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💡株価が動いたポイント
✅2025/4/29(火)終値576.94ドル-20.79ドル
✅始値558ドル、高値591ドル、安値540.1ドル
✅年初来高値652.63ドル、年初来安値443.21ドル
✅利用者数が市場予想を下回り、前日比-3.47%の大幅安となりました
◎2025年1-3月期月間アクティブユーザー数(MAU)が6億7,800万人(前年同期比10%増)で、市場予想6億7,900万人を下回り、4-6月期MAU予想も6億8,900万人で、市場予想6億9,400万人を下回りました
◎1-3月期は、年末キャンペーンの時期が遅れたことやマーケティング活動を抑えたことなどが影響したようです
◎これにより、取引開始直後に前日比-9.6%まで売られましたが、その後は下げ幅を縮めました
◎これは、経営陣の強気な見通し、広告収入の増加、アナリストの好評価が背景にあるようです
◎同社最高経営責任者(CEO)は「短期的には多少の騒ぎになるかもしれないが、長期的な展望には引き続き自信を持っており、我々が向かう方向はこれまで以上に明確になっていると感じている」「現時点での基礎データは非常に健全です。エンゲージメントは高いまま、リテンションも強力で、フリーミアムモデルのおかげで、人々は状況が不透明になったときでも私たちを使い続ける柔軟性を持っています」と述べました
◎また、総収入の12%を占める広告収入において、1-3月期に1万社以上(同21%増)の広告主が広告ツールを利用し、広告主数で1-3月期が10-12月期を上回ったのははじめてのことで、今後の成長が期待できると見られているようです
◎これらを受けあるアナリストは「全体的な不確実性にもかかわらず、競争上の優位性は深まっており、価格上昇の可能性、新たな熱狂的ファン層の設置、広告の強化、ビデオポッドキャストなどの新機能など、いくつかの手段によって長期的な見通しは明るい」と述べました
◎別のアナリストは「現在のマクロ経済の不確実性の中で、同社のサブスクリプションモデルは、より防御的/公益事業的なもの」と述べました
◎2025年1-3月期売上高は41億9,000万ユーロ(同15%増)で、市場予想42億ユーロを下回りました。4-6月期売上高予想は43億ユーロで、市場予想43億7,000万ユーロを下回りました
◎最も収益性の高い1-3月期プレミアム加入者数は2億6,800万人(同12%増)で、市場予想2億6,500万人を上回りました。4-6月期プレミアム加入者数予想は2億7,300万人で、市場予想2億7,100万人を上回りました
◎株価は4月7日安値475.01ドルから4月28日高値627.5ドルまで上昇し、3月25日高値621.2ドルを上抜けていただけに、売りが出やすかった面もあるようです
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