【株価が動いた理由】インテル +22.77%~エヌビディアからの出資と提携を発表し年初来高値を更新

【株価が動いた理由】インテル +22.77%~エヌビディアからの出資と提携を発表し年初来高値を更新

インテル<INTC>

💡株価が動いたポイント

✅2025/9/18(木)終値30.57ドル+5.67ドル

✅始値31.78ドル、高値32.38ドル、安値30.16ドル

✅年初来高値32.38ドル、年初来安値17.67ドル

✅エヌビディアからの出資と提携を発表し、前日比+22.77%の急騰となり年初来高値を更新しました


 

エヌビディア<NVDA>+3.49%が50億ドル出資し、共同でデータセンター向けとパソコン向けの半導体を設計・製造すると発表し、買われました

◎提携内容は、データセンター向けでは、インテルのCPU(中央演算処理装置)とエヌビディアのGPU(画像処理半導体)を組み合わせ、AIの処理をより高速化する製品を提供するようです

◎パソコン向けでは、CPUとGPUの技術を一体化したAI処理に最適化した半導体を開発するとのことです

◎インテルは、主力のファウンドリー(半導体受託生産)事業の不振などで業績が低迷していましたが、今回の提携が業績不振からの脱却につながるとの期待が広がりました

◎インテルには8月に米政府が約89億ドルソフトバンクグループ<9984>も20億ドルの出資を決めており、それに続く支援材料となったことも好感されたようです

◎先月、米政府はインテル株を1株あたり20.47ドルで約89億ドル分取得していましたが、株価が30ドル台まで上昇したことで、この投資の価値は130億ドル以上となり、約50%(44億ドル)の含み益が出ているようです

◎この提携は、エヌビディアにとっても、インテルの顧客層へ自社製品の導入が進むといったメリットがあり、「双方にとっての勝利」との見方も出ているようです

◎また、インテルのファウンドリー事業と提携している半導体設計のシノプシス<SNPS>+12.86%やケイデンス・デザイン・システムズ<CDNS>+5.07%も、将来的に恩恵を受ける可能性があるとの思惑から大幅に上昇しました

◎同様の思惑から、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ<AMAT>+6.52%や半導体メモリーのマイクロン・テクノロジー<MU>+5.56%なども上昇しました

◎一方で、インテルの競争力が強まることが懸念され、競合のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>-0.77%は下落しました

◎この動きを受け、主要な半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も3.59%上昇して最高値を更新しました

◎エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は、この提携を「歴史的な提携だ」と述べ、インテルへの出資が「革命的で、リターンは素晴らしいものになる」と成果に期待を示したようです

◎この提携について、あるアナリストは「インテルをAI業界の最前線に押し上げるゲームチェンジャーだ」と評価しているようです

◎インテルの株価は、4月8日年初来安値17.67ドルから徐々に上昇傾向で、この日は一時32.38ドルまで上昇し、年初来高値を更新しました

 

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