オラクル<ORCL>
◎2025/12/17(水)終値178.46ドル-10.19ドル
◎英紙が、米投資会社ブルー・アウル・キャピタルによるAI(人工知能)データセンター計画への出資撤退を報じ、資金調達への懸念から前日比-5.4%の大幅安となりました
◎投資会社側が、オラクルの信用力懸念や期待利回りの低さを理由に交渉から降りたとされ、同社の財務基盤や過剰投資に対する警戒感が改めて強まったようです
◎会社側は報道を否定し、計画は順調であると強調しましたが、株価は9月の高値から約半減するなど、投資家の不安は根強いようです
エヌビディア<NVDA>
◎2025/12/17(水)終値170.94ドル-6.78ドル
◎AIデータセンター建設に向けた資金調達に対する懸念が市場で高まり、前日比-3.81%安となりました
◎オラクルやAIクラウド企業「コアウィーブ」の建設資金確保や計画遅延に関する報道が相次ぎ、AIインフラ投資の先行き不透明感が意識されAI関連株が軒並み売られました
◎また、著名な空売り投資家がAIクラウド企業のビジネスモデルや収益性に対して厳しい見方を示したことも、投資家心理を冷やしたようです
◎これにより、アーム・ホールディングス ADR<ARM>-5.38%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>-5.28%、ブロードコム<AVGO>-4.47%、インテル<INTC>-3.37%、アルファベット<GOOGL>-3.21%なども売られました
マイクロン・テクノロジー<MU>
◎2025/12/17(水)終値225.52ドル-6.99ドル
◎この日の通常取引は-3%安で終えましたが、取引終了後に発表した決算を受けて、時間外取引で+8.07%高となりました
◎2025年9-11月期売上高136億4,300万ドル(前年同期比56.7%増)が市場予想129億670万ドルを上回り、一株当たり利益4.78ドルも市場予想3.96ドルを上回りました
◎また、続く12-2月期の売上高予想187億ドルが、市場予想143億3,000万ドルを大きく上回ったことがサプライズとなったようです
◎最高経営責任者(CEO)が、AIデータセンター向けの需要が供給を上回る状態が続いていると述べ、2026年向けのHBM(広帯域メモリ)も完売したと明かしたことも、買い安心感につながったようです
GEベルノバ<GEV>
◎2025/12/17(水)終値614.19ドル-72.03ドル
◎省電力AIチップを開発する新興企業の資金調達ニュースなどから、AI電力需要の先行き懸念が強まり、前日比-10.49%の急落となりました
◎消費電力の少ないAIチップの普及が、電力需要の伸びを鈍化させるとの警戒感が広がり、電力インフラ関連株の売り材料となったようです
◎S&P500種構成銘柄の中で最も下落率が大きく、同様にAI電力需要の恩恵を受けてきたヴィストラ<VST>-7.77%、コンステレーション・エナジー<CEG>-6.74%なども売られました
デボン・エナジー<DVN>
◎2025/12/17(水)終値36.95ドル+1.86ドル
◎原油先物相場が5営業日ぶりに反発したことを受け、エネルギー関連株に買い戻しが入り、前日比+5.3%の急反発となりました
◎トランプ大統領がベネズエラへの制裁強化を示唆し、同国からの原油供給に対する不透明感が強まったことが材料視されたようです
◎また、前日までの下落で値ごろ感が出ていたことや、売り方の買い戻しも相場を押し上げたようです
◎これにより、コノコフィリップス<COP>+4.62%、オキシデンタル・ペトロリアム<OXY>+4.39%、エクソン・モービル<XOM>+2.38%なども買われました
モデルナ<MRNA>
◎2025/12/17(水)終値30.51ドル+0.62ドル
◎バイオテクノロジー業界全体が力強い反発を見せる中、同社株も買いが優勢となり、前日比+2.07%高となりました
◎あるアナリストは、良好な臨床データや新薬の投入、前年比で2倍以上に増加したM&A(合併・買収)活動がセクターの追い風になっていると指摘しました
◎また、1月に開催される「第44回JPモルガン・ヘルスケア・カンファレンス」での講演が発表されたことも、投資家の関心を集めたようです
コムキャスト<CMCSA>
◎2025/12/17(水)終値30.32ドル+0.59ドル
◎コネチカット州でのネットワーク拡張が完了し、新たに2万2,000世帯や企業へのサービス提供が可能になったとの発表が好感され、前日比+1.98%高と3連騰しました
◎物言う株主(アクティビスト)が関心を寄せているとの観測や、オプション市場での活発な取引が続いていることも、引き続き思惑買いを誘ったようです
◎また、ケーブルテレビ事業を分社化した新会社「バーサント」の株価が堅調に推移していることも、投資家の安心感につながったようです
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