【株価が動いた理由】日経平均 -3.93%~米中の貿易摩擦の激化や円高ドル安進行で半導体や中国関連株など大幅安

【株価が動いた理由】日経平均 -3.93%~米中の貿易摩擦の激化や円高ドル安進行で半導体や中国関連株など大幅安

日経平均

💡株価が動いたポイント

✅2025/4/9(水)終値31,714.03円-1,298.55円

✅始値32,529.23円、高値32,565.84円、安値31,258.18円

✅年初来高値40,288.8円、年初来安値30,792.74円

✅米中の貿易摩擦の懸念や円高ドル安進行で、前日比-3.93%の大幅安となりました


 

◎米国株安の流れを受け、東京市場も全面安となりました

◎中国が報復関税を撤回しなかったことから、トランプ政権が中国製品に累計104%の関税を課すと発表したことで、米中の貿易摩擦の激化が懸念され売られました

◎また、世界経済の悪化懸念から低リスク通貨とされる円が買われ、一時1ドル=144.57円まで円高ドル安が進行したことも重石となり、一時前日比-1,700円を超える大幅安となりました

◎個別銘柄では、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が-3.57%下落したことを受け、ディスコ<6146>-8.16%、アドバンテスト<6857>-7.79%、東京エレクトロン<8035>-6.09%などの半導体関連株が売られました

ディスコは、4日に発表した2025年1-3月期の単体の出荷額が766億円(前年同期比2%減)で、2024年10-12月期比では16%減となり、業績の先行き不安が高まったことや、トランプ政権が検討する半導体への個別関税も意識され、下落に拍車をかけました

◎また、iPhoneを中国で生産するアップル<AAPL>-4.98%が大幅安となったことを受け、部品を供給するTDK<6762>-5.42%、太陽誘電<6976>-8.66%、村田製作所<6981>-6.59%も売られました

◎中国に工作機械を輸出するファナック<6954>-5.63%、ロボットなどを輸出する安川電機<6506>-8.85%などの中国関連株も大幅安となりました

◎また、欧州連合(EU)が炭素繊維を自動車の材料に使うことを原則禁止する方向で検討していると伝わり、東レ<3402>-7.85%、三菱ケミカルグループ<4188>-5.84%などが売られました

◎日経平均採用銘柄の内、207銘柄が下落、16銘柄が上昇、2銘柄が変わらずと全面安の様相です

 

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