今晩は引き続き堅調か。昨日は過度な米景気後退懸念が和らいだことや、日本株が大幅反発したことが安心感につながり主要3指数がそろって4営業日ぶりに反発した。前日までの3営業日で2,139ドル下落したダウ平均が294.39ドル高(+0.76%)と反発し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ1.04%高、1.03%高となった。業種別では不動産を筆頭にS&P500の全11セクターが上昇し、前日に一時65ポイント台まで上昇したVIX指数は27.71ポイントに低下した。引け後の動きでは決算が嫌気されたスーパー・マイクロ・コンピューターとエアビーアンドビーが時間外でそれぞれ13%安、16%安と急落した。
今晩は引き続き堅調か。アジア時間で日銀の内田副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べたことを好感し、日経平均が1,000円以上上昇し、ドル円も147円台後半まで上昇している。先週の日銀の利上げを受けて強まった円キャリートレードの巻き戻しの動きが一服することが期待され、米国株にも安心感が広がることが期待される。ナスダック先物はプレ・マーケットで1%以上上昇しており、ハイテク株を中心に続伸が期待できそうだ。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、6月消費者信用残高、米10年債入札など。企業決算は寄り前にウォルト・ディズニー、ラルフ・ローレン、CVS ヘルス、引け後にオキシデンタル・ペトロリアム、ワーナー・ブロスなどが発表予定。(執筆:8月7日、14:00)
【マーケット情報】
・日米株 注目銘柄のポイント(8月7日)
・ニチレイ<2871>(8月7日)
・三菱重工業<7011>(8月7日)
・ダイキン工業<6367>(8月7日)
・ウーバー・テクノロジーズ<UBER>(8月6日)
・パランティア・テクノロジーズ<PLTR>(8月6日)