好感され、前日比+2.11%高となりました

◎報道によると、米国の顧客へAI半導体を優先的に供給させる案が年次防衛政策法案に盛り込まれる可能性が低くなり、同社にとって有利な政治的展開となったようです

◎また、EU(欧州連合)幹部がAIギガファクトリー構想において同社を「世界的リーダー」と評価したことや、パランティア・テクノロジーズ<PLTR>+1.04%などとエネルギーインフラ向けプラットフォームで提携したことも買い材料視されました

◎ジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)がトランプ大統領と会談したことも伝わりました

 

セールスフォース<CRM>

◎2025/12/04(木)終値247.46ドル+8.74ドル

◎2025年8-10月期決算で一株当り利益が市場予想を上回り、2026年1月期今期および11-1月期の見通しを上方修正したことが好感され、前日比+3.66%高となりました

◎8-10月期売上高は102億5,900万ドル(前年同期比8.6%増)で市場予想102億7,429万ドルをやや下回りましたが、一株当り利益は3.25ドルで市場予想2.86ドルを大きく上回りました

◎今期の売上高予想を従来の411億~413億ドルから414億5,000万~415億5,000万ドルへ上方修正し、一株当り利益予想を従来の11.33~11.37ドルから11.75~11.77ドルへ上方修正し、いずれも市場予想を上回りました

◎自律型AI「エージェントフォース」などの成長が業績を牽引しているとし、収益性の改善やキャッシュ創出能力の高さも評価されたようです

 

コストコ・ホールセール<COST>

◎2025/12/04(木)終値895.86ドル-26.4ドル

◎11月の既存店売上高が前年同月比6.9%増と10月の6.6%増から伸び率が加速したものの、米国市場の成長鈍化が懸念され、前日比-2.86%安となりました

◎ガソリン価格と為替の影響を除いた調整後の既存店売上高は前年同月比6.4%増でしたが、市場の期待値には届かなかったようです

◎特に、米国での客足の伸び悩みや成長ペースの鈍化が意識され、業績の先行きに対する警戒感から売りが優勢となったようです

◎一方で、eコマース事業は好調を維持しており、デジタル化による売上高は大幅な伸びを示しています

 

マリオット・インターナショナル<MAR>

◎2025/12/04(木)終値296ドル-10.65ドル

◎米国市場での旅行需要の軟化懸念から売りが優勢となり、前日比-3.47%安となりました

◎投資家向け会議で経営陣が、米国の国内旅行回復が期待ほど力強くないとし、販売客室当たり収益の成長率が従来予想1~2%の下限にとどまる見通しを示しました

◎また、ソンダー社との提携解消に伴い、2025年通期の客室純増数見通しを従来の約5%から約4.5%へ引き下げたことも、成長鈍化への懸念を強めたようです

 

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