ソフトバンクグループ<9984>
◎09:45執筆。オラクル<ORCL>が決算発表後に時間外取引で急落したことや、AI(人工知能)への過剰投資懸念が波及し、一時前日比-8.41%安となりました
◎オラクルの2025年9-11月期決算で、売上高が市場予想を下回り、時間外取引で-11.54%安と急落したことが嫌気されたようです
◎また、オラクルが2026年5月期今期の設備投資見通しを従来の350億ドルから500億ドルへ引き上げたことで、巨額のAI投資に対する費用対効果への懸念が改めて広がったことも重荷となったようです
◎ソフトバンクGは、オラクルやオープンAIと共同でAIデータセンター構築計画「スターゲート」を進めており、オラクルの株価急落が売り材料視されたようです
TOPPANホールディングス<7911>
◎11:00執筆。前日に開催した事業戦略説明会で半導体関連事業の成長見通しを示したことが好感され、一時前日比+7.9%高まで上昇し上場来高値を更新しました
◎説明会では、半導体関連の売上高を2031年3月期に約2,700億円と、2026年3月期今期予想の850億円から約3倍に拡大させる計画を発表しました
◎あるアナリストは、次世代半導体パッケージ関連などでアグレッシブな目標を掲げている点について、顧客との連携や評価を踏まえた実現可能なものと推察し、今後の事業拡大に期待を示したようです
任天堂<7974>
◎10:30執筆。AIブームに伴うメモリー価格の高騰が、「Nintendo Switch 2」の利益を圧迫するとの懸念が引き続き嫌気され、一時前日比-4.14%安となりました
◎報道によると、AI需要でメモリーメーカーが生産をHBM(広帯域メモリー)などの高付加価値品に振り向けており、ゲーム機などに使う汎用メモリーの価格が急騰しているようです
◎Switch 2のメモリーコストは2026年には総コストの2割強に達するとの予測もあり、利益率低下への懸念から株価は8月18日上場来高値14,795円から昨日の安値11,340円まで-23.35%安となっていました
中外製薬<4519>
◎10:35執筆。インフルエンザの流行拡大で抗インフルエンザ薬「タミフル」の大幅増産が報じられ、業績貢献への期待から一時前日比+4.44%高となりました
◎同社はタミフルの生産量を昨シーズン比4割増の550万人分に引き上げ、供給体制を強化しているようです
◎今シーズンは例年より早く感染が拡大しており、塩野義製薬<4507>なども増産に動いているほか、国も備蓄放出を柔軟化するなど警戒を強めているようです
アドバンテスト<6857>
◎11:05執筆。AIデバイス向けの次世代メモリハンドラ(半導体の選別・搬送装置)を発表したことが好感され、一時前日比+4.93%高となりました
◎新製品「M5241」は、新しい温度制御技術などを搭載し、AI向けなどで需要が拡大する高性能メモリデバイスのテスト環境を最適化できるようです
◎これにより、市場におけるリーディングポジションがより強固になるとの期待感が高まったようです
三井物産<8031>
◎10:15執筆。次世代地熱発電技術を持つ米新興企業への出資・資本提携が報じられ、一時前日比+4.63%高となり上場来高値を更新しました
◎出資先の米ファーボ・エナジーは、温泉地以外でも地熱発電が可能になる「EGS型」と呼ばれる技術を持っており、グーグルのデータセンター向けに電力供給の実績もあります
◎AI普及に伴う電力需要の増加を見据え、データセンターと地熱発電所の一体開発や、国内での展開も視野に入れていることが、将来の業績貢献への期待感につながったようです
ニデック<6594>
◎09:55執筆。タイとカンボジアの国境地帯での武力衝突拡大を受け、現地拠点の操業への影響が懸念され、一時前日比-6.72%安となりました
◎国境に接するカンボジア側の町ポイペトにはニデックや豊田通商<8015>などが進出しており、地政学リスクの高まりが嫌気されたようです
◎報道によると、タイ軍が国境付近で夜間外出禁止令を発出し、戦闘が激化しているようです
荏原製作所<6361>
◎11:05執筆。あるアナリストが投資判断を新規に「買い」とし、目標株価は5,000円を維持したことなどが好感され、一時前日比+4.97%高となりました
◎また、前日に大阪府の摂津ポンプ場における大型雨水ポンプ設備の更新工事を受注したと発表したことも、買い材料視されたようです
◎大雨による浸水被害リスクへの対応として、排水能力の向上と老朽化設備の更新需要が期待されており、インフラ関連としての底堅さも評価されたようです
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