ファーストリテイリング<9983>
◎2024/10/11(金)終値54,490円+3,130円
◎過去最高の今期純利益見通しと増配を発表し、前日比+6.09%の大幅高となりました
◎2025年8月期の連結純利益予想は3,850億円(前期比3.5%増)と過去最高益を更新し、市場予想3,664億円も上回る見通しであることが好感されました
◎また、年間の配当金を50円増配し、一株当たり450円となる見込みであることも買い材料視されました
◎同社は欧米などの海外ユニクロ事業が好調で、2024年8月期は北米が前期比33%増、欧州が前期比45%増と大幅な増収となりました
◎2026年8月期は欧米の事業利益がグレーターチャイナ(中国本土など)を上回り、事業をけん引すると見るアナリストもいるようです
◎グレーターチャイナについては景気低迷の影響が不安視されていますが、ユニクロの塚越大介社長は、国慶節商戦で業績回復を実感していると語り、グレーターチャイナでの今期増収増益を見込んでいます
◎2024年8月期売上高が3兆1,038億円と3兆円を初めて超えたことで、柳井正会長兼社長は「真のグローバルブランドを目指す競争にやっと出場資格を得た。今こそ次の成長への絶好のタイミングだ」と述べました
◎アパレル世界最大手インディテックスの売上高約5兆8,000億円を意識した意向を述べ、先行して売上高3兆円を超える格安ECのSHEIN(シーイン)については「長続きしない」との見解も述べました
◎あるアナリストは、中国事業の成長は株価にプラスだが、EC(電子商取引)の伸び悩みが課題と見ているようです
◎予想PER(株価収益率)は約43倍ですが、市場では過去の水準からも割高感はないと見られており、さらなる成長を期待されているようです
◎この上昇で同社の時価総額は17兆3,398億円となり日本企業で5位に浮上しました
◎株価は8月5日安値35,140円から上昇基調が続き、この日は一時54,510円まで上昇して上場来高値を更新しました
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