今晩は底堅い展開か。昨日は新規失業保険申請件数が強い結果となり景気後退(リセッション)懸念が和らいだことや、ドル円の上昇を受けて「円キャリートレード」の巻き戻しへの警戒感が和らいだことも追い風となり主要3指数がそろって大幅反発。ダウ平均が683.04ドル高(+1.76%)、S&P500が2.30%高、ナスダック総合が2.87%高となった。週初来ではダウ平均が0.73%安、S&P500が0.51%安、ナスダック総合が0.69%安となった。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の23.39ポイントから月曜日に一時65.73ポイントまで上昇したが、昨日は23.79ポイントで終了した。
今晩は底堅い展開か。中東をはじめとする地政学リスクが引き続き意識されるものの、昨日の新規失業保険申請件数を受けて過度なリセッション懸念が後退し、円キャリートレードの巻き戻しへの警戒感も和らいだ。VIX指数が先週末水準まで低下するなどセンチメントも改善しており、週末の取引となるが、落ち着いた展開が期待できそうだ。
今晩は主要な米経済指標の発表はなし。企業決算は寄り前にエバジーなどが発表予定。(執筆:8月9日、14:00)
【マーケット情報】
・日米株 注目銘柄のポイント(8月9日)
・資生堂<4911>(8月9日)
・ダイフク<6383>(8月9日)
・ビヨンド・ミート<BYND>(8月8日)
・エヌビディア<NVDA>(8月8日)
・iFreeNEXT FANG+インデックス(8月8日)
・【2024年8月】米国株&日本株 配当利回りランキング