2025年上半期人気ファンドの傾向と注目の10本

💡この記事のポイント

✅上半期はどんなファンドが人気だった?

✅人気ランキングから投資のヒントを得よう

✅人気ファンドから注目の10本をご紹介

🔎登場する主なファンド

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)


目次

2025年上半期の人気ファンドの傾向は?

人気ランキングの活用のポイントは?

注目ファンド10本

2025年上半期人気ファンドの傾向と注目の10本

「みんな、どんなファンドを購入しているんだろう?」と気になる方も多いのでは?

そこで今回は、2025年上半期(1~6月)にPayPay証券で人気だったファンド上位50本の中から、注目したい10本を紹介します。

人気ファンドの傾向や注目のファンド10本の特徴をチェックして、今後のファンド選びに役立ててみてください。


2025年上半期の人気ファンドの傾向は?

まずは、「2025年上半期の人気ファンドトップ50」のランキングから、全体の傾向を見ていきましょう。


ランキングの上位には、S&P500やオルカン、日経平均などに連動するインデックスファンドが多く見られます。仕組みがシンプルで運用コストが低く、長期投資に向いている点が注目されているのでしょう。


一方で、テーマ型ファンドも一定の人気があります。AI(人工知能)自動運転デジタルトランスフォーメーション(DX)といったテーマに関するファンドが上位にランクイン。将来性あるテーマで関心を集めているようです。


また、最近では金(ゴールド)の値上がりが話題となり、金に連動するファンドも人気です。株式と値動きが異なる資産として、リスク分散で選ばれている面もあるでしょう。


そのほか、インド株や米国の高配当株バランス型ファンドなども人気です。個人ではなかなか投資しにくい資産でも、投資信託なら気軽に少額から投資できる点が魅力の1つです。


人気ランキングの活用のポイントは?

人気ランキングは、個人が投資信託を選ぶ際に参考情報として大いに活用できますが、注意点があります。


ランキングはあくまで「これまでの人気」の一覧であり、将来の値上がりを保証するものではないという点です。人気だから良いファンドだと思い、中身を見ないで飛びつくことのないように、あくまでも参考材料として見るようにしましょう。


ただ、投資初心者の方にとっては、数多くある投資信託から自分が買うべき1本を選ぶことはなかなか難しいもの。そうしたとき、ランキングを見ることで「どんなタイプのファンドがあるのか」「今はどんな資産が注目されているのか」を知るきっかけになります。長期でランキング入りしていれば、それだけ信頼されていることの目安にもなるでしょう。


ランキングをきっかけとして気になるファンドを見つけたら、目論見書月次レポートなどでリスク、過去の実績コストなどをチェックすることを忘れずに。自分の投資目的リスク許容度に合ったファンドを選ぶことが、投資を長く続けていけるポイントにもなり、最終的には資産アップに繋がるはずです。


注目ファンド10本

それでは、2025年上半期の人気ファンドトップ50から、注目のファンド10本を紹介します。


eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

2025年上半期の人気ファンド1位。アメリカを代表する大企業500社で構成される指数「S&P500」に連動するタイプのファンドです。世界的な人気企業が多く含まれ、成長を続ける米国株式市場の大部分に投資できます。


eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 愛称:オルカン

日本を含む先進国や新興国の株式へ投資し、世界中の株に分散投資ができます。「オルカン」の愛称で知られ、S&P500ファンドと1位2位を争うほどの人気。現在は米国株が6割ほどですが、今後世界経済の変化があれば、それに合わせて投資先の比率が変わる点はメリットです。


三菱UFJ 純金ファンド 愛称:ファインゴールド

近年の金(ゴールド)価格の上昇が話題を呼ぶ中、少額からでも気軽に金を購入できる注目のファンドです。株式タイプのファンドに加えてリスク分散にも活用できます。


グローバルESGハイクオリティ 成長株式ファンド(為替ヘッジなし) 愛称:未来の世界(ESG)

世界中の企業から、競争優位性成長力ESG(環境、社会、企業統治)への取り組みなどを評価し、厳選された企業に投資。ESGは、長期的な企業価値向上を目指す投資の視点として近年注目されています。


Oneグローバルバランス

国内外の株式、債券に分散投資。公的年金のポートフォリオに近い形で、長期投資に向いている点が支持を集めています。投資環境に合わせた機動的な運用でリスクを抑えつつ、グローバルに分散投資したい人に向いています。


キャピタル世界株式ファンド(DC年金つみたて専用)

世界各国の株式から、複数の運用チームが独自の視点と専門知識を活かし、成長力のある銘柄を厳選して分散投資。50年以上実績がある優れた運用手法を用いており、ファンド名の通りつみたて専用で投資ができます。


ひふみプラス

主に国内株式を中心に、経済発展構造変化、長期的な産業トレンドなどを総合的に分析し、割安と考えられる銘柄を選別。「日本を根っこから元気にする」をコンセプトに、現在の日本株比率は9割ほど。顔が見える運用も人気を博しています。


年金積立 Jグロース 愛称:つみたてJグロース

成長性が高く、株主への利益還元が期待できる日本企業の株式に投資。TOPIX(東証株価指数)を上回る運用を目指し、中長期的な資産形成を目指す人に向いています。


米国株式配当貴族(年4回決算型)

アメリカの代表的な株価指数「S&P500」の内、原則25年以上連続増配している銘柄から、最低40銘柄に分散投資。安定した配当が期待でき、比較的低コストなので、長期投資にも向いています。


イーストスプリング・インド消費関連ファンド

インド経済の成長で恩恵を受けそうな消費関連の企業に絞って投資。アジア投資のエキスパートによる企業分析を活用し、高収益・高成長が続くと見込まれる銘柄を厳選して運用。人口と所得の増加が見込まれるインドの個人消費の拡大に期待したい人に。



記事作成日:2025年8月19日

ファイナンシャルプランナー
西山美紀

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。生き方、マネーなどをテーマに、単に貯蓄額を増やすのではなく、日々にうるおいをもたらすお金の使い方・貯め方・増やし方を女性誌やWEBで発信。監修・講演等も。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)等。

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