【株価が動いた理由】PayPay、オキシデンタル・ペトロリアム、ダウ、ダラー・ゼネラル、モルガン・スタンレー、インテル、アドビ、セールスフォース
目次

PayPay ADS<PAYP>

オキシデンタル・ペトロリアム<OXY>

ダウ<DOW>

ダラー・ゼネラル<DG>

モルガン・スタンレー<MS>

インテル<INTC>

アドビ<ADBE>

セールスフォース<CRM>

【株価が動いた理由】PayPay、オキシデンタル・ペトロリアム、ダウ、ダラー・ゼネラル、モルガン・スタンレー、インテル、アドビ、セールスフォース

PayPay ADS<PAYP>

◎2026/03/12(木)終値18.16ドル

◎米ナスダック市場へ新規上場し、公開価格の16ドルを大きく上回る19ドルの初値を付け、終値も公開価格比+13.5%高と堅調なデビューを飾りました

◎中東情勢の不透明感から市場全体が軟調となるなか、ユーザー数が7,300万人に及び、国内スマホ決済で圧倒的なシェアを握る収益力の高さが注目されたようです

◎2019年3月期から年平均20%を超えるペースで決済取扱高を伸ばし続けている成長性も、投資家から高く評価されたようです

◎PayPayの中山一郎社長は「成長を加速できるよう調達した資金を活用する。PayPayを人々の日常生活にさらに浸透させていきたい」と述べました

◎今後はビザ<V>との協力体制を軸に米国でのサービス展開を目指すなど、グローバルな決済プラットフォームへの進化を掲げる前向きな経営戦略が、さらなる買いを呼び込んだようです

 

オキシデンタル・ペトロリアム<OXY>

◎2026/03/12(木)終値58.41ドル+2.83ドル

◎中東情勢の緊迫に伴う原油価格の急騰を受け、出遅れていたエネルギー株に買いが入り、前日比+5.09%の大幅高となりました

◎イランの新最高指導者がホルムズ海峡の封鎖継続を表明したことで、WTI原油先物が一時1バレル97ドル台まで上昇しました

◎これまで供給途絶リスクへの懸念から原油高に比べ株価の上昇は限定的でしたが、紛争の長期化予測を背景に、原油価格との乖離を埋める動きが強まったようです

◎市場では、エネルギーインフラへの混乱が一時的ではないとの見方が広がっており、高値圏で推移する原油価格が同社の収益を押し上げるとの期待が改めて意識されたようです

◎これにより、コノコフィリップス<COP>+2.75%、シェブロン<CVX>+2.7%、フィリップス66<PSX>+2.7%、バレロ・エナジー<VLO>+2.06%、リンデ<LIN>1.83%、デボン・エナジー<DVN>1.82%、マラソン・ペトロリアム<MPC>1.46%、デューク・エナジー<DUK>1.37%、エクソン・モービル<XOM>+1.28%なども買われました

 

ダウ<DOW>

◎2026/03/12(木)終値37.58ドル+3.21ドル

◎中東のホルムズ海峡封鎖の影響で、ポリエチレンなどの化学製品価格が数カ月にわたり上昇するとの見方から、前日比+9.33%の大幅高となりました

◎世界の肥料供給量の3分の1はホルムズ海峡を通過しており、肥料成分の価格はすでに高騰しており、世界のポリエチレン供給の推定10%が打撃を受けていることから 化学株の上昇が続いています

◎また、中東原油を原料とする欧州やアジアの競合メーカーがコスト増に直面する一方、北米の安価な天然ガスを原料とするダウは輸出競争力で優位に立ち、利益が大きく拡大するとの見方が強まったようです

◎これを受け、シティグループ<C>のアナリストが、投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げ、目標株価を28ドルから40ドルに引き上げました

 

ダラー・ゼネラル<DG>

◎2026/03/12(木)終値135.95ドル-8.89ドル

◎2027年1月期今期の増収率見通しが市場予想に届かなかったことが嫌気され、前日比-6.13%安となりました

◎2025年11月-2026年1月期決算は、売上高109億1,120万ドル(前年同期比5.9%増)が市場予想108億1,000万ドルを上回り、一株当たり利益1.93ドルも市場予想1.66ドルを上回りました

