【株価が動いた理由】テスラ、マイクロチップ、ネットフリックス、オン・セミコンダクター、マーベル、ロビンフッド、NXPセミコンダクターズ、バーテックス、ブリストル・マイヤーズ、オクタ、ロク、ケイデンス
目次

テスラ<TSLA>

マイクロチップ・テクノロジー<MCHP>

ネットフリックス<NFLX>

オン・セミコンダクター<ON>

マーベル・テクノロジー<MRVL>

ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

NXPセミコンダクターズ<NXPI>

バーテックス・ファーマシューティカルズ<VRTX>

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>

オクタ<OKTA>

ロク<ROKU>

ケイデンス・デザイン・システムズ<CDNS>

【株価が動いた理由】テスラ、マイクロチップ、ネットフリックス、オン・セミコンダクター、マーベル、ロビンフッド、NXPセミコンダクターズ、バーテックス、ブリストル・マイヤーズ、オクタ、ロク、ケイデンス

テスラ<TSLA>

◎2025/12/03(水)終値446.74ドル+17.5ドル

◎トランプ米政権がロボティクス開発の推進を検討しており、来年にも大統領令が発令される可能性があると報じられ、前日比+4.07%高となりました

◎この動きは、ヒューマノイドロボット「オプティマス」を開発する同社にとって追い風になるとの期待が高まったようです

◎また、中国での11月の出荷台数が前年同月比10%増と回復したことも好感されましたが、投資家の関心はEV(電気自動車)販売よりも、ロボットやAI(人工知能)分野の将来性に集まっているようです

 

マイクロチップ・テクノロジー<MCHP>

◎2025/12/03(水)終値63.61ドル+6.9ドル

◎業績予想を上方修正したことが好感され、S&P500でトップの上昇率となる前日比+12.17%の急騰となりました

◎2025年10-12月期の一株当り利益予想を従来の32~40セントから40セントへ、売上高予想を前四半期比で微減予想から約1%増へ引き上げ、事業が想定以上に好調であることを示しました

◎これを受け、あるアナリストが2026年1-3月期の業績予想を引き上げ、投資判断「オーバーウェイト」と目標株価85ドルを維持しました

シティグループ<C>+3.42%のアナリストも、投資判断「買い」と目標株価80ドルを維持しました

 

ネットフリックス<NFLX>

◎2025/12/03(水)終値103.96ドル-5.39ドル

◎ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの買収を巡る入札で、同社がスタジオおよびストリーミング事業に対して全額現金での買収提案を行ったと報じられ、前日比-4.93%安となりました

◎競合のパラマウント・スカイダンスもワーナー全体への買収を提案しているとの報道や、米政権による反トラスト法(独占禁止法)への抵触懸念なども重なり、買収に伴うリスクや不確実性が嫌気されたようです

◎投資家の間では、巨額の買収が財務負担となることや、既存のストリーミング事業との相乗効果に対する懐疑的な見方が広がり、株価の下押し圧力となったようです

 

オン・セミコンダクター<ON>

◎2025/12/03(水)終値57.15ドル+5.67ドル

◎イノサイエンスと窒化ガリウム(GaN)パワーデバイスの導入加速に向けた提携を発表し、前日比+11.01%の急騰となりました

◎同社のシステム技術とイノサイエンスの量産能力を組み合わせ、データセンターや自動車市場などへ効率的な製品を提供する狙いで、2026年上半期にはサンプル出荷を開始する予定です

◎また、半導体セクター全体が堅調に推移したことも、株価を押し上げる追い風となったようです

 

マーベル・テクノロジー<MRVL>

◎2025/12/03(水)終値100.2ドル+7.31ドル

◎2027年1月期来期のデータセンター向け売上高が市場予想を大きく上回る成長を見込むと発表し、前日比+7.86%の急騰となりました

◎2027年1月期の同売上高が前期比25%以上増加(市場予想16%増)、2028年1月期には40%の成長になるとの見通しを示しました

◎主要顧客であるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の次世代AI半導体開発を受注したとの見方が広がり、あるアナリストが投資判断「オーバーウェイト」を維持し、目標株価を120ドルから130ドルへ引き上げました

◎また、AIインフラ技術を持つ「セレスティアルAI」を買収すると発表したことも、将来的な競争力強化につながると期待されたようです

 

ロビンフッド・マーケッツ<HOOD>

◎2025/12/03(水)終値133.64ドル+7.69ドル

◎暗号資産(仮想通貨)のビットコインが一時9万3,000ドルを超えるなど、暗号資産市場の反発を受け、前日比+6.11%の急伸となりました

◎同社の収益において暗号資産取引は急速に成長しており、取引ベース収益の30%以上を占めるなど重要な柱となっていることから、暗号資産の上昇が業績拡大に直結するとの期待が高まったようです

