💡この記事のポイント
✅2025年の半導体市場は前年比11.2%増を予想
✅半導体メモリの持ち直しやアナログ半導体の安定した需要が背景
🔎登場する主な銘柄
✅インテル、マイクロン・テクノロジー、ラム・リサーチなど
✅2025年の半導体市場は前年比11.2%増を予想
✅半導体メモリの持ち直しやアナログ半導体の安定した需要が背景
✅インテル、マイクロン・テクノロジー、ラム・リサーチなど
2025年の半導体市場は2ケタ成長を予想
インテル<INTC>
マイクロチップ・テクノロジー<MCHP>
マイクロン・テクノロジー<MU>
テキサス・インスツルメンツ<TXN>
アプライド・マテリアルズ<AMAT>
ラム・リサーチ<LRCX>
ここ数年、米国の株式市場では、AI(人工知能)や半導体が大きなテーマとなってきました。特に、AI向けの半導体大手であるエヌビディア<NVDA>の株価は右肩上がりで急上昇し、ナスダック総合指数の史上最高値更新に寄与してきました。一方で、AI以外の半導体関連銘柄は「蚊帳の外」という状況が続いていました。しかし、ここに来てそれらの銘柄に回復の兆しが見えてきました。
世界半導体貿易統計(WSTS)の2025年の市場予測では、世界の半導体市場は前年比11.2%増の6,972億ドルと予測しています。メモリ部門はスマートフォンなどの消費者向け電子機器市場が持ち直すとしており、アナログ半導体やセンサー類も自動車産業のEV(電気自動車)化や産業機器のスマート化を背景に安定した需要が期待されているとしています。
これらの半導体株は昨年の高値から大きく下落しているものが多く、業績改善の兆しや株価の持ち直しの動きが表れれば上値余地が大きい可能性があります。そこで今回はAI以外の半導体関連企業を取り上げてみました。
主にマイクロプロセッサー、チップセットの設計、製造を手がけています。1月に発表した2024年12月期前期決算は、売上高が前々期比2.1%減の531億ドル、営業損益は2023年12月期前々期の9,300万ドルの黒字から116億ドルの赤字に転落しました。
3月12日には、次期最高経営責任者(CEO)に元同社取締役で、ケイデンス・デザイン・システムズのCEOや会長を務めたリップブー・タン氏を起用すると発表しました。半導体業界のベテランである同氏の手腕に期待したいところです。
また業績不振のインテルは、買収の噂や政府の発言などで株価は大きく動きがちですので、その辺りの業界動向にも気を配るべきです。
株価は2023年12月高値51.28ドルから2024年9月安値18.51ドルまで下落。その後はおよそ19~26ドル程度で推移しています。2月18日にはブロードコム<AVGO>の買収検討報道で大幅高もその後ジリ安、3月13日には台湾セミコンダクター(TSMC)が出資検討との報道で大幅高し、CEOの経営改革の話題で続騰も、3月後半は下落基調に。どうしてもニュースに左右されやすい展開が続きますが、抜本的な改革や業績回復が期待されるところです。アナリストの目標株価の平均は約25ドルです。
半導体の製造、販売などを手がけています。2月に発表した2024年10-12月期決算は、売上高が前年同期比41.9%減の10.2億ドル、最終損益は前年同期の4.2億ドルから5,360万ドルの赤字に転落しました。
2024年12月にはアリゾナ州テンピの工場閉鎖を発表、今年3月20日には売却を発表するなど事業再編を進めています。人員削減や事業再編が進めば、株価が見直される局面がくるかもしれません。
株価は業績悪化とともに下げが続き、2024年5月上場来高値100.57ドルから今年4月1日年初来安値47.21ドルまで下落しました。転換社債(CB)を発行すると発表し株式の希薄化が懸念され下落して以降、下値を切り下げました。この辺りで下げ止まりを確認できれば、長い下落相場からそろそろリバウンドしてもおかしくないでしょう。アナリストの目標株価の平均は約66ドルです。
半導体メモリ、ストレージ製品を製造・販売しています。3月に発表した2024年12月-2025年2月期決算は、売上高が前年同期比38.3%増の80.5億ドル、営業利益は9.3倍の17.7億ドルと好業績でした。2025年3-5月期見通しは市場予想を上回る売上高、1株利益を出しています。
好調なAI関連に加え、今後、同社の従来の主力である携帯電話やパソコン向け半導体が回復となれば、株価も反応しそうです。
株価は昨年8月以降、およそ85~110ドル程度での横ばいの動きが継続しています。昨年6月には上場来高値157.54ドルまで上昇しただけに、このもみ合いを抜ければ、上昇基調への転換も期待できそうです。アナリストの目標株価の平均は約129ドルです。4月1日現在は88ドル台で推移しています。
半導体の設計、製造、販売を手がけています。1月に発表した2024年12月期前期決算は、売上高が前期比10.7%減の156億ドル、営業利益は25.5%減の54.6億ドルでした。
3月11日には、医療用ウェアラブルやパーソナル・エレクトロニクスなどの小型アプリケーション向けに、世界最小のマイコン(MCU)を発表しました。このMCU は現在業界最小のMCUよりも38%小型化されています。
株価は2023年10月安値139.48ドルから2024年11月上場来高値220.39ドルまで上昇。その後今年3月13日年初来安値172.09ドルまで下落しました。直近も全体相場の下落に押されて弱い動きとなりましたが、かろうじて下値は割れずに踏みとどまっています。アナリストの目標株価の平均は約205ドルです。
半導体製造装置と関連部品の開発、製造、販売を手がけています。2月に発表した2024年11月-2025年1月期は、売上高が前年同期比6.8%増の71.6億ドル、営業利益は10.6%増の21.7億と好業績でした。ただ、2025年2-4月期見通しは米国政府による輸出規制の影響を考慮したことで、市場予想を下回るものとなりました。
しかし、今年の半導体製造装置の市場予測は前年比8%増と見られていることから、米国最大の半導体製造装置メーカーなだけに、業績が上向く可能性もありそうです。
株価は2024年7月上場来高値255.89ドルから下落傾向で、今年3月31日年初来安値141.16まで下落。少し戻っても下落し下値を切り下げる展開が作年夏以降続いています。業績や株価の風向きが変われば上昇余地の大きそうな銘柄です。アナリストの目標株価の平均は約207ドルです。
半導体製造装置を製造するほか、関連サービスも手がけています。1月に発表した2024年10-12月期決算は、売上高が前年同期比16.4%増の43.7億ドル、営業利益は26.2%増の13.3億ドルと好調でした。2025年1-3月期見通しでも、市場予想を上回る売上高、1株利益を出しています。
2月19日には独自のプラズマ制御機能と一連の独自の新技術により、最も先進的なエッチング技術を発表しています。業績も良好なだけに、大きく下げた局面は仕込みのチャンスとなりそうです。
株価は2024年7月上場来高値113ドルから11月安値68.87ドルまで下落。以降はおよそ70~85ドル程度でのもみ合いが続いています。今年2月20日年初来高値91.72ドルを超えてボックス相場から抜け出せるかがポイントとなりそうです。アナリストの目標株価の平均は約96ドルです。
記事作成日:2025年4月2日
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