◎しかし、2027年1月期来期の増収率予想3.7~4.2%の中央値が市場予想の4.2%を下回り、成長減速への警戒感が強まったようです

◎また、経営陣がガソリン価格の上昇や消費者心理の冷え込みを今後の懸念点として挙げたことも嫌気されたようです

◎2025年1月16日昨年来安値66.43ドル以降が大きく上昇していたこともあり、保守的な見通しを受けて利益確定売りが加速した面もあるようです

◎これにより、競合のダラー・ツリー<DLTR>-1.36%も売られました

 

モルガン・スタンレー<MS>

◎2026/03/12(木)終値154.37ドル-6.52ドル

◎プライベートクレジット(ノンバンク融資)ファンドで投資家からの引き出しを制限したことが判明し、前日比-4.05%安となりました

◎運営する「ノースヘイブン・プライベート・インカム・ファンド」で、発行済口数の約11%の解約請求に対し、規定の上限5%分まで償還したようです

◎高金利や信用リスク懸念から民間融資市場で解約圧力が強まっていることが嫌気されたようです

◎AI(人工知能)による構造変化に伴う融資先のデフォルト率上昇への警戒感も、売りを加速させたようです

◎また、ホルムズ海峡の封鎖継続による原油高を受け、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>-4.39%が、利下げ開始予想を6月から9月に先送りしたことも、金融株全体の重石となったようです

◎これにより、ブラックストーン<BX>-4.78%、ブラックロック<BLK>-2.97%、JPモルガン・チェース<JPM>-1.61%なども軒並み売られました

 

インテル<INTC>

◎2026/03/12(木)終値45.25ドル-2.73ドル

◎中東情勢の緊迫に伴う原油価格の急騰や、金利の高止まり懸念がハイテク株の重石となり、前日比-5.68%安となりました

◎イランによるホルムズ海峡の封鎖継続表明を受け、WTI原油先物が一時1バレル97ドル台まで急騰し、原油高に伴うインフレ長期化と利下げ開始の先送り懸念からハイテク株中心に全面安となりました

◎また、米政府による10%の株式保有に関連し、株主から「取締役会が株主の利益を十分に考慮せず、トランプ政権からの政治的圧力を避けるために合意した可能性がある」として提訴されたことも、背景のようです

◎これにより、マイクロチップ・テクノロジー<MCHP>-4.65%、ラム・リサーチ<LRCX>-4.28%、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>-3.46%、マイクロン・テクノロジー<MU>-3.18%、テスラ<TSLA>-3.14%、メタ・プラットフォームズ<META>-2.54%なども売られました

 

アドビ<ADBE>

◎2026/03/12(木)終値269.78ドル-3.93ドル

◎この日の通常取引は-1.43%安で終えましたが、取引終了後に発表した最高経営責任者(CEO)の退任発表を受けて、時間外取引で-7.79%安となりました

◎18年間にわたり同社を率い、売上高を飛躍的に成長させたシャンタヌ・ナラヤンCEOの退任が嫌気されたようです

◎AIの普及でソフトウェア事業を取り巻く環境が激変するなか、長年舵取りを担った経営トップの交代が先行きへの不透明感を強めたようです

◎2025年12月-2026年2月期決算は、売上高63億9,800万ドル(前年同期比12%増)が市場予想62億8,000万ドルを上回り、一株当たり利益6.06ドルも市場予想5.87ドルを上回りました

◎また、2026年3-5月期の一株当たり利益予想5.8~5.85ドルが市場予想5.68ドルを上回るなど、業績見通しは堅調でしたが、経営陣の刷新に対する警戒感が好材料を打ち消したようです

 

セールスフォース<CRM>

◎2026/03/12(木)終値199.28ドル+5.15ドル

◎自社株買いの原資とするため250億ドルの大規模な社債発行条件を決定し、積極的な株主還元への期待から、前日比+2.65%高となりました

◎調達した資金は2月に発表した500億ドルの自社株買いに充当する方針で、週明け16日までに大規模な買い付けを開始する予定であることも好感されたようです

◎また、財務方針の転換により格付けが「A1」から「A2」へ引き下げられ、社債への需要が他社に比べ低調だったものの、将来的な一株当たり利益の向上を狙う積極的な経営姿勢が改めて評価されたようです

 

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