【株価が動いた理由】ホンダ、アイシン、北海道電力、塩野義製薬、野村、クボタ、ファナック、サンリオ、三菱UFJ(12/10)
目次

本田技研工業<7267>

アイシン<7259>

北海道電力<9509>

塩野義製薬<4507>

野村ホールディングス<8604>

クボタ<6326>

ファナック<6954>

サンリオ<8136>

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

【株価が動いた理由】ホンダ、アイシン、北海道電力、塩野義製薬、野村、クボタ、ファナック、サンリオ、三菱UFJ(12/10)

本田技研工業<7267>

◎09:50執筆。目標株価の引き上げと円安ドル高の進行で、一時前日比+5.21%高となりました

◎あるアナリストが、投資判断を「中立」から「買い」へ、目標株価を1,750円から1,900円へ引き上げたことが好感されたようです

ゼネラル・モーターズ<GM>+1.91%との協業に関連する損失の引き当てが2025年4-9月期までにほぼ完了する見通しで、難局の収束は近いと評価したようです

◎また、懸念されていたベトナムでのガソリン二輪車規制についても、現実的な判断が下されたことで悪材料とならず、株価の底打ちは近いと判断したようです

◎加えて日銀の植田総裁が、長期金利の急上昇に対し国債買い入れ増額などを行う可能性を示唆したことが、金融緩和的な姿勢と受け止められ一時1ドル=156.93円まで円安ドル高が進行し、収益改善期待が高まり自動車株が買われたことも背景にあるようです

◎これにより、トヨタ自動車<7203>、SUBARU<7270>、マツダ<7261>なども上昇しました


アイシン<7259>

◎10:22執筆。あるアナリストが投資判断「買い」を維持し、目標株価を3,100円から3,300円に引き上げたことが好感され、一時前日比+7.14%高となりました

◎このアナリストは、PHEV(プラグインハイブリッド車)やHV(ハイブリッド車)向けの受注増に加え、北米を中心に収益力の底上げが確認できたと評価しているようです

◎また、2月頃に発表が見込まれる新中期経営計画において、低採算事業の収益改善や事業再編、株主還元の強化などが示されることへの期待も、買い材料視されたようです


北海道電力<9509>

◎10:26執筆。8日夜に発生した地震で管内の火力発電所などが一時停止したものの、電力供給が維持されたことから、一時前日比+4.94%高となりました

◎2018年の大規模停電(ブラックアウト)時と似た状況でしたが、本州との送電線活用やLNG火力発電所の稼働など、災害への耐性強化が機能したことで、供給不安が後退したようです

◎ラピダスなどが進出する北海道において、安定的な電力供給能力が確認できたことも、投資家の安心感につながったようです

◎11月27日年初来高値1,295円から12月9日安値1,008.5円まで下落が続き、前日まで7日続落していただけに、反発しやすかった面もあるようです


塩野義製薬<4507>

◎10:15執筆。前日に年初来高値を更新した反動から、利益確定売りが優勢となり、一時前日比-4.32%安と反落しています

◎前日は、あるアナリストが投資判断を最上位の「買い」、目標株価を3,250円として調査を開始したことが好感され、大幅高となっていました

◎レポートでは、主力の抗HIV薬の特許切れに伴う収益減懸念が小さいことや、鳥居薬品や日本たばこ産業<2914>の医薬部門買収によるポートフォリオ再構築が評価されていましたが、本日は短期的な過熱感から売りが出ているようです


野村ホールディングス<8604>

◎10:40執筆。傘下の野村証券が百十四銀行と金融商品仲介の包括的業務提携を締結したほか、王貞治氏設立の「球心会」とパートナー契約を結んだと発表し、一時前日比+3.39%高となりました

◎百十四銀行とは2026年度中に共同店舗のような新部署を設立し、両社の預かり資産を現在の約6,500億円から1兆円へ拡大することを目指すとしています

◎また、球心会との連携では、アスリートに対する資産形成支援などを行い、スポーツ界の発展に貢献する姿勢を示しています


クボタ<6326>

◎10:40執筆。あるアナリストが投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を2,300円から2,650円に引き上げたことが好感され、一時前日比+4.63%高となり年初来高値を更新しました

◎11月末には別のアナリストが、投資判断を「中立」から「買い」へ、目標株価も1,910円から2,630円に引き上げ、12月に入ってからも別のアナリストが投資判断「ニュートラル」を維持し目標株価を1,700円から2,200円に引き上げるなど、目標株価の引き上げが相次ぎ株価は好調を維持しています

◎値上げの浸透や固定費管理によって収益性が改善する見通しが高まったことや、北米での中型トラクター・建設機械のシェア拡大が期待できることなどが評価されているようです


ファナック<6954>

◎10:51執筆。フィジカルAI(人工知能)関連としての物色が続く中、目標株価引き上げが好感され、一時前日比+2.72%高となりましたが、高値圏から利益確定売りが出て、一時-3.06%安と反落しました

◎あるアナリストが、目標株価を5,810円から7,270円へ引き上げ、主要金融機関の中で最も高い水準を示したことが材料視されたようです

◎また、3~6日に開催された「2025国際ロボット展」で最新ロボットを披露したことも注目を集めたようです

◎しかし、7年11カ月ぶりの高値を付けたことから、その後は利益確定売りに押されたようです


サンリオ<8136>

◎10:45執筆。日中関係の悪化懸念や需給の悪化が引き続き嫌気され、一時前日比-4.71%安となりました

◎日中関係の悪化を背景に、中国でのグッズ販売など業績へのマイナスの影響が出るとの懸念が強まっているようです

◎8月18日上場来高値8,685円から昨日の安値5,266円まで-39.36%下落しており、損失覚悟の売りが重荷となっているようです

◎値上がりを期待して信用取引で買っていた投資家の損失が拡大し、手じまい売りが断続的に出ているようです


三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>

◎11:12執筆。日銀総裁の発言を受け12月の利上げ観測が強まるも、織り込み済みとの見方から売られ、一時前日比-1.81%安となりました

◎日銀の植田総裁が物価目標の実現に近づいていると発言し、市場では次回の金融政策決定会合での利上げ示唆と受け止められましたが、株価は既に上昇基調にあったため買いは限られたようです

◎これを受け、みずほフィナンシャルグループ<8411>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、りそなホールディングス<8308>、千葉銀行<8331>なども下落しました

 

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