セブン&アイ・ホールディングス<3382>
◎2024/9/9(月)終値2,185円+51.5円
◎カナダのコンビニエンスストア大手、アリマンタシォン・クシュタール(ACT)が買収協議の継続に意欲を示したことで、セブン&アイが買われました
◎同社は8月19日に買収提案を受けていることが報道され株価急騰となりましたが、9月6日には、買収額は著しく過小評価しているとし、ステークホルダーの最善の利益に資する提案ではなく、協議を行うだけの根拠・材料を提示していないと回答書簡を送っていました
◎それに対してACTは9月8日に、協力的かつ友好的な協議を行う準備ができていると声明を出し、買収を現金で実施するだけの十分な余力があるとの考えを示しました
◎一部報道では当初の買収額6兆円程度から引き上げる用意があるとも伝えられ、市場では買収価格引き上げへの思惑もあり買われたようです
◎また、ACTは友好的な協議のため秘密保持契約(NDA)を結ぶ用意があるほか、規制当局の承認を得るために事業の切り離しを検討することも明らかにしています
◎株価は2月29日上場来高値2,244.5円から8月5日安値1,600円へ下落、8月19日高値2,161円の翌日に-10%超の下落となりましたが、その後はジリ高となり、この日は一時2,209円まで上昇しました
【関連記事】
・【株価が動いた理由】レーザーテック(9月9日)
・【株価が動いた理由】アルファベット(9月6日)
・【株価が動いた理由】ブロードコム(9月6日)
・米国景気後退/エヌビディア下落/テレビ討論会/円高/自民党総裁選【今週のマーケット展望】
・【2024年8月】NISA人気銘柄ランキング
・新型iPhone 16で注目のアップル関連の日本株3銘柄/TDK、村田製作所、ソニーグループ