◎これにより、同業のコインベース・グローバル<COIN>+5.18%も買われました

 

NXPセミコンダクターズ<NXPI>

◎2025/12/03(水)終値227.56ドル+12.21ドル

◎四半期配当の権利獲得に向けた買いが続き、4日続伸して前日比+5.66%高となりました

◎同社は12月10日を基準日として、一株当り1.014ドルの中間配当を実施し、2026年1月7日に支払う予定であることが投資家の関心を集めたようです

◎7-9月期決算は減収減益でしたが、全ての地域で前四半期比での改善が見られたとし、最高経営責任者(CEO)が当社固有の成長ドライバーの強さと景気循環的な回復の兆候に言及したことも安心感につながったようです

◎また、半導体関連株が全般的に買われたことも背景と見られます

 

バーテックス・ファーマシューティカルズ<VRTX>

◎2025/12/03(水)終値463.13ドル+29.98ドル

モルガン・スタンレー<MS>+2.74%のアナリストが、投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」へ、目標株価を438ドルから516ドルへ引き上げたことが好感され、前日比+6.92%の急伸となりました

◎同証券は、開発中の2つの腎臓病治療薬候補(ポベシント、イナキサプリン)の潜在能力を高く評価しており、2026年に予定される第3相臨床試験データの発表に向けて楽観的な見通しを示したようです

◎腎臓病治療薬パイプライン(開発中の新薬候補)に対する前向きな見方が広がり、同社の将来の成長性に対する投資家の信頼感が高まったことが、株価を押し上げる要因となったようです

 

ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>

◎2025/12/03(水)終値50.96ドル+2.71ドル

◎統合失調症とアルツハイマー病の治療薬「コベンファイ」の後期臨床試験で、一部の施設における不正行為によりデータを除外する必要が生じ、結果発表が遅れると発表しましたが、前日比+5.61%高と買われました

◎会社側が、食品医薬品局(FDA)などの勧告に基づき、この試験により多くの患者を登録する予定であると発表したことが、試験成功への自信の表れとして好意的に受け止められたようです

◎アナリストからも「見込みがないなら患者を増やさない」との指摘が出るなど、登録者数の追加が逆に成功確率を高める前向きな措置と判断されたようです

 

オクタ<OKTA>

◎2025/12/03(水)終値86.34ドル+4.47ドル

◎2025年8-10月期決算と業績見通しの上方修正が好感され、前日比+5.46%の急伸となりました

◎8-10月期売上高は7億4,200万ドル(前年同期比11.6%増)で市場予想7億3,052万ドルを上回り、一株当り利益は0.82ドルで市場予想0.76ドルを上回りました

◎2025年11-1月期の売上高予想を7億4,800万~7億5,000万ドルに上方修正し、上限値は市場予想約7億4,900万ドルを上回りました

◎2026年1月期今期の一株当り利益予想を3.43~3.44ドルに上方修正し、市場予想3.37ドルを上回りました

◎最高経営責任者(CEO)は、AIの普及に伴い、企業がAIエージェントの安全なアクセスを確保するためにアイデンティティ管理の重要性が高まっていると強調し、新製品への関心の高さをアピールしました

 

ロク<ROKU>

◎2025/12/03(水)終値92.98ドル-5.28ドル

◎著名投資家キャシー・ウッド氏率いるアーク・インベストメント・マネジメントが、ロク株を2日連続で売却したと報じられ、前日比-5.37%安となりました

◎報道によると、アークは主力ETF(上場投資信託)を通じて約18万株(約1,750万ドル相当)を売却したようです

◎大口投資家による保有比率の引き下げが投資家心理を冷やし、追随する売りを誘ったようです

 

ケイデンス・デザイン・システムズ<CDNS>

◎2025/12/03(水)終値336.11ドル+18.17ドル

◎ある銀行主催の技術会議で、経営陣がAIインフラの需要拡大や長期的な成長見通しについて強気な姿勢を示したことが好感され、前日比+5.71%の急伸となりました

◎経営陣は、AIインフラフェーズは今後3~5年にわたり指数関数的な成長が見込まれ、それに続く「物理AI」フェーズも長期的な追い風になるとの見解を示したようです

◎自社製品へのAI適用により顧客の生産性を大幅に向上できるとし、半導体設計の複雑化が同社の成長機会になると強調したことも、投資家の買い安心感につながったようです

◎また、同業のシノプシス<SNPS>+3.8%がエヌビディア<NVDA>-1.03%と資本・業務提携し、半導体設計ソフトの重要性が再認識されたことも背景のようです

 

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