【株価が動いた理由】富士フイルムホールディングス +8.72%~米国新工場でのバイオ医薬品の生産を受託し関税の影響を受けず需要獲得

【株価が動いた理由】富士フイルムホールディングス +8.72%~米国新工場でのバイオ医薬品の生産を受託し関税の影響を受けず需要獲得

富士フイルムホールディングス<4901>


💡株価が動いたポイント

✅2025/4/23(水)終値2,909.5円+233.5円

✅始値3,026円、高値3,030円、安値2,909円

✅年初来高値3,498円、年初来安値2,515.5円

✅米国新工場でのバイオ医薬品の生産を受託し、前日比+8.72%の大幅高となりました


 

◎米製薬大手リジェネロン・ファーマシューティカルズ<REGN>から、総額30億ドル(約4,200億円)超となるバイオ医薬品の米国新工場での受託生産契約を結び、トランプ関税の影響を受けずに米国内の需要を取り込める見通しとなったことが好感されました

◎バイオ医薬品の受託生産契約額としては業界最大規模で、2025年10-12月期に稼働予定のノースカロライナ州新工場において、「抗体医薬品」と呼ばれるバイオ医薬品を10年間にわたり生産する計画です

◎トランプ政権は医薬品への関税導入を表明しており、あるアナリストは「医薬品関税の詳細が公表される前に迅速に動いた点が好印象」と評価しました

◎富士フイルムは2021年に2,000億円超を投じ、バイオ医薬品の受託生産拠点を米国ノースカロライナ州建設すると発表。2024年には約1,800億円を追加投資し、韓国や欧米のライバル企業に先んじて米国内での工場建設を行っていました

◎米国での医薬品製造施設の新設には、多額の費用と5〜10年の時間を要するため、同社が先行して進めてきた米国生産拠点整備の重要性が増しているようです

イーライリリー<LLY>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>など製薬大手も、今年に入り地政学リスクから米国への投資を増やしているものの、スピードも規模でも富士フイルムが先行しているようです

◎調査会社によると、米国のバイオ医薬品開発・製造受託市場は、2034年に236億ドル(約3兆3000億円)規模となり、2024年比で4.3倍に拡大する見通しで、富士フイルムの約1,800億円の追加投資分の契約は明らかになっていないため、今後さらなる新規契約が発表される可能性もありそうです

 

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