【株価が動いた理由】ボーイング、モンゴDB、マーベル・テクノロジー、インテル、スノーフレイク、マイクロチップ・テクノロジー、エスティ・ローダー、NXPセミコンダクターズ
目次

ボーイング<BA>

モンゴDB<MDB>

マーベル・テクノロジー<MRVL>

インテル<INTC>

スノーフレイク<SNOW>

マイクロチップ・テクノロジー<MCHP>

エスティ・ローダー<EL>

NXPセミコンダクターズ<NXPI>

【株価が動いた理由】ボーイング、モンゴDB、マーベル・テクノロジー、インテル、スノーフレイク、マイクロチップ・テクノロジー、エスティ・ローダー、NXPセミコンダクターズ

ボーイング<BA>

◎2025/12/02(火)終値205.38ドル+18.92ドル

◎投資家向けイベントで、ジェイ・マラベ最高財務責任者(CFO)が、2026年のフリーキャッシュフロー(純現金収支)がプラスになるとの楽観的な見通しを示し、前日比+10.14%の急騰となりました

◎マラベ氏は、主力の中型機「787」や小型機「737」の納入機数が増加し、将来的に年間100億ドルのキャッシュフロー創出も「十分に実現可能」と述べたようです

◎これまで懸念されていた資金繰りが改善し、経営再建が進むとの期待が強まり、投資家の買いを誘ったようです

 

モンゴDB<MDB>

◎2025/12/02(火)終値401.99ドル+73.12ドル

◎2025年8-10月期決算で、売上高と利益が市場予想を上回り、2026年1月期今期の利益見通しを大幅に引き上げたことが好感され、前日比+23.33%の急騰となりました

◎8-10月期売上高が6億2,830万ドル(前年同期比19%増)で市場予想5億9,390万ドルを上回り、一株当り利益も1.32ドルと市場予想0.81ドルを大きく上回りました

◎また、今期の利益見通しについても、従来予想の3.64~3.73ドルから4.76~4.80ドルへ大幅に上方修正されたことが、投資家の好感を誘ったようです

◎AI(人工知能)による業績貢献はまだ初期段階であるものの、中核事業の強さが評価されたほか、将来的なAI需要の取り込みへの期待が高まったようです

◎これにより、あるアナリストが投資判断「オーバーウェイト」を維持し目標株価を390ドルから415ドルへ、別のアナリストが406ドルから454ドルへ引き上げるなど、アナリストによる評価の引き上げが相次ぎました

 

マーベル・テクノロジー<MRVL>

◎2025/12/02(火)終値92.89ドル+1.79ドル

◎この日の取引は+1.96%高で終えましたが、取引時間終了後に発表された業績予想が好感され、時間外取引で+8.73%の急騰となりました

◎2027年1月期来期のデータセンター向け売上高予想が前期比25%以上増加するとの強気な見通しが示され、市場予想の16%増を大きく上回ってことが好感されたようです

◎また、AIインフラ技術を持つ新興企業「セレスティアルAI」を約32億5,000万ドルで買収すると発表したことも、将来の競争力強化につながると期待されたようです

◎なお、同時に発表された2025年8-10月期決算は、売上高が20億7,450万ドル(前年同期比37%増)で市場予想20億7,000万ドルを上回り、一株当たり利益が0.76ドルで市場予想0.74ドルを上回りました

 

インテル<INTC>

◎2025/12/02(火)終値43.47ドル+3.46ドル

◎著名アナリストが、2027年にもアップル<AAPL>+1.09%の「MacBook Air」や「iPad Pro」向け半導体の製造を開始する見込みであると指摘したことが引き続き好感され、前日比+8.64%の急騰となりました

◎報道によると、アップル独自の「Mシリーズ」チップの製造を請け負うとされ、苦戦が続いていたファウンドリ(受託製造)事業にとって大きな信頼の証になると好感されたようです

◎また、新最高経営責任者(CEO)の下での経営再建や、米国政府などからの支援による先行きへの期待感も背景のようです

 

スノーフレイク<SNOW>

◎2025/12/02(火)終値259.68ドル+7.68ドル

◎競合であるモンゴDBの好決算を受け、データプラットフォーム企業として連想買いが入り、前日比+3.04%高となりました

◎モンゴDBは売上高と利益が市場予想を上回り、通期見通しも上方修正したことで株価が急騰しており、この流れが12月3日の取引終了後に決算発表を控えるスノーフレイクへの好業績期待にもつながったようです

◎また、直近の四半期で製品売上高が前年同期比32%増と好調だったことや、新規の大口顧客獲得が進んでいることも、投資家の期待を支える要因となっているようです

 

マイクロチップ・テクノロジー<MCHP>

◎2025/12/02(火)終値56.71ドル+3.28ドル

◎2025年10-12月期の売上高と一株当たり利益の見通しを上方修正し、業績回復への期待から前日比+6.14%の急伸となりました

◎10-12月期売上高予想を従来の11億900万~11億4,900万ドルから上限の約11億4,900万ドルへ、一株当たり利益予想を0.34~0.4ドルから約0.4ドルへ引き上げました

◎11月の受注活動が堅調に推移しており、当四半期の受注残が予想以上のペースで積み上がっていることや、2026年1-3月期も順調な拡大が見込まれるようです

◎また、在庫削減や利益率改善に向けた構造改革が着実に進んでいるとの最高経営責任者(CEO)の発言も、投資家の安心感を誘ったようです

 

エスティ・ローダー<EL>

◎2025/12/02(火)終値99.64ドル+4.93ドル

アルファベット<GOOGL>+0.29%傘下のグーグル・クラウドと共同開発したAIチャットボット「AI香りアドバイザー」を、傘下の「ジョー マローン・ロンドン」に導入したと発表し、香水販売のデジタル化による成長期待から、前日比+5.2%高となりました

◎このAIは、生成AI「Gemini」を活用して香りの特徴を詩的な言葉で表現することができ、導入後のオンライン購入率は利用しない場合の約2倍に達しているようです

◎また、10月にはパリにフレグランスアトリエを開設するなど、若年層に人気の高いフレグランス分野を強化しており、デジタル戦略との相乗効果も評価されたようです

 

NXPセミコンダクターズ<NXPI>

◎2025/12/02(火)終値215.35ドル+15.86ドル

◎堅調な財務状況や投下資本利益率(ROCE)の良好さが報じられ、将来的な成長期待から買いが集まり、前日比+7.95%高となりました

◎同社のROCEは14%と半導体業界平均の9.3%を上回っており、資本を効率的に再投資して複利効果を生み出す「マルチバガー(株価が倍以上となることが期待される銘柄)」としての特性が注目されたようです

◎また、過去5年間の株価上昇率が業績成長に対して出遅れているとの指摘もあり、割安感からの見直し買いも入ったようです

 

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