💡この記事のポイント
✅日米の株価指数が高値圏で推移
✅株価水準を切り上げている銘柄に注目
✅上昇トレンドが続く日米株をご紹介
🔎登場する主な銘柄
✅米国株:マイクロソフト、キャタピラー、GEエアロスペース、ロビンフッド
✅日本株:ソフトバンクグループ、イビデン、JX金属、ソニーグループ

✅日米の株価指数が高値圏で推移
✅株価水準を切り上げている銘柄に注目
✅上昇トレンドが続く日米株をご紹介
✅米国株:マイクロソフト、キャタピラー、GEエアロスペース、ロビンフッド
✅日本株:ソフトバンクグループ、イビデン、JX金属、ソニーグループ
相場下落時に考える「押し目買い」
マイクロソフト <MSFT>
キャタピラー<CAT>
GEエアロスペース<GE>
ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>
インテル <INTC>
ソフトバンクグループ <9984>
イビデン<4062>
JX金属<5016>
ソニーグループ <6758>
村田製作所<6981>
その他の参考銘柄
日米の株式市場は堅調な展開が続き、米国では米国主要株価指数が史上最高値を更新しました。日経平均も「高市トレード」の波に乗り、11月4日には52,636.87円の史上最高値をつけるなど、活況を呈していました。
しかし、11月に入り、市場の雰囲気は少し変わってきたようです。これまで相場を牽引してきたAI(人工知能)関連銘柄などに過熱感(割高感)が意識され、利益確定売りに押される展開となっています。
11月6日の米国市場では、直近の最高値から終値まで、S&P500指数が-2.89%、ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数が-4.02%下落するなど、短期的な「調整局面」を迎えているようです。
こうした株価が下がったタイミングで、「これまで人気で上昇していた銘柄を安く買うチャンス」と捉える投資手法の一つに「押し目買い」があります。
今回は、AI関連や景気動向に敏感なテーマに関連しつつも、直近の高値から株価が調整していたり、出遅れ感があったりするなど、「押し目買い」の観点で注目される可能性のある日米の10銘柄をピックアップしてご紹介します。
「マグニフィセント・セブン」の1社であり、オープンAIとの連携などでAI分野をリードする中心的な銘柄です 。株価は堅調に推移していましたが、11月に入ってからのハイテク株売りの流れの中で、最高値圏から調整しています。AIテーマの中核として、押し目を狙う投資家の注目度は高そうです。
株価は、4月7日年初来安値344.79ドルから7月31日上場来高値555.45ドルへ上昇。その後9月5日安値492.37ドルへ下落も、10月28日高値553.72ドルまで反発。その後は下落が続き、11月6日安値495.81ドルまで売られました。
世界トップ規模の建設機械メーカーです。パワーショベルやブルドーザーなど建設機械のほかにもディーゼルエンジンや産業用ガスタービン等のエンジン・発動装置なども手がけています。
足元の業績は、2025年7-9月期決算が市場予想を上回るなど、AIデータセンター向けの発電機などが好調で、ここへきて投資家の注目度が高まっています。
株価は、全体相場が急落した4月7日年初来安値267.3ドルから10月29日上場来高値596.21ドルへ上昇。その後は上昇一服となっています。
航空機エンジンの設計、開発、製造、メンテナンスなどを手がけています。
ボーイング<BA>向けなどの商用機エンジンや保守サービスが好調で、2025年12月期今期も増収増益が期待できそうです。なお、2025年の世界の民間航空会社の売上高は過去最高に達する見通しで、今後も同社の活躍の余地はさらに広がりそうです。
株価は、4月7日年初来安値159.36ドルから着実に下値を切り上げる動きで、特段、過熱感は見られないようです。10月28日年初来高値316.67ドル以降は上昇一服となっています。
株式や暗号資産(仮想通貨)資産などを売買することができる取引アプリなど、金融サービスプラットフォームを展開しています。
