ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>
💡株価が動いたポイント
✅2025/4/8(火)終値553.08ドル+28.38ドル
✅始値582.17ドル、高値585.01ドル、安値547.46ドル
✅年初来高値585.01ドル、年初来安値438.50ドル
✅メディケア・アドバンテージへの支払い増額で、前日比+5.41%の急騰となりました
◎トランプ政権が、民間保険会社が運営する2026年の「メディケア・アドバンテージ・プラン」への最終償還率を平均5.06%引き上げると発表したことが買い材料視されました
◎「メディケア・アドバンテージ・プラン」は米国の公的保険医療プログラム「メディケア」の一環で、病院治療や医薬品提供を1つのプランで保障する仕組みです
◎これは、高齢者や特定の障害者向け健康保険として知られており、運営費は政府が支払っています
◎これは1月にバイデン前政権が提案した2.23%と比べて2倍以上で、業界には250億ドル以上の追加収入となる見込みです
◎政府効率化省(DOGE)トップのマスク氏は3月に、連邦支出削減に取り組む中で社会保障やメディケア(高齢者・障害者向け医療保険)などの給付プログラムも削減対象になると述べていました
◎これに沿ってトランプ政権下では厳しい提案が行われるとの事前予想に対して、一転してアナリスト予想を大きく上回る内容となったため、ポジティブ・サプライズとなり、メディケア保険会社株が全面高となったようです
◎メディケア当局は、今回の支払い率引き上げは最近の医療費上昇を反映したものであり、最近のデータによって1月の提案に比べて最終的な引き上げ幅が拡大したと説明しています
◎米国では、政府が65歳以上または障害者のメディケアに基づく医療を管理するために、メディケア保険会社へ資金を拠出しています
◎拠出額の増加はユナイテッドヘルスなど、高額な医療費に苦しむ米国のメディケア保険各社に利益をもたらすこととなります
◎また、ヘルスケア株は関税の影響を受けにくいディフェンシブ株であることも背景にあるようです
◎これにより、CVSヘルス<CVS>+5.92%、エレバンス・ヘルス<ELV>+1.83%などのメディケア保険会社株も買われました
【関連記事】
・相互関税ショックでも上昇した米国株40銘柄
・トランプ関税に負けない円高メリット株3選+7銘柄
・回復期待!AI以外の半導体関連の米国株6選
・不透明相場で出番がくる「ディフェンシブ株一覧」日米6選+107銘柄
・【注目ファンドを深掘り】 eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
・「ブランドランキングTOP100」の日米株10選+36銘柄
・【投資相談室】大幅下落時の対処法は?バフェット氏の投資哲学に学ぶ