【株価が動いた理由】アドバンテスト -3.25%〜米国半導体関連株の下落を嫌気。米中貿易摩擦も警戒

【株価が動いた理由】アドバンテスト -3.25%〜米国半導体関連株の下落を嫌気。米中貿易摩擦も警戒

アドバンテスト<6857>

 

◎2024/12/6(金)終値8,815円-296円

◎前日の米国市場で半導体関連銘柄が下落したことが嫌気され、前日比-3.25%の大幅安となりました

◎主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が前日比-1.86%の下落となり、東京市場もアドバンテストなど半導体関連株が全面安となりました

◎米国市場では、大手金融機関が投資判断を「イコールウェイト(中立)」から「アンダーウェイト(弱気)」へ引き下げたアプライド・マテリアルズ<AMAT>が前日比-5.04%の大幅安となり、インテル<INTC>も同-5.28%の大幅安となりました

◎この金融機関のアナリストが「事業環境悪化によって2025年前半は半導体需要が調整する可能性がある」との見方を示したため、半導体セクター全般に売りが波及した形となったようです

◎また、米トランプ次期政権のスタートを控えて米中貿易摩擦の激化が警戒されており、とりわけ半導体やAI(人工知能)は関係悪化の影響を大きく受けるとの見方から、関連株は売られやすい状況となっているようです

◎トランプ氏は選挙期間中から対中関税引き上げの意向を示していましたが、今週は中国の業界団体からも「米国の半導体は安全ではなく警戒すべきだ」として中国製品の購入を国内企業に促す声明を発表したことが報じられ、話題となっています

◎米国の半導体関連企業の中でもアドバンテストと協業関係にあるエヌビディア<NVDA>は中国事業の比重が大きく、米中の関係悪化はエヌビディアだけではなく、アドバンテストにも悪影響があると見られているようです

◎東京市場では同社の他にもディスコ<6146>-4.4%や東京エレクトロン<8035>-2.58%なども下落しています

◎株価は11月8日上場来高値10,005円から11月29日安値8,101円へ下落。その後12月4日高値8,101円まで反発していましたが、この日は一時8,765円まで下落しました

 

 

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公開日:2024.12.6

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