エヌビディア好決算!再注目のAI関連米国株7選

💡この記事のポイント

✅エヌビディアが好決算を発表

✅売上高と利益が過去最高

✅再注目のAI関連の米国株をご紹介

🔎登場する主な銘柄

エヌビディアAMDインテルブロードコム


目次

エヌビディアが四半期ベースで過去最高益を更新

エヌビディア<NVDA>

アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>

インテル<INTC>

アプライド・マテリアルズ<AMAT>

ブロードコム<AVGO>

クアルコム<QCOM>

マイクロン・テクノロジー<MU>

エヌビディア好決算!再注目のAI関連米国株7選

エヌビディアが四半期ベースで過去最高益を更新

市場では、「AI(人工知能)ブームもそろそろ終わり」「AIバブルの崩壊も近い」「AIブームにけん引された半導体関連需要も終盤」といった声が出始めていました。


ところが、11月19日に発表されたエヌビディア<NVDA>の2025年8-10月期決算は売上高、利益とも市場予想を上回り、四半期ベースで過去最高を更新しました。AIはすでに多くの業種に取り入れられ、私たちの生活の一部になりつつあります。多くのAI関連銘柄の株価は高値を付けた後の調整局面に入っていますが、今後もAI関連が株式市場の大テーマとして君臨することは当面間違いなさそうです。


そこで今回は、エヌビディア好決算で再注目のAI関連株をご紹介します。


エヌビディア<NVDA>

コンピューターの画像処理に用いるGPU(画像処理半導体)の開発・製造などを手がけています。


11月19日発表した2025年8-10月期決算は、データセンター向けの先端半導体などが好調で、売上高は前年同期比62.5%増の570.06億ドル、営業利益は同64.7%増の360億ドル、純利益は同65%増の319億1,000万ドルと市場予想を上回る好決算でした。また、11月18日には、マイクロソフト<MSFT>、アンソロピックと新たな戦略的パートナーシップを発表しています。


株価は4月7日年初来安値86.62ドルから10月29日年初来高値212.19ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近は180ドル台で推移しています。日本時間20日の時間外取引では+5.08%上昇し196ドルまで戻しています。


アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>

半導体メーカーで、マイクロプロセッサーやチップセットなどの製造を手がけています。


11月4日に発表した2025年7-9月期決算は、売上高が前年同期比35.6%増の92.4億ドル、営業利益は同75.4%増の12.7億ドルと増収増益でした。11月11日に開催されたファイナンシャルアナリストデーでは、今後3~5年間の成長目標として、全体収益の年平均成長率が35%に達する可能性があり、一株当たり利益は20ドルに拡大するとの見通しが示されました。


株価は4月8日年初来安値76.48ドルから10月29日年初来高値267.08ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近は220ドル台で推移しています。日本時間20日の時間外取引では+4.44%上昇し233.49ドルまで戻しています。


インテル<INTC>

主にマイクロプロセッサー、チップセットの設計、製造を手がけています。


10月23日に発表した2025年7-9月期決算は、売上高が前年同期比2.8%増の136億ドル、営業損益は前年同期の90億5,700万ドルの赤字から6億8,300万ドルの黒字に転換しました。9月18日には、エヌビディアとカスタムデータセンターおよびPC製品を共同開発するための協力関係を発表して、株価が動意づきました。


株価は4月8日年初来安値17.67ドルから10月28日年初来高値42.48ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近では35ドル台を割り込む場面も見られました。日本時間20日の時間外取引では+2.21%上昇し35.89ドルまで戻しています。


アプライド・マテリアルズ<AMAT>

半導体製造装置と関連部品の開発、製造、販売を手がけています。


11月13日に発表した2025年10月期前期決算は、売上高が前々期比4.4%増の283億ドル、営業利益は同5.4%増の82億8,900万ドルと市場予想を上回る増収増益で着地しました。10月7日には、AIコンピューティングの基盤となる先進的ロジックやメモリチップの性能を高める新しい半導体製造装置を発表しています。


株価は4月7日年初来安値123.74ドルから10月30日年初来高値242.5ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近では230ドル台で推移しています。日本時間20日の時間外取引では+2.07%上昇し240ドルまで戻しています。


ブロードコム<AVGO>

半導体デバイスとインフラストラクチャ・ソフトウェアの設計、開発、販売を手がけています。


9月4日に発表した2025年5-7月期決算は、売上高が前年同期比22%増の159億ドル、最終損益は前年同期の18億7,500万ドルの赤字から41億4,000万ドルの黒字に転換しました。11月18日には、日本電気<6701>とのプライベートクラウドに関する取り組みにおいて、戦略的パートナーシップの強化を発表しています。


株価は4月7日年初来安値138.1ドルから10月29日年初来高値386.48ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近では350ドル台で推移しています。日本時間20日の時間外取引では+2.84%上昇し364.52ドルまで戻しています。


クアルコム<QCOM>

デジタル無線通信関連製品やサービスの開発、設計、製造を手がけています。CDMA等の技術をベースにした集積回路、システムソフトウェアやサービスを販売するほか、保有する知的所有権のロイヤルティー収入が収入源です。


11月5日に発表した2025年9月期前期決算は、売上高が前々期比13.7%増の442億ドル、営業利益は同22.7%増の123億ドルと増収増益でした。11月20日には、サウジアラビアのAI新興企業ヒューメインとAIエンジニアリングセンターを開設する計画を発表しています。


株価は4月7日年初来安値120.8ドルから10月27日年初来高値205.95ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近では160ドル台まで調整しています。日本時間20日の時間外取引では+1.11%上昇し167.97ドルまで戻しています。


マイクロン・テクノロジー<MU>

半導体メモリ、ストレージ製品を製造・販売しています。主力製品はDRAM、NAND型・NOR型フラッシュメモリとなっています。


2025年8月期前期決算は、売上高が前々期比48.9%増の373億ドル、営業利益は同7.5倍の97億7,000万ドルと大幅増益となりました。11月13日には、AIワークロード処理のための最新車載向けソリューションの認定サンプルの出荷を開始しました。この製品は、次世代車両での高速なデータアクセス、強固な信頼性、安全性とセキュリティの強化が期待できます。また同日、モルガン・スタンレー<MS>のアナリストが同社を「トップピック(最有力買い銘柄)」に取り上げました。


株価は4月7日年初来安値61.54ドルから11月17日年初来高値260.58ドルまで上昇。その後は上昇一服となり、直近では220ドル台で推移しています。日本時間20日の時間外取引では+4.37%上昇し235.8ドルまで戻しています。



記事作成日:2025年11月20日


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