三井E&S<7003>
💡株価が動いたポイント
✅2024/12/20(金)終値1,724円+120円
✅ベトナムで港湾クレーンの製造を開始すると報道され、前日比+7.48%の大幅高となりました
◎三井E&Sがベトナムで港湾クレーンの製造に乗り出すと報じられ、中国依存を避けたい企業の需要を取り込み、収益拡大が見込めるとの期待から買われたようです
◎現地企業と連帯し、2~3年以内に年に30基を供給する体制を目指しており、この取り組みにより、成長市場での競争力を強化する狙いがあるようです
◎これまで世界の港湾クレーン市場は中国企業が大部分を占め、三井E&Sは劣勢にありました
◎しかし、米国が中国に対する関税の引き上げを進めている影響で、生産拠点を東南アジアに移す動きが広がっています
◎また、セキュリティ強化の観点から中国製クレーンの排除の流れや、米国政府が港湾インフラへの200億ドル(約3兆円)以上の投資計画も、同社を後押ししたようです
◎三井E&Sは赤字続きだった造船事業から撤退し、船舶エンジンや港湾クレーンなどの機械事業に注力しており、この戦略が成果を上げつつあるようです
◎湾岸クレーン事業を含む物流システム事業の2025年3月期今期売上高は600億円(前期比26%増)が見込まれ、過去最高を更新する見通しです
◎株価は3月8日年初来高値2,898円から8月5日安値843円へ下落。この日は一時1,769円まで上昇しました
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