ニューモント<NEM>
◎2025/12/9(火)終値94.09ドル+5.09ドル
◎金価格の上昇基調や、あるアナリストが目標株価を115ドルから118ドルに引き上げたことが好感され、前日比+5.71%の急伸となりました
◎アナリストは、中国の資源需要減速という懸念はあるものの、米国や欧州の需要回復がこれを相殺する可能性があると分析しているようです
◎また、2025年7-9月期決算で、一部鉱山の計画的な操業停止により生産量が減少したものの、他の鉱山の増産により影響が緩和されたことや、金価格上昇による売上増も評価されたようです
キャンベルズ<CPB>
◎2025/12/9(火)終値28.47ドル-1.57ドル
◎2025年8-10月期決算で、売上高と一株当たり利益は市場予想を上回ったものの、販売量の減少やコスト増への懸念から、前日比-5.22%の急落となり年初来安値を更新しました
◎売上高は前年同期比3%減となり、ブランド売却の影響を除いた有機的売上高も1%減少しました
◎関税やインフレによるコスト上昇が利益率を圧迫しており、会社側が今後も関税の影響が続くと見込んでいることも、投資家の警戒感を強めたようです
◎一方で、買収したパスタソースブランド「ラオズ」は好調を維持しており、コスト削減策も進めているとのことです
JPモルガン・チェース<JPM>
◎2025/12/9(火)終値300.51ドル-14.7ドル
◎消費者部門のトップが、2026年12月期今期の経費が1,050億ドルになるとの見通しを示し、市場予想を上回るコスト増が嫌気され、前日比-4.66%安となりました
◎経費増加の主な要因は、マーケティングやAI(人工知能)への成長投資に加え、インフレの影響もあるとしています
◎この発表を受け、あるアナリストは他行も追随する可能性があり、業界全体に波紋を呼ぶと指摘しているようです
マイクロン・テクノロジー<MU>
◎2025/12/9(火)終値252.42ドル+5.5ドル
◎あるアナリストが投資判断を「買い」、目標株価を330ドルとして新たに調査を開始したことなどが好感され、前日比+2.22%高となりました
◎このアナリストは、AIインフラ投資の拡大により、通常2~3年の半導体サイクルが4~5年に長期化し、2026年には需要が一段と拡大すると予測しているようです
◎また、別のアナリストも、DRAM価格の上昇やHBM(広帯域メモリー)の成長、コスト削減効果などを評価して目標株価を200ドルから280ドルに引き上げ、別のアナリストも目標株価を170ドルから270ドルに引き上げたことも、買い材料視されました
◎17日に予定されている2025年9-11月期決算発表を前に、業績への期待が高まっているようです
ウーバー・テクノロジーズ<UBER>
◎2025/12/9(火)終値89.07ドル-3.5ドル
◎欧州における規制圧力の高まりや、あるアナリストによる目標株価の引き下げが嫌気され、前日比-3.78%安となりました
◎バルセロナではタクシー運転手による大規模な抗議デモが発生し、配車サービスを排除する可能性のある法案が支持されているほか、カナダなどでも規制強化の動きがあるようです
◎また、あるアナリストが投資判断「オーバーウェイト」を維持しつつも、目標株価を115ドルから110ドルに引き下げたことも、投資家心理を冷やしたようです
アップラビン<APP>
◎2025/12/9(火)終値724.62ドル+34.86ドル
◎ナスダック主催の投資家カンファレンスにおいて、モバイルゲームや広告テクノロジー事業の順調な進捗状況を発表したことが好感され、前日比+5.05%高となりました
◎継続的なモデル改善や、顧客向けの新しいセルフサービスツールの導入が成長を支えているようです
◎また、AIを活用した広告ソリューションが広告主のリーチ拡大に貢献しており、市場拡大が続いているとの見方が示されたことも、買い材料となったようです
エクソン・モービル<XOM>
◎2025/12/9(火)終値118.25ドル+2.27ドル
◎2030年までの新たな長期事業計画を発表し、利益やキャッシュフローの成長見通しを上方修正したことが好感され、前日比+1.95%高となりました
◎計画では、2024年比で利益が250億ドル増加するとし、従来予想200億ドル増から50億ドル引き上げました
◎パーミアン盆地やガイアナなど収益性の高い資産への集中や、コスト削減策が利益成長を牽引するとしています
◎また、2026年も市場環境に変化がなければ年間200億ドル規模の自社株買いを継続する方針を示したことも、投資家の安心感につながったようです
CVSヘルス<CVS>
◎2025/12/9(火)終値78.24ドル+1.71ドル
◎2025年12月期今期の見通しを上方修正したことが好感され、前日比+2.23%高となりました
◎今期売上高予想を少なくとも4,000億ドルに上方修正し市場予想3,984億ドルを上回り、一株当たり利益予想を6.60~6.70ドルに上方修正し市場予想6.62ドルを上回りました
◎また、2028年までの3年間で調整後利益が年平均10%台半ばで成長するとの見通しを示したことも好感されたようです
◎最高財務責任者(CFO)は「私たちは約束を守ることに全力を尽くします」と述べました
PNCフィナンシャル・サービシズ・グループ<PNC>
◎2025/12/9(火)終値202.15ドル+4.5ドル
◎富裕層顧客向けに、投資口座を通じた暗号資産(仮想通貨)のビットコインの直接取引サービスを開始したことが好感され、前日比+2.27%高となりました
◎これは7月に発表されたコインベース・グローバル<COIN>+1.15%との提携に基づくもので、同社がブローカーサービスや技術統合を提供しているようです
◎従来型の金融機関によるデジタル資産取引の提供事例として、サービスの拡充が注目されているようです
オライリー・オートモーティブ<ORLY>
◎2025/12/9(火)終値94.25ドル-3.86ドル
◎同業のオートゾーンが発表した第1四半期決算で財務的な弱さが示されたことを受けツレ安し、前日比-3.93%安となりました
◎オートゾーンは、売上高総利益率の低下や営業費用率の上昇を報告しており、これが自動車部品小売業界全体の投資家心理を悪化させたようです
◎特に、非現金性のLIFO(後入先出法)の影響による利益率低下などが嫌気され、同社にも同様の懸念が波及したようです
【関連記事】
・25年以上連続増配!「配当貴族」関連の米国株10選
・米国の燃費規制緩和へ!日米の自動車/エネルギー株9選
・ロボティクスとフィジカルAIで注目の日米株10選
・エヌビディアはどうなる?米国のAI主力株7選
・年末年始の日米有望株8選
・割安解消期待!PBR1倍割れ銘柄一覧【2025年12月】
・アナリストの目標株価を30%超下回る割安な米国株5選【2025年12月】
