三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>
◎2024/9/27(金)終値1,451円-30.5円
◎自民党総裁選で利上げに否定的な高市氏が当選する可能性が高いという見方が広がり、金利上昇の恩恵を受けやすい銀行株が売られ、前日比-2.05%の下落となりました
◎三菱UFJは朝高後に前日終値近辺まで伸び悩み、上期の配当落ち25円を含めても-5.5円の下落となりました
◎自民党総裁選の投開票をめぐり、日銀の利上げに否定的な高市早苗氏が新総裁、次期総理大臣に選ばれる可能性が高まったとの見方が広がり、銀行株の重石になったと見られます
◎事前の観測報道や1回目の投票で高市氏がリードしていたことが背景にあるようです
◎これにより日本の10年債利回りは一時0.8%まで低下していましたが、取引時間終了後に石破茂氏が自民党新総裁となることが決まり、一気に0.855%まで反発しました
◎為替相場も1ドル=146円台半ばまで円安ドル高が進展していたところから、石破氏勝利を受け、143円台前半まで円高ドル安へ反転しました
◎同様に日経平均の先物取引も1,500円以上下落しています
◎高市氏勝利を見越した「高市トレード」が進み「株高/円安」となっていましたが、その反動が表れたようですが、銀行株にとってはプラスと捉えられる可能性もありそうです
◎株価は8月5日安値1,200円から9月3日高値1,599円へ上昇、その後9月17日安値1,391.5円まで下落しましたが、足もとは1,450~1,500円近辺で推移しています
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