NYダウ
◎2026/04/08(水)終値47,909.92ドル+1,325.46ドル
◎米国とイランが2週間の停戦に合意したことから、前日比+2.84%の急反発となりました
◎トランプ大統領がホルムズ海峡の開放を条件とした攻撃停止を表明し、WTI原油先物が1バレル=91ドル台へ急落したことでインフレ再燃への警戒が後退したことが好感されたようです
◎これにより、これまで地政学リスクが重荷となっていたキャタピラー<CAT>+6.5%やホームデポ<HD>+5.45%、ボーイング<BA>+3.71%などの製造業や小売業、航空業を中心に幅広い業種に安堵感からの買いが広がった模様です
◎他にも、シャーウィン・ウィリアムズ<SHW>+6.91%、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>+4.81%、ウォルマート<WMT>+3.89%、ウォルト・ディズニー<DIS>+3.54%などの主力銘柄も買われました
◎一方で、原油価格の下落が直撃したシェブロン<CVX>-4.29%などのエネルギー関連や、セールスフォース<CRM>-3.6%などは逆行安となりました
◎市場では、今回の停戦が「一時的な休戦に過ぎない」との懸念も根強く、10日に予定される和平協議の行方やホルムズ海峡の通航状況などが今後の焦点になるとの指摘もあるようです
インテル<INTC>
◎2026/04/08(水)終値58.95ドル+6.04ドル
◎イーロン・マスク氏率いる半導体製造ベンチャー「テラファブ」との提携が引き続き好感され、前日比+11.42%高と急騰し6連騰しました
◎テスラ<TSLA>-0.98%やスペースXが主導する巨大プロジェクト「テラファブ」に参画し、年間1テラワットの演算能力を目指す最先端半導体の製造を担う構想が、ファウンドリ(受託生産)事業の収益拡大に繋がるとの期待が続いているようです
◎アマゾン・ドット・コム<AMZN>+3.49%やアルファベット<GOOGL>+3.88%に対しても高度なパッケージングサービスを提供する交渉が進んでいると報じられており、製造受託の有力パートナーとしての地位確立が意識されているようです
◎アイルランドの拠点「Fab 34」に関連し、先週にアポロ・グローバル・マネジメントから140億ドル超で持分49%を買い戻すと発表したことも、今後の収益力強化への自信の表れとして引き続き好感されているようです
◎さらに、米イランの停戦合意に伴う投資家心理の改善も追い風となり、半導体やAI関連株が反発していることも背景のようです
◎これにより、ラム・リサーチ<LRCX>+9.86%、アプライド・マテリアルズ<AMAT>+8.86%、マイクロン・テクノロジー<MU>+7.72%、ブロードコム<AVGO>+4.98%、エヌビディア<NVDA>+2.23%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>+4.64%なども買われました
メタ・プラットフォームズ<META>
◎2026/04/08(水)終値612.42ドル+37.37ドル
◎新型AIモデル「Muse Spark(ミューズ・スパーク)」の提供開始を発表し、開発の出遅れ懸念が後退したことで前日比+6.5%高となりました
◎本モデルは新設組織の責任者アレキサンダー・ワン氏の下で開発された新シリーズの第一弾で、科学やヘルスケア分野の推論でアルファベット傘下のグーグルの「Gemini」やオープンAIの「チャットGTP」の最新版と同水準の性能のようです
◎従来のオープンソース路線から一転し、ソースコードを非公開として展開する方針のようです
マイクロン・テクノロジー<MU>
◎2026/04/08(水)終値411.64ドル+29.5ドル
◎あるアナリストが目標株価を510ドルから535ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+7.72%高となりました
◎アナリストは「市場はスーパーサイクルのさなかにあり、従来の基準を覆す可能性が高い」と述べ、利益率のピークアウト懸念を否定したようです
◎2026年1-3月期期の価格急騰に続き、4-6月期も30%から50%の値上がりを予想しているとのことで、長期契約の拡大により価格暴落を回避し、上昇サイクルが2027年後半まで続くとの強気な予測も好感されたようです
◎米イランの停戦合意に伴うリスクオン姿勢から、AI需要を背景とした成長株への資金流入が加速したことも背景のようです
◎これにより、ウエスタン・デジタル<WDC>+8.59%、シーゲート・テクノロジー・ホールディングス<STX>+5.88%なども買われました
