💡この記事のポイント
✅エンタメ関連株の時価総額が自動車株越え
✅関税の影響を受けにくく、今後の成長にも注目
✅映画、ゲーム、アニメ、音楽などのエンタメ関連株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅任天堂、ソニー、コナミ、バンダイナムコ、サンリオ
✅エンタメ関連株の時価総額が自動車株越え
✅関税の影響を受けにくく、今後の成長にも注目
✅映画、ゲーム、アニメ、音楽などのエンタメ関連株をご紹介
✅任天堂、ソニー、コナミ、バンダイナムコ、サンリオ
関税の影響を受けにくいエンタメ関連株
注目集めるエンタメ関連9銘柄
エンターテインメント(エンタメ)関連9銘柄の時価総額が、自動車主要9社の時価総額を上回ったことが株式市場で話題となっています。日本の主要産業である自動車株をエンタメ株が時価総額で上回ったことは、時代の大きな変化と捉えることもできそうです。
エンタメ関連銘柄とは、映画、ゲーム、アニメ、音楽など、人々に「娯楽」を与えるサービスの提供や、そのコンテンツを作成している企業を指します。
トランプ政権の関税政策によって、世界的な景気やインフレ動向に対する先行き不透明感が強まっている中、こうした影響を受けにくいゲーム関連やIP(知的財産)関連などのエンタメ銘柄に関心が集まっています。
ちなみに、映画配信やゲームソフトのダウンロードなどデジタルコンテンツは、今のところ原則的に関税の対象外とされています。また、各社は利益率が高いライセンスで収益を得るIPビジネスを活発化させており、関連各社の収益性の高まりも注目されつつあるようです。
とりわけ、アニメやゲームなどは日本が強みを持つ分野であり、今後も新興国市場向けなど海外での事業拡大余地は大きいと考えられます。また、高い成長性や収益性を背景に、海外企業などによるM&A(合併・買収)の対象となる可能性もあります。景気の影響も受けにくいディフェンシブ性も併せ持ち、長期投資の対象としても要注目です。
韓国発の大手オンラインゲーム会社。代表作は「メイプルストーリー」「アラド戦記」など。韓国と中国で売上高の約8割を占めます。10月30日に新作の「ARC Raiders」をリリース予定。中国テンセントが買収を模索との報道も伝わっています。
株価は2024年7月高値3,455円から今年4月7日年初来安値1826.5円へ下落。以降は上昇傾向で、6月26日年初来高値2,923円まで上昇し、その後も高値圏で推移しています。
オーディオなどの家電大手ですが、映画、音楽、金融など多岐に展開し、現在はゲーム事業が柱です。1994年に「プレイステーション」を投入、シリーズの世界販売台数は6億台を突破しています。今期はPS5向けに人気タイトルの続編ソフトなどを相次ぎ投入予定です。金融子会社のソニーフィナンシャルグループを分離し9月に上場予定。
株価は5月29日上場来高値4,035円以降は上昇一服となり、直近は3,700円前後で推移しています。
2005年にバンダイとナムコが経営統合して誕生しました。知名度の高いIPを軸とした戦略を進め、主要IPは「ガンダム」や「ドラゴンボール」などです。また、代表的なゲーム作品には「鉄拳」、「太鼓の達人」「パックマン」などがあります。
株価は3月26日上場来高値5,300円から4月7日安値4,310円へ下落。その後はおよそ4,600~5,100円程度で推移しています。
家庭用ゲーム機、ソフト専業でトップ級の企業です。1983年に「ファミコン」を発売、その後も「スーパーファミコン」「DS」「Wii」「Switch」などを投入。2025年6月に「Nintendo Switch 2」を新発売し、発売後4日間の世界累計販売台数が350万台以上と好調。ソフトでも「マリオカート」「どうぶつの森」「スマブラ」など大ヒット作多数。
株価は長期的に上昇傾向で、1月8日年初来安値8,888円から2月19日高値11,800円へ上昇後、4月7日安値8,962円まで下落。その後6月30日上場来高値13,905円まで上昇しました。
キャラクター商品の開発・販売、ライセンス事業を展開し、アミューズメント施設「ピューロランド」も運営しています。商品販売とライセンス収入で売上の約90%を占めます。キャラクターは開発から50年超の「ハローキティ」が中心で、「クロミ」「シナモロール」なども人気です。
株価は長期的に上昇傾向で、2月18日上場来高値7,315円から4月7日安値5,328円へ下落。その後6月30日高値7,293円まで上昇し、上場来高値に迫りましたが、直近は6,300円台まで調整しています。
映画の配給、興行収入の国内トップ企業です。不動産賃貸事業が安定収益源にもなっています。主要都市に劇場網、スクリーン数は700超の水準です。「鬼滅の刃 無限列車編」、「千と千尋の神隠し」などが大ヒット。「ゴジラ」「ドラえもん」「名探偵コナン」など人気シリーズも多数。
株価は2024年7月安値4,460円以降は上昇傾向が継続中で、今年7月1日には一時8,706円まで上昇し上場来高値を更新しました。
「ドラクエ」と「ファイナルファンタジー」を二枚看板IPとするゲームソフトの開発大手企業です。「キングダムハーツ」も海外で人気です。TBSとゲーム開発で協業、新しいIPのゲーム開発などメディアミックスを推進。アクティビスト(物言う株主)の3Dインベストが10.87%まで保有を増やしています。
株価は2024年6月安値4,380円から上昇傾向で、7月1日には一時11,900円まで上昇し上場来高値を更新しました。直近は10,000円程度まで調整しています。
家庭用ゲームソフト開発の大手企業です。代表シリーズは「バイオハザード」「モンスターハンター」「ストリートファイター」など。格闘・アクション・ホラー系に強いとされます。「バイオハザード」最新作を2026年2月に発売予定。アミューズメント施設「プラザカプコン」なども運営。
株価は3月11日安値3,277円から上昇が続き、7月1日に一時5,015円まで上昇し上場来高値を更新しました。その後は利食い売りに押され、4,500円前後で推移中。
家庭用・スマホ用ゲームソフト開発が主力であるほか、スポーツ施設業界でもトップ、カジノ向けスロットマシンなども製造しています。ゲームは「ウイニングイレブン」「桃太郎電鉄」「遊戯王」「メタルギア」などが著名タイトルです。人気タイトル「サイレントヒル」の新作が9月に発売予定。
株価は1月21日年初来安値13,530円から6月30日に一時23,170円まで上昇し上場来高値を更新。その後は過熱感から利益確定売りに押され、直近は20,500円前後で推移しています。
記事作成日:2025年7月4日
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