2025年7-9月期決算では、売上高が前年同期比2倍となる好決算を発表しました。暗号資産(仮想通貨)取引の手数料収入は市場予想を下回りましたが、金利収入は市場予想を上回りました。株価は今年だけですでに4倍近く上昇しており、調整局面となっている株式市場や暗号資産市場が回復すれば、同社への期待も続く可能性があります。
株価は4月7日年初来安値29.66ドルから10月6日上場来高値153.86ドルへ上昇。その後は過熱感が意識され、直近は130ドル前後で推移しています。
世界的な半導体メーカーであり、AI向け半導体やデータセンター分野での巻き返しを図っています。AI半導体市場ではエヌビディア<NVDA>などが先行していますが、インテルも次世代製品の開発を進めています。株価が出遅れていると見なされる場合、市場の調整局面で注目される可能性がありそうです。
株価は、4月8日年初来安値17.67ドル以降、およそ20~25ドル程度で推移していましたが、9月中旬以降は上昇傾向で10月28日年初来高値42.48ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、40ドルを割り込んでいます。
AI分野へ集中的に投資を行っており、その投資成果が企業価値に大きく影響します。AI関連銘柄が市場全体の調整で売られる局面では、同社の株価も連動して下落することがあります。中長期的なAIの成長を期待する投資家にとっては、こうした調整局面が注目されるかもしれません。
株価は、4月7日年初来安値5,730円から10月29日上場来高値27,695円へ上昇。その後は調整色を強め11月7日安値20,950円まで下落しました。
ICパッケージ、プリント配線板のトップメーカー。米国のエヌビディアのAIサーバー向けICパッケージ基盤をほぼ独占的に供給しています。主要顧客にはほかにも、インテル<INTC>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>といった世界的な大手企業の名前が並んでいます。
2026年3月期今期は増収増益の見込みで、続く2027年3月期来期業績への期待が高まっています。4月7日年初来安値2,956円からすでに株価は5倍高を達成しています。
4月7日年初来安値2,956円から11月4日上場来高値15,445円まで上昇。その後は上昇一服となり、11月7日安値12,515円まで調整しています。
日立鉱山が源流の非鉄金属大手ですが、現在では、半導体用の薄膜材料や圧延銅箔に強みを持っています。2025年3月に上場しました。
半導体向け材料が好調で、足元の業績も2026年3月期今期は増収増益での着地が見込まれています。また、直近の銅価格の上昇は、銅山権益を保有する同社にとっては追い風です。上場間もないこともあり、需給面も良好でさらなる上値も期待できそうです。
株価は上場直後の4月7日年初来安値650円以降は力強い上昇で、10月7日上場来高値2,339円へ上昇。その後は上昇一服となり、直近は2,000円前後で推移しています。
ゲームやエレクトロニクス製品で知られますが、自動運転分野向けのセンサー技術などにも強みを持っています。世界的なIP(知的財産)や技術力を持つ同社だけに、市場全体の調整局面での株価の動きが注目されるかもしれません。
株価は、4月7日年初来安値2,879円から10月9日上場来高値4,648円へ上昇。その後は上昇一服となり、4,300円前後でのもみ合いが続いています。
アップルのiPhone向けをはじめ、多くの電子機器に搭載される電子部品の大手です。AIやデータセンター需要は、最終製品の販売を通じて部品需要にも影響を与える可能性があります。iPhoneの販売好調が続けば、見直しのタイミングが注目されるところです。
株価は、5月1日年初来安値1,825.5円から11月4日年初来高値3,544円へ上昇。その後、上昇一服となり、直近は3,200円台まで調整しています。
アップル
アドバンスト・マイクロ・デバイセズ
エヌビディア
メタ・プラットフォームズ
アマゾン・ドットコム
ブロードコム
パランティア・テクノロジーズ
クアルコム
セールスフォース
日立製作所
アドバンテスト
トヨタ自動車
ディー・エヌ・エー
ローム
三菱重工業
名村造船所
三井E&S
信越化学工業
記事作成日:2025年11月7日
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