アマゾン・ドット・コム<AMZN>
◎2026/04/08(水)終値221.25ドル+7.48ドル。
◎あるアナリストが目標株価を250ドルから260ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+3.49%高となりました
◎AIへの巨額投資に対する収益化懸念に対し、大企業や消費者間でのAIモデル活用拡大による投資収益(ROI)の向上を評価する分析が示されたようです
◎さらに、米国とイランが2週間の即時停戦で合意したことを受け、これまで懸念されていた中東のデータセンターへの攻撃リスクが後退した安堵感も買いを誘ったようです
◎また、4月10日より米国で「Prime Video Ultra」への名称変更と月額料金の値上げ(2.99ドル→4.99ドル)を実施する予定で、これが年間最大7億8,000万ドルの売上増に寄与するとの試算も背景のようです
ダウ<DOW>
◎2026/04/08(水)終値39.28ドル-2.13ドル
◎米イランの2週間の停戦合意により原油価格が急落したことを受け、これまで米国内での安価な原料調達で優位に立っていた同社に利益確定売りが強まり、前日比-5.14%安となりました
◎中東情勢の緊迫化に伴う供給制限や原油高を背景に、株価は2月末から3割超急騰していましたが、停戦によるホルムズ海峡の通航正常化で海外勢との競争環境が再び厳しくなるとの懸念が広がったようです
◎需要低迷により2025年の営業利益見通しが5億ドルを下回るなど苦境にあった業種にとって、紛争は一時的な追い風でしたが、トランプ大統領の停戦方針により過熱していた取引の縮小が意識されたようです
デルタ・エアラインズ<DAL>
◎2026/04/08(水)終値68.08ドル+2.46ドル
◎決算が好感され、前日比+3.74%高となりました
◎2026年1-3月期決算は、売上高142億ドル(前年同期比9%増)が市場予想140億5,000万ドルを上回り、一株当たり利益0.64ドルも市場予想0.58ドルを上回りました
◎さらに、2026年4-6月期の売上高増収率見通しも市場予想の10%を上回る「10%台前半」を示したことが好感されたようです
◎米イランの停戦合意によりWTI原油先物が一時91ドル台へ急落したことで、最大の懸念材料であった燃料コストの圧迫懸念が和らぐとの見方が強まったようです
◎これにより、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングス<UAL>+7.85%、アメリカン・エアラインズ・グループ<AAL>+5.55%なども買われました
カーニバル<CCL>
◎2026/04/08(水)終値28.03ドル+2.83ドル
◎米国とイランの停戦合意による原油価格の急落を受け、最大の懸念材料であった燃料コストの負担軽減が期待され、前日比+11.23%高と急騰しました
◎あるアナリストは目標株価を39ドルに据え置き、他社に比べ欧州旅行への依存度が極めて低いことや、燃料ヘッジを行っていない体制が原油安局面での利益押し上げに寄与するとの強気な見解を示したようです
◎これまで中東情勢の緊迫化を背景に株価が割安な水準まで売り込まれていたため、地政学リスクの後退に伴うリスクオンの流れで買い戻しが加速したことも背景のようです
◎これにより、ロイヤル・カリビアン・クルーズ<RCL>+4.31%なども買われました
エーティー・アンド・ティー<T>
◎2026/04/08(水)終値27.35ドル-0.69ドル
◎あるアナリストが投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げ、目標株価も30ドルから28ドルへ引き下げられたことが嫌気され、前日比-2.46%安となりました
◎独自調査によりブロードバンド事業の競争激化や顧客満足度の低下が指摘されており、光回線の価格設定や契約獲得において厳しい妥協を迫られるとの慎重な見方が示されたようです
◎原油価格の急落を受けて投資資金が航空やクルーズ船などの景気敏感株へ流入するなか、安定したキャッシュフローと配当を特徴とするディフェンシブな業種としての魅力が相対的に低下したことも背景のようです
◎これにより、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>-1.19%、Tモバイル US<TMUS>-1.45%なども売られました
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